ビジネスプラン実践プログラム 2025 【流科大版 マネーの虎】
現役経営者を前に学生3チームがビジネスプランをプレゼンテーション!
公開日:2025年12月15日

12月3日(水)、『ビジネスプラン実践プログラム』の受講生を対象とした【流科大版 マネーの虎】を実施しました。
アイデアを実社会で通用するビジネスプランに
今秋からスタートした『ビジネスプラン実践プログラム』。
学生一人ひとりが、自らの発想を形にし実社会で通用するビジネスプランを創り上げることを目指す“実践型”のプログラムです。【流科大版 マネーの虎(※)】にてビジネスプランを現役経営者にプレゼンテーション。直接アドバイスや評価を受けながら、学生ベンチャーとして起業の実現を目指すものです。また、ビジネスアイデアや事業計画が認められたチームには、事業立ち上げに向けた準備・調査費用の一部が助成されます。
(※)「マネーの虎」とは、起業を目指す者が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員が出資の可否を決定するという内容で放送されていたテレビ番組
7名の審査員を前に緊張のプレゼンテーション
起業への思いを胸に集まった学生たちは、10月から講義と実践を繰り返しながら、アイデアをビジネスプランへと創り上げてきました。第4回で【流科大版 マネーの虎】へ出場チームを決める選考会を行い、全7チームのなかから3チームが決定。そしてこの日、さまざまな企業の経営者の方々に本学の中内潤理事長を含めた計7名の審査員に向け、最終プレゼンテーションを行いました。
自身の経験を原点にビジネスプランを構築した3チーム


まずトップバッターとして登壇したのは、柳田興輝さん(商学部経営学科3年)。アルバイトにおける事業者と学生のミスマッチを解消し長期雇用を実現する大学生専用アプリ『デモワーカー』を提案しました。続いて、1年生での挑戦となるイ マデ レオネル リッチー ウィジャヤさんとハウン ルンさん(ともに商学部マーケティング学科1年)は、大きめの体型の方がおしゃれを楽しめるようにと『FitMe』というECサイトについてプレゼン。
そして、最後の登壇者となった黒田貴哉さん(商学部経営学科3年)は、『大学生専用マッチングアプリ』を提案しました。大学生活で不要になった教科書や洋服などを必要としている人に届けることができ、かつその売買を通して交友関係を広げることができる、というものです。3チームとも、自身の体験を原点にビジネスプランを構築してきました。
その表情から強い緊張が見えた学生たち。そのなかでもみな、しっかりと前を向き、審査員の方々を見据えながら、解決したい課題や事業に込めた思い、将来のビジョンを熱く語っていました。
経営者ならではの鋭い視点でプランを評価
各チームのプレゼンテーション後には、審査員からの講評が。どのチームに対しても、目の付け所を高く評価する一方、プロダクトや販売方法、資金計画については、厳しい指摘もありました。ただ、指摘するだけでなく、より実現性の高い事業にするためのターゲティングやプロダクトへのプラスαのアイデアなど、経営者ならではのさまざまなアドバイスも。そうした言葉一つひとつが現状の事業プランの課題を明確にする貴重な気づきとなったようで、学生たちは一様に真剣な眼差しで耳を傾けていました。

助成金を獲得した学生は、実現に向けての一歩を
今回プレゼンテーションに挑んだ3チームのなかで、『大学生専用マッチングアプリ』を提案した黒田さんが助成金の獲得候補者となりました。「【流科大版 マネーの虎】に出るために流科大を選んだ」という黒田さんは、結果に喜びもひとしおの様子。この資金を活用し、早々に準備をスタートできるよう、自分のなかで温めてきた想いをカタチにすべく、実装に向けて歩みを進めていきます。
一方、今回は助成金獲得候補に至らなかった2チームも、次のチャンスに向けてリスタート。この日のアドバイスを踏まえて、再度プランを練り直し、自身の事業実現に向けて取り組みを続けていきます。
【流科大版 マネーの虎】で学生たちが得るもの
授業やゼミ活動を通して、人前でプレゼンテーションすることはあっても、実際の経営者の方々に向けて自身のビジネスプランを提案するという経験は、そうあるものではありません。自身のアイデアがどこまで通用するのか。その想いや情熱にどれだけの共感や応援を集められるか。【流科大版 マネーの虎】は、参加する学生たちにとって、事業実現はもちろん、“今”の自分やビジネスプランの可能性を図る、とても貴重な機会であり経験の場となっています。
【流科大版 マネーの虎】には、これまでにも多くの学生が参加。カフェ経営やイチゴの生産・販売、運送業など、さまざまな業界で起業し、活躍している卒業生がいます。










