アイシャドーの色が印象形成に与える影響は？ 『心理学実験演習』で印象評価測定を実施
公開日：2025年12月17日
人間社会学部心理社会学科の【心理コース】では、人の心理や行動を科学的に理解し、ビジネスや生活のあらゆる場面で適切に対応できる知識と能力を習得できるよう、さまざまな授業を展開。
そのひとつに『心理学実験演習』があります。
実験・観察・調査とレポート作成を学ぶ『心理学実験演習』
観察、実験、調査、面接から得られたデータを分析することによって、人間の心理・行動の理解を目指す心理学。本授業では、実際に実験、観察、調査を行い、それらの報告書である心理学の実験レポート作成を学びます。
『印象評価測定』調査：「化粧」の変化が人の印象形成に与える影響とは？
12月12日(金)に行われた講義では、「化粧と印象の関係」をテーマに『印象評価測定』調査を実施。アイシャドーの色が印象形成に与える影響について調べました。
まず、「人の印象は、服装、髪型、化粧で変化する」ということを、いくつかの写真を見ながら体感。続いて、「化粧」の変化によって与える印象、なかでも「アイシャドー」に焦点を当て、人の印象形成に与える影響について調べていきました。色と印象の関係性、色が与える印象の違い、などを文献を通して学び、そこから仮説を立て、印象を測定するためのアンケートをGoogle formで作成することに。
作成後は、自分以外の人が作成したformのQRコードを読み込み、実際にアンケートに回答。その後、集まったアンケートのデータを分析していきました。
本年度も『認定心理士』電子申請説明会を1月に実施
本授業は、『認定心理士』資格取得において必修科目となっています。
『認定心理士』とは、「心理学の専門家として仕事をするために必要な基礎学力と技能を修得している」と、公益社団法人日本心理学会に認定された人のこと。資格認定に必要な科目を修得したうえで、必要情報と書類を申請。大学卒業後の審査に合格すると、資格を取得することができます。
本学では、資格取得を目指す4年生を対象に『認定心理士電子申請説明会』を毎年度1月に実施。卒業後を見据えたサポートを行っています。
心理社会学科では「心理と行動」「社会の仕組み」両面からの学びを
人は、社会の仕組みを作る・変えるなど社会に影響を与えます。一方、社会もまた私たち人に影響を与えます。心理社会学科では、それぞれに関わる多様な課題を解き明かし、解決へ導くための思考力・実行力を得ることを目的に学びを深めます。
そのため、同学科には、【心理コース】と【社会文化コース】の2コースを設置。【心理コース】では「人々の心理と行動」を、【社会文化コース】では「社会の仕組み」を、それぞれ起点に人と社会の理解を目指していきます。
