“プロに学ぶ”特別講義「プロデュース論」 2019年5月9日
公開日:2019年5月14日
~98%の「準備」が成功のカギ!常に臆病であれ!!~
各メディアの最前線で活躍されているプロフェッショナルの方々にご登壇いただく特別講義「プロデュース論」。
讀賣テレビ放送(株)解説委員 高岡達之氏をお招きし、“プロデュース力向上”について、熱く語っていただきました。
人生のほとんどは“LIVE”であり“説得”である
日常の中には、“面接で採用してもらう” “お客さんに商品を購入してもらう” “好きな人に振り向いてもらう”など、「相手を説得する(=プロデュースする)」場面があふれており、それは録画ではなく「LIVE」で起こっているため取り消すことができない。人生のほとんどはその積み重ねであり、生きていること自体が「LIVE」である。
日々起こりうる“説得”を成功させられるかは才能や勇気ではなく、98%が「準備」で、残りの2%が「誇り・技術・運」である。
臆病で小心な人ほど、失敗しないためにあらゆることを想定し、それに対しての準備を怠らない――。
成功するために「みんな臆病であること」と力強くメッセージをいただきました。
今日から実践できる!プロデュース力向上“6つのポイント”
- 相手に「へぇ~!!」と言わせる内容をプラス
思わずへぇ~と言ってしまう内容は、相手の心に残る。ただし、正しい情報か見極めたうえで伝える。 - 伝えたいことを「ひとこと言う」
「ひとことで言えば○○」「例えば○○」「つまりは○○」など、伝えたいことを簡潔にすることで説得力アップ。 - 「あたりまえのことは言わない」差別化することが大事!
しかし、差別化をすることにとらわれて、本質を見失っている意見は相手との距離が離れる。 - 「絵が見える」内容・言葉で伝える
いくら難しい言葉を並べても、相手に映像が浮かばない内容は理解されない。想像できる言葉に置き換えて伝えるだけでぐっと距離が近くなる。 - 「なぜ?」「そもそも??」を考える
なぜそうなったのか?そもそも何だったのか??・・・結果だけではなく本質を理解することで、物事の見え方が変わる。 - 「1日1回コンビニ」に行く
例えば、「梅干しのおにぎりの値段が上がった」=「豪雨で梅干しの収穫量が減った」という裏の事情がある。コンビニで起こっていることの理由を探ることで、世の中の動きがわかる。
特別講義を終えて――学生が感じたこと
- 「いろいろな言葉で言い換えてみる」ということを、今後意識的に行っていきたいと思いました。現在、就活中なので自身のプロデュースにも生かすことができ、社会人になっても絶対に役立つことだと感じました。
- 「専門的なことを日常的な表現に言い換えることで、相手に分かりやすく伝わる」という話が印象に残りました。これはすぐに始められることなので、自分も少しずつ実践していきたいと思いました。
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