全国39チームから選ばれた9チームが【第4回 高校生 食のSDGsアクショングランプリ」にて独自の提案を発表!

全国39チームから選ばれた9チームが【第4回 高校生 食のSDGsアクショングランプリ」にて独自の提案を発表!

公開日:2025年11月19日

第4回 高校生 食のSDGs アクションプラングランプリ

11月8日(土)、【第4回 高校生 食のSDGs アクショングランプリ】の最終審査を実施。

青森県立名久井農業高等学校がグランプリを受賞しました。

中内 㓛の遺志の継承を目的に創設

本学創設者でありダイエー創業者である中内 㓛の遺志を、若い世代に受け継いでいくことを目的に、2022年度に創設した本グランプリ。全国の高等学校・高等専門学校・中等教育学校から39チームにエントリーいただき、厳選なる審査の結果選ばれた9チームが、この日の最終審査に臨みました。

今年度の最終審査がスタートしました

清水信年学長による開会の挨拶の後、前消費者庁長官・新井ゆたか氏をはじめとする審査員6名を紹介。今年度の最終審査がスタートしました。

緊張のなか9チームが独自色溢れる提案を発表

愛知県立安城農林高等学校
愛知県立安城農林高等学校
大阪府立豊中高等学校能勢分校
大阪府立豊中高等学校能勢分校

独特の緊張感が漂うなか、最初に登壇したのは、昨年グランプリを獲得した愛知県立安城農林高等学校『土壌研究研修班』。続いて、魅せ方にこだわりを感じた栃木県立宇都宮白楊高等学校『食品製造分会』、本グランプリ常連校ともいえる青森県立名久井農業高等学校『FROLA The Ⅲrd.』、そして北海道からの参加となる静内農業高等学校『肉加工研究班』と真狩高等学校『有機農業コースRO分会』の5チームがそれぞれの提案を発表しました。

愛知県立安城農林高等学校
愛知県立安城農林高等学校
静内農業高等学校
静内農業高等学校
真狩高等学校
真狩高等学校
NPO法人KOBEとまり木
NPO法人KOBEとまり木
東京大学教育学部付属中東教育学校
東京大学教育学部付属中東教育学校
名久井農業高等学校栽培環境班
名久井農業高等学校栽培環境班

休憩を挟んで後半のトップバッターは、NPO法人KOBEとまり木『KOBEとまり木 高校生商品開発プロジェクト』。複数の高校から集まったメンバーでの活動を発表しました。続いて、東京大学教育学部付属中東教育学校『東大付属卒業研究チームNine』、大阪府立豊中高等学校能勢分校『モルト粕プロジェクトチーム』と続き、最後は青森県立名久井農業高等学校の2チーム目『栽培環境班』が、全9チームのトリを務めました。

活動の継承と研究の積み重ねが着実にカタチに

高校生ならではの視点とそれぞれの学校での学びの特性を活かし、個性とリアリティを併せ持つアイデアを、次々と披露。なかには、実際に形にしたアイデアの商品・サービス化に向けて企業から声がかかっているチームも。先輩から活動を受け継ぎ、研究や新たな取り組みを重ねてきたことが、少しずつ花開いているようでした。

審査委員から突っ込んだ質問や厳しい指摘

プレゼン後の質疑応答では、審査委員から突っ込んだ質問や厳しい指摘もあり、言葉に詰まってしまう場面も見られました。しかし、そのなかでも自分たちの思いを、自分たちの言葉で説明しようと、一つひとつの質問や指摘に真摯に対応していた高校生たち。その姿は高校生とは思えない、堂々たるものでした。

昨年の準グランプリチームが、今年度のグランプリに

年々、ハイレベルな提案&プレゼンテーションになっている本コンテスト。審査も難航を極めました。そうして『グランプリ』『準グランプリ』『審査委員特別賞』の3チームが決定しました。

受賞チーム1

今年度、栄えあるグランプリに輝いたのは、青森県立名久井農業高等学校『FROLA The Ⅲrd.』。自分たちのチーム名が呼ばれると、静まり返った会場に歓声が響き渡っていました。そして、準グランプリは、愛知県立安城農林高等学校『土壌研究研修班』。昨年は、こ2校の順番が逆だったこともあり、グランプリ受賞チームの生徒たちは喜びもひとしお、のようでした。

また今年度の審査員特別賞は、大阪府立豊中高等学校能勢分校『モルト粕プロジェクトチーム』1チームのみの選出となりました。

受賞チーム2
受賞チーム3

受賞チームには、審査委員長である清水学長より賞状と賞金を授与。審査委員からの公表では、高校生たちの健闘を讃えるとともに、さらなる向上を期待する声が聞かれました。

高校生たちの今後の活動につながる貴重な機会に

自分たちの普段の取り組みを発表し、さまざまなフィードバックをもらい、同じようにSDGsに取り組む他校の生徒たちの提案を聞くことができたこの日。高校生たちにとって、この挑戦は今後の活動につながる大きな学びや気づきを得ることができた貴重な機会と経験になったようです。

最終審査に進んだのは9チームのみとなりましたが、今年度も日本全国から39チームのエントリーをいただき、素晴らしい提案に出会うことができました。本グランプリは、来年も開催予定です。また次回、高校生ならではの斬新なアイデアに出会えることを楽しみにしています。

グランプリチームコメント

青森県立名久井農業高等学校 FLORA The IIIrd.

「去年、この大会に参加したときは準グランプリだったので、先輩の思いを引き継ぎ、優勝に導けてよかったです。今後は、今回先生方からいただいたアドバイスを参考にもっといいプランを考えていくとともに、この取り組みを後輩に引き継いでいきたいです」

受賞チーム

グランプリ

グランプリ

FLORA The IIIrd.
(青森県立名久井農業高等学校)

『新発想~地球に優しいエアロポニックス~』

準グランプリ

準グランプリ

土壌研究研修班(愛知県立安城農林高等学校)

『廃棄物から価値を トマト副産物を活用した持続可能な養殖と農業』

審査委員特別賞

審査委員特別賞

モルト粕プロジェクトチーム
(大阪府立豊中高等学校能勢分校)

『大阪での循環型農業を目指して 食から生み出す生産物への興味』

昨年度の様子

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