学長挨拶
最終更新日:2024年4月1日
公開日:2024年4月1日
かけがえのない出会いを流通科学大学で
流通科学大学
学長 清水 信年
大学とは、学生にとってどのような場所なのか。それは未知の出会いを得ることができる場所、ということではないでしょうか。高校までにはなかった科目や学問分野との出会い。自分とは異なる価値観を持つ人々との出会い。気づいていなかった社会の問題との出会い。そして、今まで知らなかった自分自身との出会い。こうした出会いに一度でも多くめぐりあうことこそが、人生の中での貴重な時間を大学生として過ごすことの価値だ、と私は考えます。
流通科学大学には、そんな出会いの機会があふれています。講義の中でそれぞれの学問分野におけるユニークな知見を学ぶことはもちろんですが、単に本や資料の中に収められた情報に触れるだけなのではありません。さまざまな領域の企業家や専門家が教室に登壇し、最先端の考え方や熱い思いに学生が触れる機会も多くあります。講義以外にも、仲間たちと何かの課題解決に取り組み多様な考え方の人びとと議論する、ということに何度も挑戦できる機会があります。キャンパスの外に飛び出して、大学で自分が学んだことを活かして新たな目標に向かう一歩を後押しするような支援制度も用意されています。
こうしたことを通じて新たな出会いを多く得ることは、学生自身の成長につながるのはもちろんのこと、出会った相手にも多くの気づきや刺激をもたらします。そんな出会いがたくさん生まれると、社会も少しずつ変わっていくはずです。自分自身で周囲の世界を変えることができるのだ、ということを何度も実感するチャンスがあるのが大学生活である、と私は思います。
流通科学大学は、マーケティングと流通について科学的なアプローチで学ぶ大学です。どちらも企業活動に関連する分野ですが、ひとことで表すと「良い出会いを実現する」ための取り組みです。マーケティングは、顧客や取引先の期待やニーズに沿った商品・サービスを考え提案する活動です。流通は、そうして実現した価値ある商品・サービスを実際にその相手に届ける活動です。これらがうまく実現することで、企業は顧客や取引先との良い出会いを得ることができます。そうしたマーケティングや流通の分野における知見は、企業活動だけでなくわれわれ個人にも応用できます。本学の学生には、ぜひ大学で学んだことを自分自身の生き方にも用いて、素晴らしい出会いにあふれる時間を過ごしてもらえればと願っています。