新聞記者から学ぶ“聞く力” 公務員特別演習Ⅰで特別講義
公開日:2025年10月2日
9月25日(木)、「公務員特別演習Ⅰ」にて神戸新聞社 三好正文氏をお招きし、「インタビューしよう 〜成功させるためのコツやノウハウ〜」を実施しました。
本学の授業「公務員特別演習Ⅰ」では、公務員として求められる力のひとつである「聞く力」を磨くことを重視しています。
講義では、新聞記者としての豊富なご経験をもとに、取材に必要な準備や質問の工夫、相手に敬意をもって話を引き出す姿勢について具体的にご紹介いただきました。

講義のポイント
- 事前準備の重要性
5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)に加え、which や how much など具体的な質問を意識する。 - 段取りを決めすぎない
質問は「3つの柱」に絞り、相手の話の流れに合わせて柔軟に対応する。 - 相手の心を開く姿勢
相手のリズムにあわせる、あいづちや共感を大切にする、知ったかぶりをせず素朴な疑問を大事にする。 - 深みのある質問
具体例や比較、変化を引き出すことで、記事やレポートに厚みが生まれる。
公務員の仕事に生きる実践的体験
学生たちは実際の新聞記事案をもとに演習を行いながら、情報をどう聞き出し整理するかを体験的に学びました。さらに、実際に学生がカメラマン役となり、写真撮影のポイントを学ぶなど、広報の実践的な視点にも触れることができました。

今回の講義を通して、学生たちは「公務員に求められる傾聴力」や「伝える力」の重要性を改めて実感していました。公務員の仕事は多岐にわたるからこそ、こうした学びが今後の成長につながる貴重な機会となりました。