3回目となった川合ゼミ主催の『小学生向けオープンキャンパス』。今年度も100名が参加!
公開日:2025年8月22日
8月8日(金)に、商学部経営学科・川合宏之教授のゼミに所属する学生たちが、『小学生向けオープンキャンパス』を実施しました。
地域とのつながりを大切に。現場経験を通して教育を学ぶ
教育学とキャリア教育の理論を学びながら、実際の現場での経験を通して教育について深く理解することを目指して活動している川合ゼミ。
特に、学校や地域とのつながりを大切にしており、ゼミ生たちは学校や地域の施設で子どもたちの学習や遊びをサポートする活動に参加しています。
毎年想定を超える参加が。人気の『小学生向けオープンキャンパス』
このオープンキャンパスもその一環。
ゼミ生たち自身が、プログラムを考え、近隣の小学校や児童館にチラシを配布して参加を呼びかけ、実施しています。
毎年、想定を超える多くの小学生が参加し、楽しんでくれており、3回目を迎える今年度も1〜3年生の子どもたち約100名が参加してくれました。
未知の世界である“大学”に興味津々の小学生たち
この日のプログラムは、『大学生によるトークショー』『キャンパスツアー』、『工作教室』の3つ。まず最初は、2グループに分かれてトークショーとキャンパスツアーを行いました。

トークショーでは、大学がどんなところで、大学生はどんな生活をしているか、といったことを、ゼミ生たちがわかりやすく説明。その後の質疑応答では、小学生らしい質問や疑問があちこちから上がるなど、とても盛り上がっていました。一方、キャンパスツアーでは、小学校とは全然違う大学の施設に興味津々だった小学生たち。暑さを物ともしない元気な声が、あちこちで響いていました。
今年の工作教室は“手作りかざぐるま”


最後は、全員が一堂に会しての『工作教室』。今年は、お絵描きしたかざぐるまを手作りしました。ゼミ生からの説明を受けると、思い思いに絵を描きはじめた小学生たち。黙々と作業に没頭する子、友だちやゼミ生と一緒に和気あいあいと作業をする子など、取り組み方はそれぞれ。最後は、完成させたかざぐるまを手に走り回ったりしながら、楽しそうに遊んでいました。
小学生とのふれあいを通して得るリアルな学び
夏休み期間中ということもあり、毎年多くの小学生が参加してくれるこのオープンキャンパス。
ゼミ生たちにとって、自分たちが考えたプログラムを興味と好奇心を持って楽しんでくれる姿に自信をもらう一方、伝える・教えることの難しさを感じることも。小学生とのリアルな触れ合いは、生きた学びを得ることができる貴重な機会であり、今後につながる有意義な経験になっています。
『教える』喜びと成長を支えるやりがいーー髙嶋英徳さん(商学部経営学科3年)
3度目の小学生向けオープンキャンパスの開催。小学生を相手にした企画は、ゼミで教育学を学ぶ私たちにとって大きな学びの場です。子どもたちとの交流を通して、言葉で伝えることの難しさや年齢に合わせたコミュニケーションの重要性を肌で感じました。
特に印象的だったのは、かざぐるま作りの工作教室です。予想以上に工程が複雑で、子どもたちが苦戦する場面もありました。私たちは一方的に教えるのではなく、子どもたちの試行錯誤を見守り、そっと手助けすることを意識。その結果、参加者全員が最後までやり遂げることができました。完成したかざぐるまを手に笑顔で走り回る姿を見たとき、『教える』ことの本当の喜びと、子どもの成長を支えるやりがいを深く感じました。
この経験を、今後の学びや将来に生かしていきたいです。
引率の先生からのコメント
「本日は、子供たちに貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
大学がどんな場所なのかを知ったり、大学生に憧れを抱いた子や目標ができた子もいました。今後も川合ゼミの皆さまとの交流が豊かなものになり、学生さんも子どもたちも良い経験を重ねられることを願っています」