入学式からはじまる初年次教育。『コミュニケーションキャンプ』で作る“居場所”
公開日:2025年4月15日
4月7日(月)~9日(水) 、入学間もない1年生が『コミュニケーションキャンプ』に参加。3学部7学科の枠を超え、日本人・留学生を問わず編成したクラスごとに、3日間の日程で行いました。
初年次のカリキュラムとして『気づきの教育』を実施している本学。この“日帰り”キャンプは、そのなかの『自己発見とキャリア開発(※)』の一環として行っているものです。
(※)自分自身がどのような人間なのかを理解するために、自らのアイデンティティに気づく(自己発見)、そして、今後の学びや将来自分らしく自立して生きていくために基盤となる能力を育成・獲得する(キャリア開発)ことを目的としています
「どのような結果であっても客観的に評価し改善する」ことを大切に、ゲームのようないくつかのアクティビティにチャレンジ。各クラス・グループでの身体を使ったレクリエーションや課題解決プログラムを通して、『自己発見とキャリア開発』で養成する以下の4つの力の向上を目指します。
-
人間関係形成
チームで働く際には、意見や育ちの異なる人たちと合意形成をして進めていくことが大切です。良好な人間関係形成において重要な言語・非言語でのコミュニケーション、共感力、伝える力を養います
-
情報活用
他者と力を合わせないと達成できない課題に遭遇した際に重要になる、ルールを正しく把握することや仲間の得意・苦手を理解すること、解決策を探すための情報を集め活用する力を、ゲームなどのアクティビティを通して養っていきます
-
問題発見・解決
現状の生活に不自由を感じたとき、その問題を解決する能力を持っていないと状況は良くなりません。また、問題に気づくことができないと改善することもできません。このキャンプでは、限られた時間のなかで、課題達成のための問題解決能力を養います
-
自己理解・自己発見
キャンプでの活動を通して、思いがけない自分に出会うことがあるかもしれません。座学だけでは出会うことがなかったかもしれない自分の新たな一面を取り入れ、強みを分析する。大学生活だけでなく社会人になっても重要なこれらの能力を養う機会とします
このキャンプは、充実した大学生活に必要な要素のひとつ“仲間づくり”の場。『クラスに居場所がある』と感じるきっかけとなり、 円滑な大学生活をスタートさせるためのベース作りとして、とても有効なプログラムとなっています。
1年生は、ここからさらに多彩なプログラムを体験。学部・学科を超えたクラスの仲間たちに刺激を受けながら、これまで気づかなかった“自分”や“興味・関心”を発見していきます。