見方が変わる。世界が広がる! –気づきのフィールド演習−

見方が変わる。世界が広がる! –気づきのフィールド演習−

公開日:2019年7月10日

フィールドワーク

新入生を対象に6日間にわたって行われた「気づきのフィールドワーク演習」。学部・学科を越えて仲間とチームを作り、アウトレットパークやイオンモールなどの商業施設でフィールドワーク(現地調査)を行い、調査結果を発表します。
この演習で学生たちが鍛えるのは「気づき力」。これまで当たり前に思っていたことを、新しい視点でとらえ、可能性を発見する力。企画力や発想力につながるのはもちろん、夢を見つけ、かなえるためにも、欠かせない力です。

学びや仕事に欠かせないフィールドワークとは?

調査する現場に入り込み、多様な視点から観察して得た「気づき」を、研究や仕事に活かすフィールドワークは、大学での研究をはじめ、企画やマーケティングなどの仕事でも使われている方法です。
学生たちは、チームごとに神戸近郊の7つの商業施設から調査場所を選び、何を調査するか目的を決め、情報収集など準備を重ねて調査に臨みました。

いつものショッピングモールで、学生たちが発見したものは?

フィールドワーク

現地調査では、目的と仮説をもとに現場の施設で詳細な観察と記録を行い、その後すべてのチームがそれぞれの「気づき」を、ポスターを使って簡潔でわかりやすい表現で発表しました。

  • 「フードコートの快適さ」
    普段何気なく利用しているフードコートを、店舗のレイアウトや店員さんの動きなどに注目して観察。調理の様子を見せてお客さまを楽しませる、お待たせしないよう注文・受取・会計の場所の配置を工夫するなど、快適さや利用しやすさを支える仕組みについての発見がありました。
  • 「キッズスペースの利用客数の差」
    キッズスペースを利用する子ども連れの利用者の視点から、ショッピングモールの利便性や魅力を調査。キッズスペースの利便性による集客効果、お子さんの姿が多いことで、安心・安全な施設という印象を与えるなど、多様な利用者へ向けた店舗づくりの利点に気づきました。
  • 「カフェとスイーツ店の戦略」
    カフェとスイーツ店の店舗や販売戦略の違いに注目。両店とも季節限定商品が目立ちましたが、スイーツ店は商品・店舗ともに高級感があり外から商品が見える明るい雰囲気、カフェでは落ち着いてゆっくりできる内装でひかえめな照明という違いがあり、利用者の好みや利用法に応じたイメージ戦略があることに気づきました。

これまで意識しなかったショッピングモールの工夫や戦略を発見した学生たち。でも学んだのはそれだけではありません。興味や個性が違う仲間とのチームワークで、調査の準備、実行、発表までを行い、チームの中での役割、コミュニケーションの方法、自分とは違う視点や意見など、自分や仲間についてもたくさんの「気づき」がありました。これからの大学生活で、さらに多くのことに「気づき」自分自身の可能性を広げる予行演習にもなったようです。

フィールドワーク

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