学生の発想がビジネスになる!― 流科大版「マネーの虎」始動 ―
公開日:2025年11月12日

10月15日(水) 第1回
10月15日(水)、学生たちが自らのアイデアを“本気のビジネスプラン”へと育てる実践型プログラム「ビジネスプラン実践プログラム2025【流科大版マネーの虎】」の初回が行われました。
プログラムの特徴と初回の様子
起業や事業承継を目指す学生はもちろん、「アイデアを形にしたい」「社会で通用する力を試したい」学生も参加可能。初回は参加学生の自己紹介の後、神戸で起業支援にも携わる外部講師・土井仁吾氏(株式会社omochi代表取締役)が、ビジネスプランを形にするポイントを伝授しました。学びは「ミニレクチャー」「壁打ち」「実践」の3ステップで進められます。


顧客の視点で考える ― デザイン思考
ミニレクチャーでは、デザイン思考の考え方をもとに、共感マップを使って顧客の思考・感情・行動・見えているもの・聞こえているものを整理し、解決すべき課題を探る手法を学びました。
その後、担当教員の岡田准教授も交えて、学生たちは現在考えている事業内容を発表。互いの発表を聞き合い、問いを投げかけ合うことで、他の学生の視点を取り入れながら、自分たちのアイデアを深める時間となりました。
11月5日(水) 第3回

初回・第2回の活動を経て迎えた第3回。今回も、土井氏の『ミニレクチャー』から講義がスタートしました。
“意見”と“事実”をわけて考える
今回は『検証』をテーマに「意見だけでなく事実にも注目し、“意見”と“事実”を分けて考えるように」と話した土居氏。また、“事実”を聞くうえでの聞き方や注意点についてアドバイスしました。その後、前回の講義後、各自が提出したビジネスプランへの土居氏からのコメントから得た気づき、この1週間でブラッシュアップしたこと、さらにこれからブラッシュアップしたいこと、について各自が発表。全体でシェアしました。
顧客イメージの具体化
そしてこの日の『壁打ち』は、「顧客のイメージの具体化」をテーマに実施。ますは、個人ワークからスタートしました。
BtoCのビジネスプランを考えている学生は『顧客』について、一方、 BtoBの学生は『顧客企業』について、顧客のイメージを具体化。生活形態、業種・規模、抱えている具体的な課題、それがどのような場面やきっかけで発生するのか、サービス利用(導入)後にどのような変化(成果)が期待できるかなどについて、1人もしくはチームで具体的にワークシートに書き出していきました。


客観的な視点に触れ、プランがより明確に
続いて、担当教員の岡田准教授と土居氏のグループに分かれ、この1週間でブラッシュアップした事業内容を順番に発表。その後、発表を聞いていた学生たちから、コメントや質問が投げかけられました。その内容についてディスカッションを重ねるうちに、学生たちのなかで『自分が本当にやりたいこと』が明確になっていった様子。ときには、今後のビジネスプラン策定において大きなヒントになるコメントが出る場面もありました。
こうしたアウトプット&ディスカッションを通して、自身の考えが整理されるとともに客観的な視点に触れ、ビジネスプランの具体化につながっていったようです。
集大成は「流科大版マネーの虎」
12月3日(水)には、現役経営者の前でプレゼンテーションを行い、優れたプランには最大20万円の助成金も授与されます。過去には出資を受けて事業をスタートした学生もいます。
「流科大版マネーの虎」は、学生の挑戦を後押しする実践型プログラムです。本学では、こうした取り組みを通じて、学生は社会で生きる力を身につけています。








