シニア層に喜ばれる商品を! 岡田ゼミとヤクルト商事の商品企画プロジェクトが始動

シニア層に喜ばれる商品を! 岡田ゼミとヤクルト商事の商品企画プロジェクトが始動

公開日:2026年2月16日

ヤクルト商事の商品企画プロジェクト1

自分自身の問題意識や願い、周りの身近な人が抱えている課題を中心とした『ジブンゴト』からはじまる起業やプロジェクトについて実践を通じて学ぶ商学部経営学科・岡田恵実准教授のゼミ。

今年度の3年生は、神戸の老舗ベーカリーとの商品開発に挑戦中。
そして今回、新たにゼミ活動がスタートした2年生が、ヤクルト商事株式会社との商品企画プロジェクトに挑みます。

10月7日(火) キックオフミーティング

2年生後期からゼミ活動がはじまる本学。
岡田ゼミに所属するゼミ生14名は、スタートしたばかりのゼミ活動で、初めての社会共創プロジェクトに挑戦します。今回取り組むのは、ヤクルト商事株式会社の「ヤクルト」愛飲者向け商品の企画。10月7日(火)には、同社の企画販売部・宮岡素朗氏が来学され、キックオフミーティングを行いました。

ヤクルトレディが販売。 “シニア層”をターゲットにした商品を企画

宮岡氏から、最初にヤクルトグループおよびヤクルト商事株式会社の企業情報や事業概要を説明。続いて、ご自身が在籍する企画販売部が取り扱う主商品や売れ筋、それらの商品と「ヤクルト」の宅配の流れについて紹介されました。また、幅広いお客さまに商品をお届けする宅配業務を担うヤクルトレディについて、「企画販売部が扱う商品の購入者は特に、対面対話ができるシニア層の割合が多い。住宅だけでなくオフィスや事務所にもお届けしている。」と、客層の特徴や幅の広さについても説明が。学生たちは普段聞くことのできない事業の特徴に耳を傾け、理解を深めました。そして、いよいよ本プロジェクトの詳細へ。

ヤクルト商事の商品企画プロジェクト2

今回、ゼミ生たちが取り組むのは、『ヤクルトレディが紹介すれば、シニア層を中心に喜んでもらえる商品のアイデア』を考えること。この商品は、店頭販売ではなく、ヤクルトレディの皆さまが「ヤクルト」をお届けする際に合わせてお勧めして販売するもの。そうした販売形態も考慮に入れて、商品のアイデアを考えていくことになります。

試食で感じた『おいしさ・健康感・わかりやすさ』

この日は、宮岡氏が売れ筋商品のなかの数品を1人1袋ずつご用意くださり、大喜びのゼミ生たち。説明を聞きながら、一つひとつ試食していくなかで、「これめちゃくちゃおいしい!」「クセになる」「ダイエットにもいいかも」と、あちこちから感想が。どの商品も、おいしいうえに、ヘルシーだったりカラダに良かったり。実際に食べてみてわかったことがたくさんあったようです。

ヤクルト商事の商品企画プロジェクト3
ヤクルト商事の商品企画プロジェクト4

“大学生”が“シニア層”に刺さる商品をどう導き出すのか

どういった商品だと喜ばれるのか。シニア層に刺さるポイントは何か。ヤクルトレディに届けてもらうことにどんな価値を感じているのか。また、そのヤクルトレディの方々の労働負荷が少ない商品はどのようなものか。ここからデータ収集やデジタル・アナログ両面からのリサーチ、分析を行っていきます。
「さまざまな切り口からどんどんアイデアを出してほしい」と、ゼミ生たちに話された宮岡氏。大学生が“若者”の視点で導き出す“シニア層”に喜ばれる商品とは、いったいどのようなものなのか。ゼミ生たちの提案にご期待ください。

1月15日(木) 最終提案

最終提案1

10月7日のキックオフから約3か月。
『ヤクルトレディが紹介すれば、シニア層に喜ばれる「もう1品」 の新商品』の提案に向け調査・分析を重ね、最終提案を行いました。

ターゲット設定と調査

学生たちは 「70代夫婦で日中は妻が在宅の家庭」 をターゲットに設定し、インタビュー・アンケート・リサーチの3チームに分かれて情報収集を実施しました。

その結果、

  • 食べやすさと健康の両立
  • 少量で続けやすい形状
  • ヤクルトレディへの信頼感

が、購買の大きなポイントになることが判明。 さらに、AI分析でも「一口・やわらかい・個包装・栄養補助」といった要素の支持が確認され、学生たちの調査結果と一致する傾向が示されました。

4つの商品を提案

学生たちは調査結果をもとに、次の4商品を提案しました。

  • 玄米クリスプチョコ
  • 小魚せんべい トマトチーズ
  • フルーツようかん キウイ味
  • プロテシガール(「プロテイン入りシガレットロール」)

いずれも 「健康 × 食べやすさ・継続・楽しさ」 を組み合わせたアイデアで、シニア層に配慮された内容です。

最終提案2
最終提案3

ディスカッションと講評

提案後には全員で机を囲み、振り返りとディスカッションを行いました。 岡田先生からは、これまで積み重ねてきた調査の質の高さや、424件のアンケートをもとにした「データ活用の力」が提案の説得力を高めたことへの評価がありました。また、「商品化にはハードルがあるものの、ご検討いただければありがたい」 との言葉を述べられました。

続いて、ヤクルト商事の宮岡氏からは、学生たちが時間と労力をかけて生み出した数々のアイデアへの深い感謝が伝えられ、「現場の視点」と「若者の感性」が融合した提案として貴重なヒントになるものとして大きな希望を抱いているとのお言葉をいただきました。また、今回提案されたアイデアについては、社内に持ち帰り、時間をかけて商品化の可能性を検討していきたいとのお話もありました。さらに、「今回の経験を今後の人生にいかしてほしい」「ヤクルトレディを見かけたら、ぜひ声をかけてほしい。」など、温かい励ましと期待を込めたメッセージが学生たちに贈られ、教室は達成感と前向きな雰囲気に包まれました。

学生たちの学び

3か月にわたって取り組んだ本プロジェクトは、「シニア層に寄り添うとはどういうことか」 「商品が生まれるまでに何が必要か」を深く考える貴重な学びの場となりました。

課題発見から調査、企画、提案までを一貫して行うなかで、「データに基づき考える力」、「相手に伝わる形に整理する力」、そして「チームで成果を生み出す力」が確実に育まれました。

そうした学びを通じて、ヤクルトレディから届けられる新たな「もう1品」が、人々の暮らしに小さな健康と喜びをもたらす未来を願うようになった学生たち。そんな願いを抱くとともに、今回得た経験は学生たちの今後のゼミ活動やキャリア形成において大きな財産となりました。

最終提案4

社会連携

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