『観光施設計画論』で“CBT”を学ぶ学生が、神戸・水道筋商店街でフィールドワークを実施

『観光施設計画論』で“CBT”を学ぶ学生が、神戸・水道筋商店街でフィールドワークを実施

公開日:2025年12月19日

「神戸のふつう」をテーマに、地域の日常を観光資源として再発見

水道筋商店街でフィールドワークを実施

流通科学大学 人間社会学部 観光学科の授業『観光施設計画論』(担当:山川拓也准教授)では、【CBT(Community-Based Tourism/コミュニティ・ベースド・ツーリズム)】をテーマに、地域の観光資源を“住民とともに創る”視点から学びを深めています。

CBTとは、地域が主体となり、その土地の歴史や文化、産業、暮らしを大切にしながら、観光を通じて地域の活性化を目指す取り組み。観光学を学ぶ学生たちは、地域住民や事業者、旅行者の立場を踏まえながら、持続可能な観光のあり方を考察しています。

10月25日(土) フィールドワーク

「神戸のふつう」を探すフィールドワーク

2020年度から開講している本授業では、毎年学生の理解や時代の変化に合わせてテーマを更新。今年は「神戸のふつう」をテーマに、「ふつうとは何か」を探るためのフィールドワークを10月25日(土)に神戸市灘区・水道筋商店街で実施しました。

フィールドワークに先立ち、地域融合型ゲストハウス「神戸ゲストハウス萬家(MAYA)」を運営する朴徹雄氏による特別講義を実施。

「まちと協力し合いながら、旅人が地元民のように過ごせる『神戸のふつう』を届けたい」という朴氏の想いのもと、ゲストハウス開業の経緯や、商店街・市場との関わりについて学びました。

朴徹雄氏による特別講義
まち歩き

その後のまち歩きでは、学生たちは「水道筋商店街にとって“ふつう”のこと・もの」を写真に収めながら、地域の日常に目を向けました。

通りがかりの地元住民に話を聞くなど、積極的にコミュニケーションを取る姿も見られ、学生たちは“観光資源化されていない魅力”を探す視点を体感しました。

「日常」をどう観光資源に変えるか

フィールドワークの最後には、「神戸ゲストハウス萬家(MAYA)」を見学。地域と旅行者の接点づくりについて朴氏と意見を交わし、学生たちは自分たちの視点で「神戸のふつう」をどう表現するかを考え始めました。

今後は、今回のフィールドワークで得た学びをもとに、12月の成果発表に向けて準備を進めます。成果発表では、「神戸のふつう」をストーリー仕立てに紹介するマップ資料を制作・発表する予定です。

日常の中にある「観光」を見つける力を養う

ある人にとっては何気ない日常の風景も、別の人にとっては新鮮で魅力的な観光資源になり得ます。

『観光施設計画論』では、そうした「ふつう」の中に価値を見出す力を育み、地域社会とともに観光の未来を考える実践的な学びを展開しています。

12月3日(水) 最終発表

「神戸のふつう」を探す1

10月のフィールドワーク以降、調査結果をまとめる一方、「『神戸のふつう』を感じることができるコンテンツやツアー』について考えてきた学生たち。
12月3日(水)には、CBTの実践者であり毎年この取り組みにご協力いただいている株式会社宿場JAPAN代表の渡邊崇志氏と今津歩氏にも参加いただき、最終発表を行いました。

学生の視点で「神戸のふつう」をコンテンツ化

実際に足を運んでみての感想や魅力、それぞれが感じた「神戸のふつう」を切り取り、そこに価値を持たせるプランを考えた学生たち。この日は4チームに分かれ、王子公園で手軽に「自然」「動物」を体験できる桜ピクニックツアー、山と海がつくる「神戸のふつう」をめぐるツアー、「神戸といえば」の“パン”を味わいながら神戸の歴史を感じる朝の散策ツアー、3つのコースからそれぞれの興味に従って選択できる「海・町・山」を満喫するツアー、をそれぞれ提案しました。

「神戸のふつう」を探す2
「神戸のふつう」を探す3

時代が変わっても「ふつう」の中心には“人”がいる

テーマは同じでも、着眼点はさまざま。多くのチームが“場所”にスポットをあてるなか、あるチームは“人”に注目。フィールドワークを通しての気づきとして、地域の「ふつう」の中心には“人”がいる、と話していました。全チーム発表後の講評でも、オンラインで聞いていた渡辺氏がその点に着目。「そもそも『神戸のふつう』とは何か」について学生たちに問うた後、それを知るために、『神戸の異常』から考えてみる、という方法を伝授されました。例えば、神戸は大震災を経験していること。「そのなかで、心豊かな人たちがみんなで助け合うということが起き、コミュニティを形成していった。そういう“人”たちが何をしているのか、どういうお店をしているのか。そこから考えてみるのもひとつ」とアドバイスされました。

取り組みが終わっても “つながり” を紡ぐ

最後に、株式会社宿場JAPANの方々が毎年この取り組みにご協力くださっていることの意味と価値を、学生たちに伝えた山川准教授。「発表して終わりではなく、このつながりを大事に、それぞれがここから次につなげていってもらいたい」と話しました。

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