山口ゼミがレッドハリケーンズ大阪に調査報告。分析結果が今後の大きなヒントに

山口ゼミがレッドハリケーンズ大阪に調査報告。分析結果が今後の大きなヒントに

公開日:2025年6月30日

山口ゼミ×レッドハリケーンズ大阪(報告会)

人間社会学部人間健康学科・山口志郎教授のゼミでは、ジャパンラグビー リーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪と協働し、集客増に向けた取り組みを行っています。

2022年よりプロラグビーチームの集客をサポート

2022年に本学と同チームの連携協定締結以降、共同プロジェクトに取り組んでいる山口ゼミ。集客増に向けた来場者の動向を把握することを目的に、2023年よりスタジアムでの観戦者調査を実施し、収集したデータを分析、同チームに対して毎年報告を行っています。

ゼミ生による観戦者調査&分析結果を報告

真剣に耳を傾けるレッドハリケーンズ大阪担当者

調査報告をするゼミ生

今年度も、3月15日(土)に『レッドハリケーンズ大阪 vs 豊田自動織機シャトルズ愛知』の観戦者を対象に、3年生のゼミ生14名が5チームに分かれて、それぞれの研究テーマに応じて調査を実施。

6月10日(火)に、同チームのブランディングマネージャー・田甫氏、マーケティングリーダー兼広報の才口氏を本学に招き、調査報告を行いました。

安すぎると逆効果? ゼミ生の調査が価格設定のヒントに

感謝を述べるレッドハリケーンズ大阪担当者

『価格受容帯』についての調査では、現在の販売チケット最低価格が『赤壁シート:500円』であるのに対し、下限価格1460円という結果が。「最初は1000円にした方が良いという意見があったものの、できるだけ安い方が来場しやすいだろうとのことで、この価格になった」と田甫氏。ただこの調査では、「1460円を下回るとサービスに不安を感じるという結果が出ている。それを知ることができ、価格設定の大きなヒントになった」とゼミ生たちに感謝されていました。

ゼミ生からは次々と実践的アイデアが!

他にも、ゼミ生からは「今のファンクラブは、無料会員と会費15000円以上の有料会員しかない。500円くらいの中間の会員を作ってみてはどうか」といった声が上がっていました。また、「Youtubeのショート動画を使った広報をしてみては?」という意見も。

それに対し田甫氏は、「取り組んだことはあるが、実際はなかなか動かせていなかったので、オフシーズンに取り組んでいきたい」と話しました。

意見交換

アイデアを発表するゼミ生

本音で対話。有意義な時間に

ゼミ生たちの言葉一つひとつに真摯に耳を傾けられていたレッドハリケーンズ大阪のおふたり。時折、突っ込んだ質問をしたりしながらも、活発なディスカッションが行われ、双方にとって有意義な時間となりました。

今回の取り組みを、11月に学会で発表予定

今回の報告会でのアドバイスや提案を踏まえ、ゼミ生たちは11月29日(土)・30日(日)に順天堂大学で開催される『日本生涯スポーツ学会第27回大会』にてポスター発表を行う予定です。

集合写真

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