2026 大学案内
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少子高齢化によってこれからの日本は人口減少が進み、2050年には1億人を切る見通しに。また住宅や商店街では空き家が増加していて、防災、防犯、衛生、景観などに及ぼす影響が懸念されています。このゼミでは、こういった身近な都市の現状を知ることで、都市・交通・観光やその課題への関心(=心)を持ち、地域社会の実態・現象を把握する観察・分析能力(=技)を育てます。そして最終的には、より良い地域社会構築に参画し、また積極的に活躍できる意欲(=自信)、元気の持続力(=体)を修得します。植松ゼミ都市のまちづくりやエリアマネジメントを学ぶ多可町商工会からのオファーを受け、スタートした本プロジェクト。地方から都会に出ていく若者が多い中、どのような政策や取り組み、企業があれば人が帰ってくるのか。また、移住したくなるような町にするにはどうしたらいいのか。ゼミ生たちは、データの分析や問題点の抽出をしながら、「住みたい町はどんな町か」という視点で提案を考えていきました。ゼミ生たちは、多可町を訪れ「ふれあいまつり」に参加し、その後、町の自然を体感。夕食時には多可町の名物グルメ「播州百日どり」を味わいながら、地元の経営者や町職員の方々との懇談を行いました。実際に現地を訪れたことで、多可町の魅力と課題をよりリアルに感じることができたようです。そこから、課題を設定し、解決策を考え「町外に出た若者のUターン」および「町外からの若者の移住」促進のための提案を行いました。最終発表には多可町で事業を営む方々など15名が来学され真剣に耳を傾けていただきました。テーマは「キャリアの展開と社会保障」。職業人生と家族形成の2つを柱に、現代日本のキャリア(=人生)の在り方や、それを支える社会保障について考えます。その方法は、文献資料をもとに考えるだけでなく、卒業生や人生の先輩へのインタビューなどを通じて、できるだけリアルな事実を感じながら理解を深めていくもの。これらは、ゼミ生自身のキャリアを構想する上でも役立つはずです。課外活動としては、兵庫県多可町商工会との連携プロジェクトにも参加。若者のUターンや移住者を増やすための政策や取り組みについて提案しました。上瀧ゼミ兵庫県多可町商工会との連携プロジェクトで若者のUターン&移住者増を目指す多可町とのプロジェクトでは、泊まりがけで現地を訪問し、経営者の方々にヒアリング。皆さんがとても熱く多可町の未来について語られていて「上に立つ人というのはこんなにかっこいいんだ!」と感動しました。普段は話せない方とも話せるのが楽しいです。鉄道業界を目指しているので、都市開発に興味を持ちました。先生は「グランフロント大阪」の開発にも関わるなど、第一線で活躍するすごい方!市役所のまちづくり課担当の方を訪ねて課題や対策方法を聞くなど、現場で学ぶ機会が多いことも魅力です。詳しくはコチラ!本プロジェクトの詳細ゼミ生の声ゼミ生の声3年 首藤 拓斗さん 兵庫県立相生産業高等学校出身3年 水野 秀人さん 兵庫県立明石西高等学校出身フィールドワークを実施!□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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