2017年度収支決算

3学部7学科を擁する本学の資産は、基本財産・運用財産を合わせ、約360億円超の規模で、在学生はもちろんのこと、卒業生への支援も実施すべく、資金を保全し、その有効活用に努めています。

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事業活動収支計算書（2017年4月1日から2018年3月31日まで）

単位:千円(千円未満四捨五入)

事業活動収支内訳表（2017年4月1日から2018年3月31日まで）

単位:千円(千円未満四捨五入)

資金収支計算書（2017年4月1日から2018年3月31日まで）

収入の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

支出の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

資金収支内訳表（2017年4月1日から2018年3月31日まで）

収入の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

支出の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

貸借対照表（2018年3月31日）

資産の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

負債の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

純資産の部

単位:千円(千円未満四捨五入)

帰属収支・事業活動収支差額（5ヵ年推移）

事業活動収入と事業活動支出について

 事業活動収入（グラフ左側）とは、学生生徒等納付金・手数料・寄附金・補助金など当該年度の学校法人の負債とならない収入のことをいいます。したがって、借入金や前受金などの負債性のある資金は除かれます。

事業活動支出（グラフ右側）は、人件費・教育研究経費・管理経費・借入金等利息などの当該年度に発生した費用です。 事業活動収入から事業活動支出を差し引いた額が基本金組入前当年度収支差額です。

事業活動収支計算書について

事業活動収支計算書とは、企業会計における損益計算書に近いもので、当該年度の「教育活動収支」「教育活動外収支」「特別収支」ごとの事業活動収入と事業活動支出の均衡状態を明らかにするものです。

事業活動収入は、学校法人に帰属する負債とならない資金のみで構成されます。また、事業活動支出には減価償却費等も含まれます。

1.教育活動収支

1. 学生生徒等納付金 学生生徒等納付金は34億6,145万円で、事業活動収入に占める割合は84.3％となっています。
2. 手数料 手数料は5,280万円で、内訳は入学検定料が主なものです。
3.  寄附金 寄附金のうち、特別寄附金3,787万円は、RYUKA未来基金や日本私立学校振興・共済事業団の受配者指定寄附金制度を利用したものなどを受け入れたものです。 現物寄附金111万円は、教育後援会等から用品などを受け入れたものです。
4. 経常費等補助金 補助金は3億2,658万円で、私立学校経常費補助金等、国庫等からの補助を受けています。
5. 付随事業収入 付随事業収入のうち、受託研究収入は14件で570万円です。その他事業収入は1,834万円で、資格講座収入が主なものです。
6. 雑収入 雑収入のうち、教室等の貸し出しや駐車場に係る施設設備利用料は3,082万円です。その他雑収入は5,898万円で、科学研究費補助金間接経費受入や携帯電話基地局設置料、保険料収入などが主なものです。
7. 人件費 人件費は21億8,580万円で、前年比7,435万円の減となっています。前年度に退職した教職員の人件費減少等により、当期の結果となりました。
8. 教育研究経費 教育研究経費は18億4,824万円で、前年比1億8,420万円の増となっています。什器備品費、奨学費、修繕費等の増加により、この結果となりました。
9. 管理経費 管理経費は4億8,553万円で、前年比5,925万円の増となっています。これは主に、広報費と印刷製本費の増加によるものです。

2. 教育活動外収支

1. 受取利息・配当金 資産運用収入は4,371万円で、有価証券の運用収入や預金の受取利息が主なものです。

3. 特別収支

1. その他の特別収入 その他の特別収入は5,710万円で、施設設備に係る寄附金や現物寄附が主なものです。
2. 資産処分差額 資産処分差額は2,337万円で、図書の廃棄や教室改修に伴う旧備品の除却によるものです。

4. 基本金組入前当年度収支差額

基本金組入前当年度収支差額は△4億3,740万円で、前年比6,375万円の増となりました。

5. 基本金組入額、基本金取崩額

基本金組入額は13億354万円で、国際交流施設建設に係る第1号基本金の組入が主なものです。

事業活動収支内訳表について

事業活動収支内訳表は、事業活動収支計算書の決算額を、法人と設置大学に分けて表したものです。

1.事業活動収入の部

1. 寄附金 特別寄附金3,787万円は法人に、現物寄附金111万円は大学に受け入れています。
2. 受取利息・配当金 受取利息4,371万円を法人としています。
3. その他の特別収入 施設設備寄附金4,900万円は法人に、現物寄附809万円は大学に受け入れています。

資金収支計算書について

資金収支計算書とは、企業会計におけるキャッシュフロー計算書に近いもので、当該年度の全ての収入と支出を明らかにするものです。学校法人に帰属しない預り金や借入金などの全ての収入、支出が含まれます。

1. 収入の部

1. その他の収入 その他の収入は、60億9,851万円となりました。主な内容は、有価証券の償還、預り金の受入等です。 2016年度より周辺団体（科研費、教育後援会、同窓会）の資金につき預り金処理（オンバランス処理）を行っています。

2. 支出の部

1. 資産運用支出 資産運用支出は35億2,634万円となりました。これは主に、預金を特定資産に振り替えたことによるものです。

資金収支内訳表について

資金収支内訳表は、資金収支計算書の決算額を、法人と設置大学に分けて表したものです。

貸借対照表について

1.  資産の部

1. 固定資産 有形固定資産の増加は国際交流施設建設に係る建物等の増、特定資産の減少は第2号基本金引当資産の減少に伴うものです。
2. 流動資産 流動資産の減少は、国際交流施設建設投資による現金預金の減少に伴うものです。

2. 負債の部

1. 固定負債 固定負債の減少は、退職給与引当金の減少によるものです。
2. 流動負債 流動負債の増加は、未払金の増加に伴うものです。

3. 純資産の部

1. 基本金 国際交流施設完成に伴い、第2号基本金全額を第1号基本金に振り替えました。