新ゼミがBRANCH神戸学園都市で“一箱古本市”を開催。顧客アンケートから見えた地域課題に、学生主体で挑む

新ゼミがBRANCH神戸学園都市で“一箱古本市”を開催。顧客アンケートから見えた地域課題に、学生主体で挑む

公開日:2025年12月18日

一箱古本市1

2025年12月14日、BRANCH神戸学園都市にて、商学部・新雅史ゼミの学生たちが、1日限定のイベント「一箱古本市」を開催しました。

本企画は、新ゼミが2024年度に同施設内で実施した顧客アンケートをきっかけにスタートしたものです。調査の結果、「本屋さんがあったらうれしい」という声が多く寄せられた一方で、常設書店の設置には現実的な課題があることも明らかになりました。

そこで学生たちは、「常設は難しくても1日限定の“本屋さん”であれば自分たちの手で実現できるのではないか」と発想を転換し、今回のプロジェクトに取り組みました。

“一箱古本市”とは

「みかん箱」サイズの箱ひとつ分の本を持ち寄れば、誰でも“1日だけの本屋さん”になれるフリーマーケット形式のイベントです。2005年に東京で始まり、現在では全国各地で開催されています。新ゼミでは、この一箱古本市を「あなたの本が、誰かの“次の1冊”になる」というコンセプトで企画。地域住民同士の交流促進と、本を通じた文化的なコミュニティづくりを目指しました。

一箱古本市2

アンケート調査から実践へ ― 学生たちの試行錯誤

アンケート調査で得られた声を起点に、企画の具体化に取り組んできたゼミ生たち。

新ゼミではこれまで、神戸・元町商店街を主な活動フィールドとし、一箱古本市が地域活性化に寄与している事例も見てきました。そうした経験を踏まえ、BRANCH神戸学園都市においても、地域に開かれた場づくりの可能性を探りました。

企画検討の過程では、複数の案を比較したうえで、実施条件や運営面を慎重に整理。その結果、実現性の高い形として、今回の一箱古本市に企画を絞り込みました。

一箱古本市3

学生たちは、アンケート結果と企画コンセプトを改めて整理し、「自分たちにできる範囲で地域の声に応える方法」を模索しながら準備を進め、当日の実施に至りました。

現場で得た気づきと、次の課題へ

当日は本を手に取る来場者や実際に購入する人もあり、企画としての成果が確認できた一方、集客方法や情報発信など、今後に向けた課題も明らかに。

新ゼミの学生たちは今回の取り組みを通し、ニーズ調査の重要性や企画を具体的な形に落とし込む難しさを実感するとともに、実践を重ねることで次の課題が見えてくることを学びました。

「自分の視点を広げ、発信する力」を大切にしている新ゼミ。

今回の“一箱古本市”は、地域の声を起点にした実践的な学びの場となり、学生たちは得られた気づきを次の挑戦へとつなげていきます。

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