FDに関する取り組み

FDに関する取り組み

FDとは

Fuculty Development

Fuculty Development」略して「FD」は、授業をよりよくするために大学が組織的に取り組むことを指します。

時代と社会のニーズに即した質の高い大学教育を実現していくために、流通科学大学では「全学的一斉授業公開制度」を軸として、学生による「授業評価」や研修会、教員評価制度など多くのFD活動に取り組んできました。

流通科学大学のFDへの取り組み

流通科学大学では「学生による授業改善アンケート」を1994年度から導入し、1997年度から学生による授業評価を体系化して統計処理を行い、2001年度からは「学生による授業評価」結果を教職員に公表して結果を共有するなど、継続的にFD活動を実践してきました。

また2000年から行ってきた公開授業を体系化し、2003年度後期からは「オープンクラスウィーク」制度として導入し、授業改善に大きな効果をあげています。

特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に採択

平成19年度には、流通科学大学のFDへの真摯な取り組みを評価していただき、文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」として採択されました。

全学的一斉授業公開制度(オープンクラスウィーク)

この取り組みは、すべての授業を公開して参観しあい、意見交換し、経験を蓄積して活用し、授業を改善して学習を促進しようとする制度です。各セメスター内の約3週間をオープンクラスウィーク(以下OCW)として全学的に公開授業を推奨する期間としています。
参観の申し込み・意見交換・データベース化・公開はOCWシステム(独自開発)上で行います。参観者は学んだ点と改善すべき点を入力し、公開者はそれに対してコメントを入力します。全入力内容は学内LAN上と冊子で公開しております。学んだ点と改善指摘事項を実際に授業でどう生かしたかを検証し、良い事例は工夫改善事例DBとして公開しています。
これまでに専任教員134名のほぼ全員が授業を公開・参観しました。実際の授業改善は163事例があります。
学生の授業改善アンケートの評価データを参照して参観できるなど、各種のFD取組みが総合的に機能している点が特徴です。学生の授業満足度や理解度が向上しつつあるのはこの制度の存在も大きいと考えています。

「全学的授業参観・公開制度(オープンクラスウィーク制度)とその効果」(京都大学高等教育研究第12号、2006年12月)については、下記のダウンロードボタンをクリックするとPDFファイルでダウンロードしていただけます。

ダウンロード(PDF:735KB)

成果報告書

成果報告書とはオープンクラスウィークの公開授業での成果を文書で残すもので、授業を参観した者と公開した者、双方が記入する方式となっている。

  1. 参観した者
    オープンクラスウィークの公開授業を参観して、学んだ事項や改善すべき事項を記入する(必須)。
  2. 公開した者
    参観者の記入した学んだ事項や改善すべき事項に対して、公開者としてコメントを入力することができる(必須ではない)。

閲覧はWeb上から成果報告書データベースを閲覧可能。また冊子体としても図書館で閲覧に供されている。

オープンクラス2

オープンクラス3

工夫改善データベース

授業参観で得られた成果が本当に実際の授業で役立ったもののみをデータベース化したもの。参観して自分の授業に生かせると感じた事項、公開して参観者から改善点として指摘された事項をそのままとせず、次の期の自分の授業で生かせたかどうかを調査し、データベース化している(学内公開)。

オープンクラス4

オープンクラス5

本学のオープンクラスウィーク(公開授業)の特徴

  1. 授業公開者は専任教員のみだが、参観は専任教員だけでなく非常勤講師、職員でも可能な点。
  2. 授業改善アンケート結果が学内公開されているので、それを参考にして参観できる授業を選べる点。
  3. 授業参観の成果が成果報告書として学内公開される他、その後、成果が実際に次の期の授業に役立った事例を参照できる点(工夫改善データベース)。
  4. すべてシステム化されておりWEBを通じて簡単に参観申込、成果報告書の入力、公開コメントの入力、成果報告書の閲覧ができる点。

