「ワクワク」と学びが詰まった『キャリアアップセミナー(観光振興・地域創生)』
公開日:2025年3月18日

2月26日(水)~28日(金)の3日間、『キャリアアップセミナー(観光振興・地域創生)』を開講。本学を含む4大学の学生42名が参加しました。
観光振興や地域創生に積極的に関わる企業や団体のトップ・管理職の方々を講師にお招きし、取り組んでいる事業や業界の現状、将来の展望や可能性についてお話しいただく本セミナー。毎回学外での施設見学も実施しています。
3回目の開講となる今年のテーマは「神戸空港の国際化と観光振興・地域創生」。神戸空港の国際チャーター便就航を4月に控え、それを観光振興・地域創生にどのようにつなげていくのか学び、考えました。観光業界・航空業界に関心のある学生にとって、これ以上ない貴重な機会となりました。1日目:2月26日(水)

初日のこの日は、兵庫県や関西圏の観光振興・地域創生について、とりわけ、神戸空港の国際化を企業や行政がどのように捉え動いているのか学びました。加えて、航空業界の現状や航空ビジネスについて詳しく知ることができました。
【講義①】
公益社団法人ひょうご観光本部
『神戸空港の国際化に向けた兵庫県の観光振興の取り組み』
事業推進部長 安東明美氏
【講義②】
株式会社ANA総合研究所
『コロナを抜けたANAグループの今とこれから』
取締役副社長 要海昌樹氏
【講義③】
株式会社パソナグループ
『万博×淡路島の地方創生 ~ウェルビーイングな社会の実現にむけて~』
HR本部新卒採用チーム チーム長 寺島映見氏
2日目:2月27日(木)

2日目は、学外プログラムとして神戸空港へ。前半は、団体待合室をお借りして講義を受け、後半には特別に許可をいただき、主にランプエリアを見学しました。
【講義①】
神戸市
『神戸空港の概要~国際化へ向けた取り組み~』
港湾局空港調整課 課長 竹岡賢一氏
【講義②】
株式会社フジドリームエアラインズ
『FDAの会社概要』
総務人事部長 小山 仁氏
【講義③】
株式会社エスエーエス
『FDAの空港業務説明(カウンター/ゲート)』
神戸空港事業所長 金森勝一郎氏
【講義④】
株式会社フジドリームエアラインズ
『FDA神戸空港支店の概要』
神戸空港支店長 増田夏樹氏

「神戸空港」見学
ランプエリアに立ち入ると、目の前に出発前の飛行機が。学生たちは目を輝かせて、許可をいただいたところを夢中で撮影。普段まず入ることができない場所から、飛行機の発着の様子を間近に見て、気持ちはさらに高まります。到着したばかりの機内、出発前の実機の貨物室やエンジンなども見学し、説明を熱心に聞きました。






3日目:2月28日(水)

3日目は、1日目・2日目にインプットした内容をふまえ、アウトプットに集中しました。
まずは、神戸空港から県内各地の観光目的地への移動手段となる二次交通事業を展開する企業と、観光振興・地域創生を積極的にサポートする金融機関の方からお話をうかがった学生たち。その後、「神戸空港から県内観光地へ」を大きなテーマとして、与えられた6つの小テーマの中からグループ内でひとつを選び、考えるワークショップに取り組みました。
『神戸空港から県内観光地へ ~神姫バス・みなと銀行と考えるワークショップ~』
神姫バス株式会社
地域事業本部 次長 岡田 勉氏
神姫バス株式会社
バス事業部営業課 課長 佐藤 匡氏
株式会社みなと銀行
観光推進室 室長 宮本耕作氏
それぞれの意見を積極的に出し合い、どのグループもたくさんの付箋を使って作業を進めていきました。ディスカッションを重ね、時に頭を抱えながら模造紙1枚にまとめた後、グループごとに前に出て発表を行い、講師の方々から講評やアドバイスをいただきました。




締めくくりとして、人間社会学部観光学科・西村典芳教授が本セミナーを総括。全日程に参加した学生には、修了証書が渡されました。

大学や学年を超えて集まった参加者たちの間には、はじめこそ緊張感やぎこちなさがあったものの、グループワークを重ねるうちにすっかり打ち解け、全員で協力し、学びの場を作り上げることができました。
4月からの神戸空港の国際化によって、さらに広がる観光振興・地域創生の可能性を知った今回のキャリアアップセミナー。空港見学で得た「ワクワク」も原動力となって、積極的に学びを深めることができ、充実した3日間となりました。
