流通科学大学附属図書館図書管理に関する方針

流通科学大学附属図書館図書管理に関する方針

最終更新日:2020年8月18日

公開日:2020年6月25日

目的

この方針は、流通科学大学附属図書館規程第2条に基づき、図書管理を円滑に行うために必要な事項を定める。

図書の区分

流通科学大学附属図書館利用規程第6条に定める。

図書管理

  1. 図書管理とは、図書の収集(図書の選択、発注、受入)と管理(登録、整理、保管、点検、除籍・廃棄)をいう。
  2. 図書管理の責任者は図書館長とし、図書館事務長が実務を担う。
  3. 図書館長は、図書管理に関する規則等を決定するため、図書館・紀要委員会の意見を徴することができる。
  4. 貴重図書の管理は別途定める。

図書管理の基本方針

  1. 図書館は、図書の収集と管理を通じて、建学の理念、学部・研究科のディプロマポリシーの実現に寄与する。
  2. 図書の収集にあたっては、図書館の自由に関する宣言を遵守する。
  3. 図書を通じて学生の様々な気づきを促し、人格形成と教養を高めることに寄与する。
  4. 実学を標榜し社会に開かれた大学の図書館として、図書の収集と管理にあたっては利用者の要求、関心及び社会的な情勢を反映させ、適宜図書の点検、評価、更新を行う。
  5. 大学資産の適切な管理という観点から、図書館が収書する図書は全て固定資産計上し、その全数点検を毎会計年度ごとに実施する。
  6. 利用者の快適な環境保持に努める。
  7. 図書館は、来館者数、貸出冊数、購入図書回転率等の客観的な統計データの分析を通じ、図書管理の基本方針、収書方針及び図書館が行う諸施策の適切性を自ら点検・評価する。

収書方針

  1. 学部・学科・コース、研究科の教育に関連する学術図書を積極的に収集する。
  2. 学部・学科・コース教育に関連する一般図書を積極的に収集する。
  3. 本学の教養教育に必要な分野の学術図書及び一般図書を厳選して収集する。
  4. 分野別の図書収集の詳細については、別に定める。
  5. 古書の収集については、別に定める。
  6. 図書の寄贈については、別に定める。
  7. 雑誌の収集は、学術雑誌を中心としつつ、図書管理の基本方針に適う一般雑誌も積極的に収集する。
  8. 雑誌の収集と中止及び廃棄は、必要に応じて本学の教職員及び学生の要望を徴した上で、図書館・紀要委員会が決定する。
  9. 参考図書は、本学の教育に関連する分野の参考図書を厳選して収集する。
  10. 視聴覚資料は、学術的、教養的な資料を中心に収集する。また、映像資料は、原則として著作権処理済みの資料を収集する。
  11. 外部データベースの導入を積極的に図ることで、図書及び図書資料費の削減を図る。
  12. 原則として過去除籍をした図書は再収集しない。但し、利用頻度の高い図書が汚損のため除籍となった場合を除く。

選書

  1. 学部は、学部の教育に必要な学術図書及び一般図書を厳選して図書館・紀要委員会に推薦できる。図書館・紀要委員会は、図書の収集方針に照らし、推薦された図書の収集を決定する。
  2. 教務委員会は、本学の教養教育に必要な学術図書及び一般図書を厳選して図書館・紀要委員会に推薦できる。図書館・紀要委員会は、図書の収集方針に照らし、推薦された図書の収集を決定する。
  3. 本学の専任教員は、建学の理念や育てたい人材像、ディプロマポリシー等に照らし、学生の学修及び成長に有益であると考える学術図書、一般図書及び視聴覚資料を厳選して図書館・紀要委員会に推薦できる。図書館・紀要委員会は、図書の収集方針に照らし、推薦された図書等の収集を決定する。
  4. 研究演習担当教員は、研究演習の目的に資する学術図書、一般図書及び図書資料を厳選して図書館・紀要委員会に推薦できる。図書館・紀要委員会は、図書の収集方針に照らし、推薦された図書の収集を決定する。
  5. 図書館職員は、図書管理の基本方針及び図書の収集方針に照らし、また利用動向や分野別の構成を考慮しつつ、利用者に有益な一般図書の選書を行う。また、シラバス、書誌年鑑、他大学等で収集されている図書リストなどをもとに、収書方針に照らし、必要と判断する学術図書を選書する。
  6. 本学の教職員及び学生は、収集したい一般図書を選定し推薦できる。図書館事務長は図書の収集方針に照らし、推薦された図書の収集を決定する。
  7. 学部、研究科、教務委員会から推薦された学術図書が教科書に指定されている場合、原則としてその間、当該学術図書を禁帯出とする。
  8. 推薦図書が既に収集されている場合、一部例外を除き原則として重複収集をしない。例外は別途定める。

