北村 裕美人間社会学部 人間健康学科
准教授

Professor Introduction

体と運動の仕組みの研究

研究テーマ:「運動が病気を予防・改善する仕組み」

Q.研究テーマについて教えてください

「運動が病気を予防・改善する仕組み」

概要:私は運動が病気を予防・改善する仕組みに関心があります。毎日スポーツをしていても、風邪をひいたり、下痢したりします。運動習慣がなく、活発な生活を送っていない人は、肥満症や糖尿病などの病気にかかりやすくなります。運動していても、運動していなくても病気になる。ならば、どんな運動が健康のためによい運動なのでしょうか。運動によって体の中ではどのような作用が生じ、病気を防いでいるのか研究しています。

理由:大学では「運動は健康に良いことだ。だから積極的に行うことが望ましい」と教わっていました。けれども、「スポーツ選手は一般の人より風邪をひきやすい」という研究報告を読み、運動は人にとってよいことばかりではなく、諸刃の剣なのかもしれないと興味を持ったことが、研究を始めたきっかけです。

Q.大学教員としていちばん印象に残っていることはなんですか

印象に残っていることは、本学で初めて受け持ったゼミ生と学内のチャレンジプロジェクトにエントリーして熱中症予防を目的とした活動を行ったときのことです。この活動では、打ち水イベントを開催し、打ち水効果の検証と、熱中症予防を啓発するうちわの配布を行いました。熱中症について勉強し、その予防のために行ってほしいことをイラストで示した「うちわ」を製作しました。彼らは、何をどのような表現で示すか、レイアウトはどうするかなど時間をかけて話し合いました。こうして出来上がったうちわを配布し終えた学生たちの充実した表情がとても印象に残っています。

Q.学生に望むことはなんですか

ありきたりですが、色々なこと、特に「できない」ことにチャレンジしてほしいです。人生80年時代から100年時代へと向かおうとしています。登山に例えると、20代は2~3合目といったところです。「できない」と諦めるには早すぎます。「できない」ことを認め諦めるのではなく、どうしたらできるようになるかを考え、できるようになるチャレンジしてほしい。大学で学ぶ4年間は、社会に出る前に自分にアイテムを増やすことに時間を費やしてほしい。チャレンジできたかどうかは、卒業式で4年間を振り返った時にいい大学生活だったなと思えるかに関わってくると思います。

Q.学生時代、先生の夢は何でしたか。それはかないましたか

私は夢といえるような具体的なものはなく、何か熱中できることに出会いたいという思いで進学しました。進学後、研究に魅せられて、これを続けていきたいと思うようなりました。それを夢と捉えるなら、今でも研究を続けられる環境にいますので、学生時代の夢は叶ったのかなと思います。

Q.ずっと働き続けたいと考える女性が増えています。働く女子の先輩として、女子学生にメッセージをお送りください。

私の場合、大学で学ぶ中で学んだことを活かして働きたいと考えていたところ、幸い仕事に恵まれ、今に至ります。未だ女性は男性よりも結婚・出産などで働き方の選択を迫られるように思いますが、その時々に柔軟な判断ができると希望が叶うように思います。目標となる方に出会えると進む方向がイメージできて続けやすいとも思います。どんな働き方をするかはあなたが決めることです。こうすればよいという答えがないものですから、自分が心地よい方向に進んでみてください。

About a Professor

座右の銘

焦らず、腐らず、奢らず

趣味

テニス、美味しいもの探し

お気に入りの場所

講義棟Ⅰと講義棟Ⅵの間のアプローチ。木々が季節を感じさせてくれます。特に、木の葉の緑は日が差すととてもきれいなので、いつも見上げて歩いています。