現職の自治体職員の講義や実際の公務員試験対策を行う『公務員特別演習』
公開日:2025年7月4日
本学には、公務員を目指す学生のための【公務員試験対策プログラム】があります。『公務員特別演習』は公務員試験の「専門科目」対策として1年生後期から4年生前期まで開講しています。
同演習は、公務員試験に出題される『教養科目』対策はもちろん、現職の自治体職員の講義やディスカッションなど、さまざまな面から学びを深めていきます。
5月15日(木) 『公務員特別演習Ⅳ(公安職編入)』『教養特講Ⅰ(公務員になろう)』
5月15日(木)の『公務員特別演習Ⅳ(公安職編入)』『教養特講Ⅰ(公務員になろう)』では、外部講師として兵庫県警の現役警察官および警察一般職員、自衛隊、防衛省事務官の方々を迎え、講話いただきました。
『教養特講Ⅰ(公務員になろう)』は、公務員を目指す学生や、将来の選択肢のひとつとして公務員に興味を持つ学生のための入門講座。一方、『公務員特別演習Ⅳ(公安職編入)』は、プログラムの後半から新たに公務員(公安職)を目指す学生のための講座となっています。
はじめは、警察官および警察一般職員の立場から、警察の多様な職務内容について紹介された兵庫県警の方。警察の仕事は幅広く、配属される部署も多岐にわたるため、自身の個性や能力を活かして働ける職場である、との魅力を語りました。また、実際に複数の部署を経験してきた実体験から、実務を通じて視野を広げ、総合的な力を高める大切さについてもお話しが。学生たちにとって貴重な学びとなりました。
続いて登壇されたのは、自衛隊と防衛省事務官の方。陸・海・空の各分野での任務活動や、地域に応じた特有の仕事について紹介されました。また、警察と同様に職域は多岐にわたるとのこと。そのため、適性に応じた幅広いキャリアパスが存在すること、ワークライフバランスの推進、充実した処遇・福利厚生、取得資格への支援制度など、働きやすい環境が整っている、と話されました。
現職の方から直接お話しを聞ける機会は、学生たちにとってとても貴重。自身の将来についてより具体的に考える良い時間となりました。
6月27日(金) 『公務員特別演習Ⅱ・Ⅳ(公安職)』実務者講義
6月27日(金)、2限・3限の『公務員特別演習Ⅱ・Ⅳ(公安職)』の授業では、神戸市消防局消防司令補の方をお招きし、講義とディスカッションを行いました。
2限に行われた『公務員特別演習Ⅱ』。
本授業は2年生を対象としていて、自治体組織や公務員の職務に関する基礎的な知識を修得し、目指す進路を定めるための情報修得や理解を深めることを目的としています。
この日は、はじめに、学生がイメージしやすい神戸市消防局の警防業務について説明いただきました。続いて、予防・総務業務について説明。「消防の仕事は幅広く、それぞれの個性や能力活かしながら、ライフスタイルを考えて働ける部署がある」と話されました。
その後、『市民に対し、これまで以上に適切な救急サービスを提供するための施策』を議題に、グループディスカッションを実施。最後に発表を行い、各グループのアイデアに対してコメントをいただきました。
公務員の仕事を考える学生たちにとって、貴重な学びとなったようです。
続く3限は、公安職を目指す3年生の授業『公務員特別演習Ⅳ(公安職)』。
ここでは、消防における3つの基本業務(警防・予防・総務)に加え、政令指定都市にある神戸市消防局独自の業務内容について詳しく説明。学生たちは、神戸市と他府県内の市町村にある消防局の違いについての理解を深めました。
質疑応答の時間には、消防学校での学びや生活などについて、積極的に質問していた学生たち。「どのような活動が大変だったか」という質問に対する具体的な回答に盛り上がったり、「最も体力、精神的にしんどかったことは?」との問いに対して語られた実体験からの言葉に真剣に聞き入ったり。
現場で活躍されている方から直接お話を聞くことで、自身の将来をより具体的に考えることができた学生たち。今後の進路につながる良い時間になりました。