アメリカ・ポートランドで約1カ月の語学研修を体験
公開日:2025年11月20日
人間社会学部1年・李振湧さんが語る、「海外で見つけた自分らしさ」
流通科学大学では、学生たちが海外での学びを通して視野を広げ、自分の可能性を見つけられるよう、多彩な国際プログラムを展開しています。

そのひとつが、夏季・春季休暇を利用して行われる『海外語学研修』です。
2025年度のプログラムでは、人間社会学部人間健康学科1年の李振湧(り・しんよう)さんが、アメリカ・ポートランドで約1か月の研修に参加。帰国後、これから留学を目指す後輩たちに向けて、自身の体験を語りました。
「もっとリラックスして」― 異文化のなかで気づいた“生き方のペース”
留学当初は、母語が通じない環境や生活リズムの違いに戸惑ったという李さん。
「ようやく慣れてきた」と思った頃、ホストファザーからかけられた言葉が「もっとリラックスして」でした。
最初は意外に感じたそうですが、日本に帰ってからその意味を理解したといいます。
「日本での生活は、いつもどこか急いでいて“走っている”ような感覚でした。ポートランドでは、ゆったりとした時間の流れの中で、自分のペースで生きることの大切さに気づきました。」
環境が変われば、暮らしのテンポも、人との関わり方も変わる。
李さんにとって今回の留学は、日本で過ごすだけでは得られない気づきを得る経験となりました。

留学は「親の夢」から始まった挑戦
海外研修に参加したきっかけを尋ねると、李さんは「親の夢だった」と話します。
「世界で活躍する人になってほしい」という両親の想いを胸に、日本留学、そしてアメリカ留学を実現させました。
また、「指導に当たってくれた山本勝巳先生が“きっといい経験になるから大丈夫”と背中を押してくれたことが大きかったです。その言葉があったから、思いきって挑戦できました。」と周囲の後押しに感謝する場面も。

後輩たちへ ― 「とにかく話して、挑戦してほしい」
留学を終えた今、李さんは「とにかく話すことが大事」と語ります。
「海外では、話しかければ相手が必ず反応してくれる。会話のなかでたくさんの考え方や価値観に出会えます。人生で一度きりの経験になるので、迷っているならぜひ挑戦してほしいです。」
今後の目標は、留学中に出会った日本人の友人たちを訪ねて全国を旅すること。
「出会った仲間とのつながりを大切にしながら、自分のペースで学び続けていきたい」と笑顔で語ってくれました。
学びの舞台は世界へ ― 流通科学大学の国際教育プログラム
流通科学大学では、学生一人ひとりの興味や目標に応じて、海外語学研修や留学支援プログラムを展開しています。
異文化のなかで学び、考え、行動する経験を通して、グローバルな視点と主体的に生きる力を育んでいます。








