本の魅力を言葉で伝える-第25回 学生書評コンテスト表彰式を開催
公開日:2025年12月25日

12月24日(水)、本学附属図書館にて「第25回 学生書評コンテスト」の表彰式を行いました。
学生書評コンテストは、感動した本や影響を受けた本、人に薦めたい本などをテーマに書評を募集し、入賞作品を紹介することで読書の奨励を図ることを目的として、毎年実施しているものです。
今年度は18編の応募が寄せられ、厳正なる審査の結果、最優秀賞1編、優秀賞2編、佳作2編の入選作品が決定しました。表彰式当日は、出席した4名の受賞者に対し、羽森図書館長より表彰状と副賞が授与されました。
表彰式では、羽森図書館長より講評が述べられました

「今年はエントリー数こそ少なかったものの、内容の充実した作品がそろっていました。また日頃から指導にあたってくださった先生方に、心より感謝申し上げます。
書評は読書感想文とは異なり、“誰に、どのような場面でこの本をすすめたいか”という視点が重要です。また、さまざまな分野の本に触れることも大切です。図書館には多くの本がそろっていますので、在学中はぜひ積極的に利用し、気軽に本と出会ってほしいと思います。」
また、最優秀賞に選ばれた梅川俊聖さん(経済学部3年)は、
「今回の経験を通して、自分自身のものの見方や視点を見つめ直すことができました。作品づくりの過程そのものが大きな学びとなり、今後につながる貴重な経験になったと感じています。今回の受賞を糧に、これからも本の魅力を丁寧に伝えられるよう、より一層努力していきたいと思います。最後に、選考に携わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。」
と、受賞の喜びと感謝の思いを語りました。
表彰式終了後には、受賞学生や図書委員の先生方が集まり、懇親会が行われ、和やかな雰囲気の中で歓談しました。

今回の学生書評コンテストを通して、学生たちは「誰に、どのように本をすすめるか」という視点で言葉と向き合いました。本を深く読み、自分の考えを表現する経験は、今後の学修や社会生活にもつながる学びとなりました。
本学附属図書館では、今後も学生が本と出会い、学びを深める機会を提供していきます。
- 最優秀賞
梅川 俊聖さん(経済学部3年)
『1984』(ジョージ・オーウェル著) - 優秀賞
渡邊 莉加さん(商学部4年)
『神さまのビオトープ』(凪良 ゆう 著) - 優秀賞
安永 真子さん(商学部3年)
『禅と生きる~生活につながる思想と知恵20のレッスン~』(宇野 全智 著) - 佳作
田中 芹さん(人間社会学部3年)
『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(平賀 充記 著) - 佳作
吉村 柊輝さん(人間社会学部3年)
『文化系のための野球入門~「野球部はクソ」を解剖する~』(中野 慧 著)








