今年度の【I-1グランプリ】が開幕! “どろソース”をもっと身近に。学生たちの挑戦がはじまる
公開日:2026年1月22日

10月8日(水)、【第9回神戸学生イノベーターズ・グランプリ(通称:I-1グランプリ)】がスタートしました。
I-1グランプリとは、本学が2009年から行っている『課題解決プログラム』。
社会に新しい価値をもたらす変革(イノベーション)を興すことができる人材の育成を目的に、企業が抱える課題を学生ならではの視点やマーケティング手法を活用して解決・提案する企画です。2017年度より名称を新たに【I-1グランプリ】として実施しています。
10月8日(水):開会式
本学をはじめ、近隣の大学・高校から21チーム約100名が参加する今年度。
10月8日(水)に実施した開会式にはチームの代表者や指導教員が出席しました。
『どろソース』の国内・世界市場開拓へ
これまで、さまざまな業界の企業が抱える課題解決に取り組んできた【 I-1グランプリ】。
今年度は、オリバーソース株式会社のご協力を得て、『どろソースの魅力で、世界を虜に!』をメインテーマに、どろソースの国内および世界市場開拓のためのアプローチを考えます。
質疑応答では次々と挙手。高まる学生たちの意欲
開会式では、清水信年学長による挨拶の後、オリバーソース株式会社 代表取締役社長・道満龍彦氏が、今回のプロジェクトへの思いとともに学生へ激励の言葉を贈りました。続けて、道満氏より会社概要および『どろソース』について説明。また、現在同社で行っている取り組みなども紹介し、アイデアを考えていくうえでのアドバイスもされました。


最後に、事務局より今後のスケジュールやプレゼンテーションの注意事項、審査基準などについて共有。質疑応答では、次々と手が挙がるなど、学生たちの意欲も高まっているようでした。
新たなイノベーションの創出へ
ここからは、各チームで情報収集・調査を行い、3週間後にはフィールドワークでポートアイランドにあるオリバーソース株式会社本社を訪問。現場での体験を通じて得た知見をもとに、11月の中間プレゼンテーションに臨みます。
今年度も、学生ならではの柔軟な発想と日ごろの学びが、新たな“イノベーション”につながることを期待しています。
10月29日(水) フィールドワーク

開会式から3週間を経たこの日、フィールドワークを実施。
参加する大学生および高校生約50名が、ポートアイランドにあるオリバーソース株式会社の本社および港島工場を訪問しました。
製造工程を興味深そうに見学
学生たちは、改めて同社の代表取締役社長・道満龍彦氏から今回の取り組みについての説明を受けました。その後、同社への理解をより深めるため、会社の歴史やソースの製造に関する動画を視聴。続いて、工場の見学通路からソースの製造工程などを見学しました。普段見ることができない製品の裏側を興味深そうに眺めていた学生たち。同社の方からの説明を、一生懸命メモする姿も見られました。
質疑応答では、学生たちの視点に感心


見学後は、質疑応答。次々と飛び出す学生たちの疑問に、道満氏は「良い質問」と感心されていました。そのなかで、どろソースの関西と全国での認知度の違いや、パッケージの表記やデザインなど、まだまだ課題がある、と道満氏。ぜひ皆さんに良いアイデアを考えてもらい、それをどんどん活用したい、と話されました。
11月の中間プレゼンに向けて始動
フィールドワークを通して、どろソースやソース作りの工程についてより深く学ぶとともに、同社の思いにも触れた学生たち。11月26日(水)の中間プレゼンテーション会に向けて、この日の学びや自身が感じたことを生かして、具体的な提案を考えていきます。
11月26日(水) 中間プレゼンテーション会

フィールドワークから1カ月を経た11月26日(水)に、本学にて中間プレゼンテーション会を実施。全21チームがそれぞれの提案を発表しました。
『どろソース』に込められた思いとこだわりを、もっと多くの人へ伝えたい

この日は、オリバーソース株式会社の担当者に加え、本学の社会連携推進委員を務める教員3名が審査員として同席。各チーム、フィールドワークから1カ月という限られた時間のなかで、現状分析、データ収集、コンセプト、ターゲットなどをまとめ、それぞれの視点から個性あふれる提案を発表しました。
中間プレゼンを通して見えてきた課題
各チームの発表後に行われた講評では、学生たちの視点やアイデアを評価する声が多く聞かれた一方、根拠となるデータやターゲット設定、アイデアまでの導線について厳しい指摘が。また、プレゼンが早口すぎたり、時間をオーバーして完了できなかったりとプレゼン方法に課題が残ったチームも。審査員からは、最終プレゼンに向けたアドバイスを受ける場面もありました。


