福田ゼミに所属する留学生が『日本感情心理学会』の年次大会で卒業研究をポスター発表
公開日:2025年11月7日

人間社会学部心理社会学科・福田哲也准教授のゼミに所属する4年生1名が、『日本感情心理学会第33回大会』でポスター発表を行いました。
日本感情心理学会は、感情研究に感心を持つ研究者が広く集う集会として、1992年に設立。以来、心理学領域の研究者をはじめ、広く関連分野の方々とともに活発な研究活動を展開するとともに、1993年からは毎年、年次大会も開催しています。
『日本感情心理学会』の年次大会で卒業研究を発表
感情心理学・社会心理学・パーソナリティ心理学を中心に議論・研究を行っている福田ゼミ。心理学の学術大会へも積極的に参加し、希望する学生は大会での研究発表を行っています。今年度は、10月25日(土)~26日(日)に栃木県宇都宮市にて開催された『日本感情心理学会第33回大会』に、ゼミ生が参加。卒業研究の一部を発表しました。
デュアルディグリー制度で入学した3年次から心理学を本格研究
今回発表に臨んだゼミ生は、3年次に中国の天津商業大学よりデュアルディグリー制度を用いて入学。同年4月から、本格的に心理学を学びはじめ、ときを同じくして卒業研究の準備も開始しました。先行研究の調査や精読を行い、「どうすれば自身の知りたいことを明らかにできるのか?」を考えながら、研究計画を作成・立案。日本語と中国語の対応関係・等価性なども考えながら調査票を作成し、両国での調査も実施。データを解析し、得られた結果を考察しました。

発表を通して来場者と活発なディスカッション
当日は、自身が行ったこと・研究から明らかになったことをまとめたポスターを掲示。来場した他大学の教員や大学院生に研究内容を説明するとともに質問にも回答しました。一方、他の発表者の発表を聴き、研究結果ややり方、発表方法などを学んだゼミ生。多くの方々に自身の発表を聴いてもらうとともに、質疑応答を通して活発な議論を交わすことができました。
今回の学びを生かし、来年からは大学院で研究
発表を行ったゼミ生は、来年4月から心理学領域で他大学大学院へ進学。今回、発表の場での来場者からのコメントや質疑の内容、学会で得た知識を卒業論文の執筆や今後の研究に生かしていきます。
| 発表題目 | 日本人と中国人の対人葛藤方略の特徴―Big Five パーソナリティおよび協調的幸福感との関連から― |
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| 発表者 | 林 語萱・福田哲也 |









