『専門基礎演習』特別講義レポート
卒業生と考える、社会で求められる「捉え方」と行動
公開日:2026年6月24日

6月5日(金)、2年生対象授業『専門基礎演習』において、金曜日クラス10クラス合同の特別講義を実施しました。
講師を務めたのは、本学10期生であり、現在は企業研修や経営コンサルティングなどに携わる松江隆明氏です。
今回の講義では、松江氏自身の経験を一つのケースとして取り上げながら、社会に出てから直面する課題や思い通りにいかない出来事を、どのように受け止め、次の行動につなげていくかについて考えました。
課題を捉え直す視点を学ぶ
講義の冒頭では、同じ図形でも捉え方によって答えの数が変わるクイズが出されました。学生たちは、目の前の出来事を一つの見方だけで判断するのではなく、別の視点から捉え直すことの大切さ、自分自身の中にある可能性や魅力に気づくことが、成長や幸せにつながることを学びました。
また、松江氏は、これからの社会では知識やスキルだけでなく、周囲と関わりながら課題を整理する力が求められると説明。AIなどの技術が進化するなかで、人と人との関係性の中で生まれる気づきや行動の重要性についても話しました。
自身の学生時代や卒業後の経験についても触れながら、松江氏は、進路や働く意味に迷った時期があったこと、母校である流通科学大学の教職員や周囲の人との関わりが、次の一歩を考える支えになったことを紹介しました。
学生たちは、講師の経験を単なる成功談として聞くのではなく、「自分ならどう考えるか」「今の学生生活にどうつなげられるか」という視点で耳を傾けていました。


学生の問いから考えを深める
講義後の質疑応答では、学生から「これまでで最もピンチをチャンスに変えられたと思う経験は何か」といった質問のほか、所属するクラブの部員不足について相談する場面もありました。松江氏は、自身の経験を踏まえながら、課題を一人で抱え込まず、OB・OGや周囲の人を巻き込みながら考えることの大切さを伝えました。
また、物事を前向きに捉えることについて、簡単には答えを出せない社会的な課題に関する質問もありました。学生からの問いを通じて、講義は一方的に話を聞くだけではなく、受け取った言葉を自分なりに考え直す時間にもなりました。
今回の特別講義は、卒業生の経験を通して、社会で求められる考え方や人との関わり方について学ぶ内容となりました。学生たちは、これから専門的な学びを深めていくうえで、課題に向き合う姿勢や、周囲とつながりながら行動していくことの大切さについて考えました。
松江 隆明氏
松江隆明氏は、本学10期生。現在は「感動経営コンサルタント」として、企業研修や経営コンサルティング、人材育成などに取り組んでいます。
2024年には、著書『いまどき部下をやる気にさせる5つのメソッド』を出版。紀伊國屋書店新宿本店で3週連続、総合・ビジネス書ランキング1位を獲得するなど、部下育成や組織づくりに関心を持つ読者から注目を集めています。
また、自身の引きこもりの経験を踏まえ、「日本チャンス協会」を設立。「ピンチをチャンスに捉える大人を増やす。146万人の引きこもりが社会に出たくて仕方ない世界を作る」という理念を掲げ、引きこもり経験のある人やその家族を支える活動にも取り組んでいます。