オープンクラスウィークの導入経緯

2000年度より、各教員の意見交換等を目的として実際に開講している授業を教職員が見学することになりました。
さらに2003年度後期より、「開放授業」ならびに「オープンクラスウィーク」を新たに導入しました。これは、学生に対し一層魅力ある授業を提供するためには、ティーチング手法等について教員間で相互に学びあうことが効果的であるという観点から実施したものです。
今後は、この主旨を徹底するため、授業を「原則公開」とし、教員の学びあいのネットワークを構築するとともに授業改善に役立てることとしました。

  1. 開放授業
  • 教員の相対的な関係において、授業を開放し個々人の授業を高度化することを目的とする。
  • 参観希望者は開放者に参観希望を伝え、あるいは開放者は参観者に参観依頼を行うことによって実施する。
  1. オープンクラスウィーク
  • 教育審議会のイニシャティブのもとで授業を公開し(狭義の「公開授業」)、組織として授業を高度化することを目的とする。
  • その実践方法として、学期中に1回(年2回)、2週間程度の「オープンクラスウィーク」を設けこの間はすべての授業を公開し、誰もが自由に授業を参観できるものとする。

授業改善アンケート

本学の授業の学生満足度を調査し、授業の透明性を高め、より総合的に学生の意見を授業改善に役立てていくことを目的に授業改善アンケートを毎年2回、定期的に実施しています。

目的

  • 教員の授業改善に役立てる
  • 教室設備受講者数適正化の改善に役立てる
  • シラバス他のツールの改善に役立てる

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実施時期

前期末頃に1回、後期末頃に1回、授業改善アンケートを実施する。

方式

授業を受けている学生に授業の満足度など14設問のアンケートに答えてもらう。

アンケート(マークシート)を各期の最終授業より2〜3回前の授業内で実施する(10分程度)。

教員へのフィードバック

分析結果は詳細なデータを冊子体にして分析会社から納品され、全教員に自分の担当分野の冊子が配布される。

学生へのフィードバック

学生には全体結果を掲示する。

設問

設問内容(1.は学年、2.は学科を尋ねるもので実質14の設問から成る)

  1. 授業の目的がはっきりしていましたか
  2. 授業内容は難しかったですか
  3. 教材(教科書・配布資料等)は授業内容の理解に役立っていましたか
  4. 説明は良く聞き取れましたか
  5. 教員は授業中の私語に対して適切に対処しましたか
  6. 教員は質問しやすい雰囲気をつくりましたか
  7. シラバスは授業を受ける上で役に立ちましたか
  8. 教員はこの授業について熱心でしたか
  9. あなたはこの授業に出席しましたか(出席率)
  10. あなたはどの程度熱心に授業を受けましたか(私語や居眠り等をしませんでしたか)
  11. この授業を理解するために時間外でどの程度勉強しましたか
  12. あなたは授業内容を理解できましたか
  13. この授業は、満足できましたか

実施状況

専任教員・非常勤教員を問わず実施しており、2004年度は前期99.1%(教員数ベース)98.0%(科目ベース)、後期97.8%(教員数ベース)96.9%(科目ベース)の実施率であった。

教員評価

本学では授業改善アンケートの結果が教員評価にも一部反映されている。

課題

本取組については実施率は約100%に達しており今後は質の向上が求められている。

FD研修会

2018年度

第1回FD研修会

日時:2018年6月6日(水)16:30-18:00
テーマ:「学校現場におけるハラスメントの実情とその対策について」
講師:株式会社エデュース 芝田剛志 氏

第2回FD研修会

日時:2018年8月8日(水)16:30~18:00
テーマ:「研究における不正使用、不正行為 防止教育について」
講師:株式会社エデュース

第3回FD研修会

日時:2018年10月10日(水)16:30~18:00
テーマ:「学生の考える力、論理的思考力、想像力、コミュニケーション力を高める授業の進め方」
講師:関西大学 文学部 安藤輝次 教授

第4回FD研修会

日時:2019年1月30日(水)16:30~18:00
テーマ:「発達障害をかかえる学生への支援について」
講 師:兵庫県こども家庭センター児童虐待等対応専門アドバイザー 田中隆志 氏