「フードビジネスコース」新設記念初開催!キャリアアップセミナー(フードビジネス)

「フードビジネスコース」新設記念
初開催!キャリアアップセミナー(フードビジネス)

公開日:2025年6月4日

キャリアアップセミナー(フードビジネス)

2025年4月、流通科学大学商学部経営学科に新たに「フードビジネスコース」が誕生。

その開設を記念し、5月27日(火)に『キャリアアップセミナー(フードビジネス)』を初開催しました。

専門性を高める“キャリアアップセミナー”

『キャリアアップセミナー』とは、本学が独自に展開している人材育成プログラムで、専門分野のスペシャリストを育成することを目的としています。

これまで「マーケティング」「リテール」「起業・事業承継」「観光振興・地域創生」「ホテル・旅館」「ブライダル」などの分野で実施してきましたが、今回は「フードビジネス」をテーマとした初めての開催となりました。

業界の最前線から学ぶ、“食”の今と未来

当日は、学年を問わず多くの学生が参加。

フードビジネスの可能性に直接触れたいという意欲が、会場全体に広がっていました。

前半は、外食業界・行政の第一線で活躍されている3名のゲストをお招きし、フードビジネスを取り巻く現状と課題、そして未来について講演をいただきました。

【講義①】

消費者庁

「海外における日本の“食”の魅力」

消費者庁長官 新井ゆたか氏

長官 新井 ゆたか 氏

【講義②】

ロイヤルホールディングス株式会社

「ホスピタリティ産業の未来」

ロイヤルホールディングス株式会社 菊地唯夫氏

代表取締役会長 菊地 唯夫 氏

【講義③】

株式会社ワンダーテーブル

「国内外に広がる外食産業」

株式会社ワンダーテーブル 秋元巳智雄氏

代表取締役会長 秋元 巳智雄 氏

世界で高まる日本食人気、和食の伝統を守り伝える大切さ、外食産業が持続的に発展していくための施策や、インバウンドを視野に入れた海外展開の可能性など―― 各講師からのリアルな話に、学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

業界が求める人材とは?
パネルディスカッションで深掘り

講義後半には、「フードビジネス業界が求める人材像」をテーマにパネルディスカッションを実施。

新井氏・菊地氏・秋元氏に加え、亜細亜大学経営学部教授・伊藤匡美氏が登壇。

ファシリテーターは本学 商学部経営学科の白鳥和生教授が務めました。

パネルディスカッション

エピソードトーク

ディスカッションでは、社会に出てから成長する学生の特徴、AIとの向き合い方、キャリアの転機となる瞬間などについて、それぞれの立場からエピソードを交えて語っていただきました。

講師陣が中内㓛記念館・ダイエー資料館を見学した際に感じた“流通と食のつながり”についても話題が広がり、学生たちにとって身近で多角的な学びの機会となりました。

質問から生まれる、新たな気づき

質疑応答では、日本の飲食店で働く留学生の体験談をきっかけに、現場での課題やサービスのあり方について具体的な話が展開されました。また、「人前でうまく話すには?」という問いに対しては、講師陣が自身の経験を交えて、温かく実践的なアドバイスを送る場面も。

さらに登壇者からは、「アウトプットが新たなインプットにつながる」というメッセージも伝えられました。

自分の考えや疑問を外に出すことで、初めて見えてくることがある。

だからこそ、日ごろから“伝える力”を意識し、自ら発信していくことが大切――。

質問する学生

メモを取る学生

講師陣から次々と飛び出す金言の数々に、学生たちのペンは止まることなく走り続けていました。

真剣な眼差しで耳を傾ける姿が印象的で、この時間が一人ひとりの将来に確かなヒントを残したことが伝わってきました。

食の学びとキャリアをどうつなげるか

しゃしん

セミナーの締めくくりには、人間社会学部人間健康学科の中山一郎教授が登壇。

本学における「食」分野の学びの特徴や、学生の進路を支える就職支援体制について紹介しました。

食の魅力、広がる可能性に触れた一日

今回のセミナーを通して、フードビジネスの世界の広がり、そして“食”を仕事にすることの面白さや奥深さに触れた学生たち。

フードビジネスをキャリアの一つとして捉える視点や、海外で日本の食文化を伝えるような仕事への関心など、進路について新たな考えを巡らせるきっかけになった様子でした。

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