講評で得た良い評価・厳しい評価から、より共感性や実現性の高い提案にするための多くのヒントを得た学生たち。最終プレゼンにむけて解決すべき課題が明確になったようでした。
最終プレゼンは2026年1月。各チームブラッシュアップを
学生たちは、この日の評価と指摘を整理し、提案内容をさらにブラッシュアップ。来年1月10日(土)の最終プレゼンテーション会に臨みます。
『どろソースの魅力で、世界を虜に!』--。最優秀に輝くチームはいったいどこなのか。学生たちの発表にぜひご期待ください。
1月10日(土) 最終プレゼンテーション会

1月10日(土)に【第9回 神戸学生イノベーターズ・グランプリ(通称:I-1グランプリ)】の最終プレゼンテーション会を開催しました。21チームがエントリーしていた今年度。当日、3チームがやむなく欠場となったものの、18チームが登壇し、熱のこもったプレゼンテーションを披露しました。
18チームが挑んだ最終プレゼンテーション
本学学生をはじめ、兵庫県立大学、明石商業高校の学生・生徒たちは、昨年10月から「どろソースの魅力で、世界を虜に!」をメインテーマに、提案作成に取り組んできました。
11月の中間プレゼンテーション会で受けたフィードバックを踏まえ、限られた期間で修正・ブラッシュアップを重ねて迎えたこの日。レシピ開発、新パッケージ、国内外への販売戦略など、実現性を高めた多彩なアイデアが並びました。


白熱した審査と受賞チーム
審査員を務めたのは、オリバーソース株式会社代表取締役社長・道満龍彦氏、本学社会連携推進委員・丸山亜希子教授、同委員・後藤こず恵准教授の3名。各チーム、緊張のなかでもそれぞれのスタイルを生かして発表。質疑にも堂々と対応し、力を出し切りました。


努力を称え合った懇親会と表彰式
発表後は、 RYUKA DININGにて懇親会と表彰式を実施。懇親会では、オリバーソース株式会社様よりご提供いただいた「どろソース」を使った軽食を楽しみつつ、参加者同士で互いの健闘を称え合いました。

表彰式に先立ち、道満氏より総評をいただきました。道満氏はまず、10月からこの日の提案に向けて取り組んできた学生・生徒たちを労うとともに、感謝の言葉を述べられました。そして、「どのチームの提案も素晴らしく、甲乙つけがたい内容だった」と評価。また、AIやデジタル技術が進展する現代において、自ら発想することの重要性に触れ、「今回の経験は必ず将来の力になる」とエールを送りました。
審査は『発想』『企画』『表現』の3点を基準に実施。実体験に基づく“思い”や“表現力”が決め手となり、優勝は、本学商学部マーケティング学科・新 雅史准教授指導の『どろ☆スター』チーム、準優勝は兵庫県立大学の『Sauce or Salt(ソース顔か塩顔か)』チームとなりました。

優勝チームには賞状とトロフィー・賞金・副賞、準優勝チームおよび第3位チームには賞状と賞金・副賞、特別賞受賞チームには賞状と副賞が、道満氏より授与されました。
優勝チームの代表学生は、「仲間の協力のおかげで優勝できて嬉しいです。
この貴重な機会に参加させていただいて、本当にいろいろ学ぶことができました。
ありがとうございました。」と喜びを語りました。
仲間と築いた経験が、さらなる成長の糧に
よりよい提案を目指して苦労や議論を重ね、仲間とともに試行錯誤した今回の経験は、参加者一人ひとりにとって、今後の学びや挑戦を支える確かな力となるはずです。
最終審査結果
- 優勝
どろ☆スター(指導教員:流通科学大学・新 雅史)
「『どろ』って調味料になるの?!」 - 準優勝
Sauce or Salt(ソース顔か塩顔か)(指導教員:兵庫県立大学・濵田 洋)
「どろソースの魅力で、世界を虜に」 - 第3位
虹チーム(指導教員:流通科学大学・白 貞壬)
「日本のどろソースで広がるアジアの食卓」 - 特別賞
明石商業B-6(指導教員:明石商業高校・織部 真也)
「お菓子で広がるどろソースの魅力」森脇ゼミ2回生(指導教員:流通科学大学・森脇 丈子)
「オリバーソース企画提案」構想堂(指導教員:流通科学大学・亀谷 涼)
「『あげたら、どろ』―揚げ物の“仕上げ”から始める、どろソースの再定義―」










