2023大学院案内
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102021年3月修士課程修了1.進学を決めた理由2.大学院での学び内定:株式会社仙台銘板3.コロナ禍での研究4.世の中に本当に必要なものを軸に 私は青森県の出身です。地元の弘前大学在学中に「仮想通貨」に興味を持ち、研究を行いました。仮想通貨だけでなくデジタル通貨についてもっと研究したいと思うようになりました。デジタル通貨の分野では中国などが先行しています。流通科学研究科ならアジアでの現状を研究するのに恵まれた環境であること、また、著名な先生方が数多く在籍しており、ぜひ指導していただきたいと思って進学を決めました。 修士課程の2年間で、1年目は文献を中心とした研究や、2年目に向けた研究計画を立てます。大学院生研究室には、自分専用ブースがありいつでも自由に使え、大学附属図書館には専門的な資料が揃っており、研究に集中できる環境でした。ただ、私が研究対象とする仮想通貨は研究自体がまだ多くなく、文献そのものが少ないため、最新情報を得るにはWEB上の情報を集める必要があります。WEB情報を見極めるデータリテラシーも鍛えられました。 修士課程では年間10万円までの研究費助成があり、交通費や宿泊費として使えます。2年目に海外での調査を計画していましたが、コロナ禍でそれができず本当に残念です。代わりに金融庁や日銀の方にインタビューをしたり、中国・台湾・ベトナム・インドからの留学生に現状をヒアリングしたりして研究を続けることができました。留学生も在籍しているので、日常的に異文化交流できたことも貴重な経験になりました。 修士課程終了後は、保安用品のリーディングカンパニーに就職が内定しています。道路や上下水道などのインフラに関わる仕事は、不況でも、時代が変わってもなくならないと考えました。また、内定先の企業では、EC(電子商取引)事業部があり、大学院での研究テーマが役に立つ可能性もあると考えています。仮想通貨については、今後も自分の関心あるテーマとして注視していきたいと思っています。※内容は、2020年度取材時のものです。研究には「研究費助成」があります。修士課程は年間10万円を限度として助成(複数回に分けて申請可)、博士後期課程は年間20万円を限度として助成があります。大坂 高広さん「流通科学研究科で私が得たもの」研究費助成は、海外での調査の交通費・宿泊費も対象に!大学院生インタビューアジアでの研究環境が整っていると考えて入学。アジアでの研究環境が整っていると考えて入学。留学生との異文化交流で視野が広がりました。留学生との異文化交流で視野が広がりました。

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