特色GP採択記念シンポジウム -全学的一斉授業公開制度を軸とするFD活動-
公開日:2013年5月22日
テーマ:-授業公開とFD-全ての授業を公開した三つの大学で何が起こったのか
1.趣 旨
学士課程でも2008年度からFDが義務化されます。文部科学省の調べによればFDを実施する大学は575大学(2005年度)で、頻度が高いのは講演会の開催(359大学)ですが、教員相互の授業参観も229校で実施されており、FDの主要な取り組みの一つになっています。
今回のシンポジウムでは、全ての授業を実際に相互に公開・参観することで一定の成果をあげている3大学の事例を取り上げます。
「なぜ全ての授業を公開したのか、公開できたのか」
「どのような制度的な工夫がなされているのか」
「他のFD取組とどのように連携しているか。」
「成果は何か。今後の課題は何か」などをテーマに考えます。
実際には、「授業の全面的公開」といっても、三大学はそれぞれ異なった手法をとっていますので、大学の規模や文化に応じたさまざまな実施方法があるのではないかと思われます。
このシンポジウムにより、授業の全面的公開の成果や課題についての議論が深まり、シンポジウムに参加された皆さま方にとって、何か参考にできる点が生まれれば幸いです。
なお、第2部では流通科学大学の授業公開制度を支えているシステムについて説明します。
流通科学大学の特色GPの本年度予算の大半が、本学の独自開発システムを他大学でも汎用性が高くかつローコストで導入できるようにすることに当てられています。概要をご覧いただき、システム改良についてのご意見や導入に関する個別の相談なども受け付けています。
2.日時・場所
日 時:2007年12月22日(土) 13時~17時30分
場 所:流通科学大学講義棟6.3階教室 (神戸市西区学園西町3-1)
3.当日スケジュール
第1部
- シンポジウム(13時~16時20分)
~三つの事例報告と質疑応答・パネルディスカッション~
- 流通科学大学の事例
南木睦彦(流通科学大学商学部教授 教育高度化推進センターセンター長) - 大同工業大学の事例
酒井陽一(大同工業大学教養部教授 授業開発センターセンター長) - 鹿児島国際大学の事例
佐野正彦(鹿児島国際大学福祉社会学部教授 教育開発センター副センター長)
第2部
- 流通科学大学独自開発システム「オープンクラスウィークシステム」の説明会 (16時30分~17時30分)
- システム説明 (本学情報学部 平越裕之 教授)
- 個別相談会
開催報告
12月22日、「流通科学大学 特色GP採択記念シンポジウム~全学的一斉授業公開制度を軸とするFD活動~」を開催しました。当日は約30大学50名の大学教員が参加。大変好評で、千葉県や鹿児島県など遠方からの参加者もございました。
今回のシンポジウムでは一定の成果をあげている流通科学大学を含む3つの大学の事例を発表しました。本学の事例については、教育高度化推進センター長の南木教授から説明がありました。なぜ授業を公開したのか・公開できたのか、制度的にどのような工夫がなされているかなど、3大学のそれぞれ異なった手法について説明がありました。
また、第2部では、流通科学大学の授業公開制度を支えているシステムについて本学情報学部の平越裕之教授から説明がありました。他大学の参加者の皆さまにシステムの概要をご覧いただき、お聞きしたご意見をもとにシステムを改良し、本学独自システムとして立ち上げたシステムを他大学でも安価で導入可能なように汎用性のあるシステムに改変するように進めております。