企業の現場で課題を考える。留学生2名が「KanFA業界インターンシップ」で事業提案
公開日:2026年9月7日
本学の留学生2名が、協同組合関西ファッション連合(KanFA)主催の「KanFA業界インターンシップ2026夏」に参加。5日間の就業体験を通して、繊維・ファッション業界への理解を深めるだけでなく、企業の現場から自ら課題を見つけ、最終日には企業に向けて事業アイデアを提案しました。
まずは企業の現場へ。仕事を知り、業界を知る
KanFAは、繊維・ファッション関連企業約500社が加盟する業界団体。「KanFA業界インターンシップ」は、さまざまな業態・業種・職種が存在する繊維・ファッション業界を横断して体験し、業界全体の仕組みへの理解を深める就業体験プログラムです。
8月24日(月)から28日(金)までの5日間、参加した学生たちは業界ガイダンスをはじめ、複数の企業で商品企画や営業、事業戦略などを実践的に体験。企業の担当者や若手社員との交流、グループワークなどを通して、さまざまな仕事や企業の役割について学びました。
しかし、このプログラムは「仕事を体験して終わり」ではありません。
「企業にとっての課題は何だろう?」現場での気づきを提案
最終日の「テーマ研究発表会」では、5日間の実習で得た学びや気づきをもとに、学生たちが企業に向けて事業アイデアを提案しました。
レ ティ ティエン キムさん(商学部マーケティング学科3年)が提案したのは、衣服にQRコードを付け、素材や生産背景、お手入れ方法などの情報を消費者に届ける企画。商品の背景や価値をより深く知ってもらうことで、消費者の安心感や企業への信頼向上につなげるアイデアです。

また、グエン ティ ホンさん(経済学部経済学科3年)は、カフェや大学などに素材見本を設置し、QRコードやSNSを活用して、若い世代に素材や企業を知ってもらう企画を提案。学生との新たな接点をつくることで、企業の認知度向上や将来の採用、若い世代のアイデアを生かした商品企画につなげるという、新鮮な視点からの提案となりました。
いずれも、企業の現場を体験し、業界や仕事への理解を深めたからこそ生まれたアイデア。学生たちは「仕事を体験する側」にとどまらず、「企業にとって何が必要なのか」を考える側へと視点を広げました。
学んだことを、自分の言葉で企業に届ける
発表を聴講した本学の辻周吾准教授は、参加学生たちの新鮮なアイデアを評価するとともに、提案に印象的な名前をつけることや、自分の言葉で伝えることの大切さをアドバイス。最後に、「今回の経験を、今後の学びやキャリアにつなげてほしい」と、学生たちにエールを送りました。
5日間のインターンシップで、企業の現場を知り、そこで働く人と出会い、そのなかで自ら課題を見つけ、考えたことを企業に提案するところまでをやり遂げた2名。
企業で働くとは、与えられた仕事をこなすだけでなく、その先にある課題を見つけ、より良くする方法を考えることでもあります。
実際の企業と向き合い、社会の一員として仕事を考える。
その経験は、留学生2名にとって、これからの学びやキャリアを考えるうえで、大きな一歩となりました。









