商業施設を「地域の共創拠点へ」今年度初の『神戸のまちの魅力を考える会』開催
公開日:2026年6月1日

5月21日(木)、こうべまちづくり会館において、今年度初となる第22回『神戸のまちの魅力を考える会』が開催されました。
同会は、大学教員や地域関係者がともに神戸のまちの魅力を考え、まちの価値向上を目指し話し合う場として、2024年度よりスタート。本学教員の有志が世話人となって運営しています。
この日は、商学部マーケティング学科・長坂泰之教授がコーディネーターを担当。東急不動産SCマネジメント株式会社の冨永剛氏を講師に迎え、「まちのなかでの商業施設の役割とは何か」や「100年後のまちにとって、商業施設は今何をすべきか」をテーマに議論を深めました。

地域との対話から生まれた新たな価値
講演では、同社が関西圏で展開するショッピングセンター「キューズモール」を拠点とした地域連携活動「ギャザリング」を中心に紹介。子育て、健康、安心・安全、夢の4つの領域を軸に、子育てマルシェや不登校の子どもの職業体験、防災とアートを組み合わせた企画など、さまざまな実践が報告されました。
これらの取り組みは、地域の方々との対話を出発点にしている点が特徴で、その想いや課題を丁寧にくみ取り企画に反映することで、商業施設を単なる買い物の場にとどめず、地域交流と共創の場へと広げています。
企業と地域のはざまでの葛藤
一方で、活動の属人化や事業性との両立といった課題も示されました。冨永氏は、「会社としての役割」と「個人の想い」との間で揺れ動く葛藤にも触れ、地域との関わりが自身の生き方そのものを問い直す機会になっていると語りました。
社会的価値と経済的価値をどう結びつけていくのかという問いは、参加者にとっても重要な示唆となりました。
次回は6月17日(火)開催予定
同会では、商業だけでないまちの魅力を皆さまとともに考えながら、商業エリアを含むまちの価値の向上につながればとさまざまな企画をしています。また、参加者同士のネットワークづくりや交流の機会としても、気軽にご参加いただけます。
第23回は商学部マーケティング学科・新 雅史准教授がコーディネーターを務め、6月17日(火)に開催予定です。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。








