留学生に向けたキャリア教育科目で、企業の“リアルな声”に触れる
公開日:2025年6月3日
多くの留学生が学ぶ流通科学大学では、日本企業への就職を支援するためのキャリア教育科目を展開しています。その一環として、6月2日(月)の講義では、パナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社より山中慎一氏、辻崇雄氏を講師にお迎えし、2つの授業で実践的な学びを提供しました。
【ビジネス日本語Ⅰ】
就職活動や仕事の現場に直結する日本語力と姿勢を学ぶ
この授業では、就職活動や入社後に必要とされるビジネス日本語やコミュニケーション力を身につけることを目的としています。
当日は「日本企業が留学生に求める人物像」をテーマに、両講師の経験を交えてリアルなお話を伺いました。
講義では、「自分の強みや弱みを理解すること」「企業研究をしっかり行ったうえで応募すること」「“やりたいこと・できること・任されること”のバランスを見極めること」といった、就職活動において大切な視点が紹介されました。学生たちはメモを取りながら真剣な表情で耳を傾けており、企業で働くイメージをより現実的に捉えることができたようです。
【キャリア実践論】
“働くうえで大切にしたい価値観”を明らかにする7つの質問と対話
同日開講されたもうひとつの授業「キャリア実践論」では、「キャリア・アンカー(働くうえで譲れない価値観)」をテーマに講義を実施しました。
授業前半では、講師のお二人に「キャリア・アンカーを明らかにする7つの質問」に答えていただきながら、これまでのご自身のキャリアを振り返っていただきました。「転職やキャリアチェンジの理由」「会社を選択した基準」など、講師の率直な言葉に、学生たちは深く共感した様子でした。
後半は学生たちによるグループワーク。「企業人に聞いてみたいこと」をテーマに質問を考え、企業選びや将来の働き方について対話を重ね、学生にとって実社会のリアルと向き合う貴重な時間となりました。
本学では今後も、企業の現場とつながるキャリア教育の場を充実させ、留学生のキャリア形成をサポートしていきます。