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更新日:2009年3月3日

流通科学大学の地域ブランドから見る産業観光学(サービス産業学部・井上芳郎教授)

クローズアップゼミ井上ゼミ

井上芳郎ゼミ アントレプレナーシップ論

アントレプレナーシップ。“起業家精神”などと訳されている言葉です。井上芳郎ゼミでは、「産業構造および流通構造の変化と地域活性化」を大きなテーマに選定し、豊岡(鞄産業)や神戸(多様な産業)、倉敷(繊維工業・産業観光)の事例を研究しながら、地場産業に必要な精神を学んでいきます。

テーマ設定の理由

わが国は戦後の高度経済成長をきっかけに経済が急速に発展し、世界でも有数の先進国に位置しています。しかし、景気の低迷や都市への人口集中などによって地域格差が広がり、地域問題が深刻化しています。また、財政破綻の危機にある地域も少なくないのです。
今日、全国どの地域でも重要なテーマとなっているこの「地域の活性化」に問題意識を持ち、提言を行いたいと考えています。

調査の枠組み

ゼミ意見交換2ゼミ意見交換1問題を発見するため、積極的に意見を出し合います。テーマ選定は適切なのか。真剣な表情で考えています。
1.問題の発見 ⇒ 2.テーマ設定 ⇒ 3.情報収集 ⇒ 4.分析・検討 ⇒ 5.まとめ

ケース1. 豊岡(鞄産業)を事例にして考える

職人芸工芸道具豊岡鞄の源流は地元の円山川に自生していたコリヤナギという植物を原料とした「柳行李(やなぎこうり)」に発します。その製品は1000年前の奈良時代に遡るのですが、昭和初期頃まで全国で大量生産・販売され、その販路に乗って新しい素材の鞄が豊岡鞄として繁栄したのです。戦後は海外から類似品が流入し、また相次ぐ円高による打撃を受けて苦境に陥り、今日なお衰退傾向にあるといえるでしょう。
統計的にみると、30年程前の1974年に豊岡鞄は製造業者222社、産地卸業者63社、材料商社99社だったが、2004年には同様に142社(36%減)、41社(約36%減)、49社(51%減)に激減し、勝ち組みと負け組みの二極分化が進んでいる状況です。
そこで、産地組合の兵庫県鞄工業組合が主体性を発揮し、組合内部の意思統一を図ったうえ、地元の豊岡市、豊岡商工会議所及び中小機構が力を合わせ豊岡鞄の地域ブランド化への取り組みがなされるようになったのです

ケース2.神戸(多様な産業)を事例にして考える

ケミカルシューズ豪華客船 飛鳥2(神戸の歴史と産業の発展)
神戸は1868年に国際貿易港として開港し、世界を代表する港に発展。
港街であることから、洋菓子、アパレル、真珠加工、ケミカルシューズなど幅広い産業が発展する土壌が築かれました。
観光面では、有馬温泉などにより相乗効果を得ているが、低迷している産業が多いことがわかりました。
1995年の阪神・淡路大震災により神戸港の機能が低下。グローバル化と円高で輸出産業が低迷。1997年、神戸港の主な施設は復活しました。 

 

 

ケース3.倉敷(繊維工業そして産業観光)を事例にして考える

 工業地帯の発達ジーンズに付加価値を(倉敷の歴史)
明治以降に繊維産業が発達。国内で初めてジーンズが量産されました。昭和30年からの工場誘致で水島臨海地帯は重化学工業地帯として脚光を浴びました。
(倉敷の現状)
繊維業を基本に重化学工業で拡大してきた街です。繊維業は現在、海外からの輸入品に圧倒されているなかで、地域としては成熟期から衰退期に移り行く段階だと考えられます。そのため、高付加価値化デニム、古くからの産業施設を活用した産業観光に力を入れる必要があると考えられます。

 

おまけ


取材を受ける井上教授
『企業未来チャレンジ21』で取材を受ける井上教授(写真左)

 

 

 

キラリと光る企業事例を映像配信する中小企業ビジネス支援サイトの『企業未来チャレンジ21』では、タレントの志垣太郎さんからインタビュー取材を受けました。(2006年3月)

※このページで使用されている画像の一部はイメージです。

流通科学大学キャラクター「りゅうか」