図書の登録・整理・保管

  1. 収集した図書は、学校法人中内学園経理規則第37条の定めるところにより、逐次刊行物及び取得価格20万円未満の視聴覚資料を除き、これを固定資産に計上する。但し、本学教員が研究費で購入した図書を除く。
  2. 固定資産として計上する図書は、所定の登録印を押印し、登録番号を付して原簿に登録する。但し、資料の形態によっては、所定のラベル等をもって登録印に代えることができる。
  3. 固定資産として計上する図書は、目録の作成、請求記号の付与及び装備を行う。
  4. 固定資産として計上しない図書は、必要に応じて目録の作成、請求記号の付与及び装備を行う。
  5. 図書は、所定の場所に保管する。

図書の点検

  1. 図書館は、固定資産として計上した全ての図書について、毎会計年度ごとに点検(以下「蔵書点検」という)を行う。
  2. 蔵書点検の計画は、毎会計年度ごとに図書館長が定める。
  3. 蔵書点検実施にあたり、図書館は蔵書計画のマニュアルの整備を行う。
  4. 図書館長は、蔵書点検の結果報告を毎会計年度末までに学長に対して行う。
  5. 蔵書点検の結果、亡失となった図書で翌年度の蔵書点検でも判明しなかった場合は除籍する。

図書の除籍方針

  1. 学術図書の除籍は、利用頻度、利用価値等を考慮した上で対象図書を厳選し、図書館・紀要委員会の議を経て図書館長が決定する。その際、図書館・紀要委員会は専門教員から事前に意見を徴することができる。
  2. 一般図書は、図書管理の基本方針に照らし、原則として10年間(陳腐化が激しい分野は5年以内)の利用状況を考慮し、新しい一般図書に入れ替えるために積極的に除籍を行う。
  3. 重複図書は学術図書、一般図書とも例外を除き除籍する。
  4. 汚損等で閲覧に耐えられない状態の図書を積極的に除籍する。対象が学術図書の場合は図書館・紀要委員会の議を経る。
  5. 学術図書は、改訂版等を配架した時点で、直前の版のみを保管し、それ以前の版を除籍する。一般図書は、改訂版等を配架した時点で旧版を除籍する。但し対象図書がゼミ用図書の場合は事前に担当教員の了解を得る。
  6. 雑誌、白書等の図書資料の保管期間及び廃棄は図書館・紀要委員会が教員の意見を徴した上で個別に定める。
  7. その他、必要な除籍基準は、図書館・紀要委員会の議を経て図書館長が別途定める。
  8. 除籍予算は、年度ごとに理事会が決定する。
  9. 除籍により固定資産計上した図書を処分する場合は、学校法人中内学園経理規則第45条に基づいてこれを行う。
  10. 除籍した図書は、希望する学生等に図書館が定める期間、無償で譲渡することができる。
  11. 除籍図書の譲渡に伴い、募金の申し出があった場合は雑収入として受け入れる。

弁償

図書の管理者及び利用者は故意または重大な過失により図書に損害を与えた場合は、図書館長は、その損害の全部または一部を弁償させることができる。

内規の改廃

この内規を改廃する場合、図書館長は事前に図書館・紀要委員会の意見を徴する。


  • 附則
    この内規は、2018年4月1日から施行する。
  • 附則
    この内規は、2020年4月1日から施行する。

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