本学留学生が、高校の『校内留学体験』で国際交流!
公開日:2020年11月13日
11月6日(金)本学留学生が、兵庫県立川西明峰高等学校を訪問。高校生たちと国際交流を行いました。
今回の国際交流は、兵庫県立川西明峰高等学校からの要請を受けて実現したもので、同校は【ESD(持続可能な開発のための教育)】の理念を掲げ、【SDGs】の17番目『パートナーシップで目標を達成しよう』を意識し行動できる生徒の育成に取り組んでいます。そのなかで毎年、グローバルなパートナーシップの活性化を目指し、日本の大学・大学院に通う留学生を招き、『校内留学体験』を実施しています。
今回、本学からは、モロッコ、バングラデュ、マレーシア、カンボジア、香港の5つの国と地域からの留学生6名が参加。手書きの横断幕と生花に迎えられ、向かった会場には各国の言語による歓迎の言葉が。3年生に校内を案内してもらいながら、2年生の授業を見学しました。初めて日本の高校を訪れた留学生は、すべてに興味津々。移動の間にいろいろと質問する場面も。また、書道の授業にも参加し、初めての習字を体験しました。
午前のプログラム終了後は、高校生たちとのランチタイム。高校生の名前を留学生が母国の文字で書いてプレゼントするなど、お互い積極的にコミュニケーションを図っていました。お腹を満たした留学生たちは体育館へ移動。1年生全員による『日本文化体験型プレゼン』が行われ、各グループで自分たちが伝えたい日本の文化や遊びを発表。昔ながらの遊びである『かるた』や『手押し相撲』から、『将棋』や『囲碁』、『ほうれん草ゲーム』を行ったり、日本の漫画の素晴らしさを熱心に伝えたり。どのテーマも留学生にとっては新鮮だったようで、真剣に耳を傾けたり、一緒に遊んだり、心から楽しんでいました。
その後は場所を移し、今度は留学生のプレゼンタイム。集まった2年生に向けて、母国紹介を行いました。国の成り立ちや歴史から、気候や風土、文化、言語、おススメの観光地や料理など、限られた時間のなかで自分たちの国の魅力を伝えていました。
最後は、生徒会の案内で、ダンス部や書道部など、さまざまな部活動を見学。この日の国際交流プログラムは終了しました。
日本の高校への訪問や見学が初体験の留学生も多く、ひとつひとつに関心を寄せていました。それぞれの文化を通して交流するなかで、新たな情報や知識を得るとともに、改めて感じたこと、気づいたことも。留学生6名にとっては、今後につながる貴重で有意義な時間になりました。
参加した高校生のコメント
「今はこういう時期で、海外との交流ができないなか、いろいろな国籍の方がきてくれて、私たちにとって貴重な経験になり、学ぶことがありました。なかでも、今回交流した留学生の出身国はあまり交流することがない国だったので、宗教や人口など国の情報、さまざまな文化を丁寧に教えてもらえたことは大変良かったです」
参加した留学生のコメント
モク ジハンさん/マレーシア(商学部経営学科3年)
「今回の交流会に参加することで、日本の高校の文化を学びました。校長先生がご挨拶で話されていた『一期一会』という言葉がとても素敵な言葉だと感じました。これを聞いて、人生で出会う人をもっと大切にしていこうと思いました」
ジャハン ジェリンさん/バングラデシュ(商学部マーケティング学科2年)
「初めて日本の高等学校ヘ行きましたが、本当に楽しかったです。生徒はみんな優しくて、学校を案内してくれたり、どのような勉強や活動をしているのかをいろいろ教えてくださってありがたかったです。この国際交流を通して、さまざまな情報を知れたことは社会的・将来的に役に立つと思います。もし、またこのような機会があればぜひ参加したいと思います。一日ありがとうございました」