文化の違いを伝え合い、多様性を学ぶ。日本語プレゼンテーションコンテストを開催
公開日:2026年8月7日

日本語を学ぶだけではなく、日本での生活を通して感じた「気づき」「発見」を自分の言葉で伝え、多文化理解を深めることを目的に開催している「日本語プレゼンテーションコンテスト」。
7月11日(土)、トライアル部門が開催され、24名の留学生が日本での体験をもとにプレゼンテーション。審査は、構成や内容、日本語の表現力、独創性、資料の見やすさなどを総合的に評価しました。
日本での体験を、自分の言葉で伝える
発表では、日本人にとって当たり前の日常を、留学生ならではの視点で見つめ直したプレゼンテーションが数多く披露されました。


焼肉文化や「空気を読む」文化、言葉遣い、大学生活、多機能トイレなど、一見何気ない出来事を切り口に、日本と母国との文化や価値観の違いを考察。ユーモアを交えながら紹介する発表もあり、会場が笑いに包まれる場面も。特別な出来事だけではなく、何気ない日常のなかに多くの学びがあることを感じさせる内容となりました。
「伝えたい」を次なる挑戦へ
7月21日(火)には表彰式を行い、日本語教育分科会長から「日常のなかで感じた『なぜだろう』を深く考察し、自分なりの答えを導き出していた」と講評。参加者へ今後の学生生活への期待が寄せられました。
最優秀賞には、「もし一生輝けなくても」をテーマに発表したチャン テイ ミー ハインさんが選ばれ、日本語教育分科会長より表彰状と副賞が授与されました。
チャンさんは、日本でのアルバイト経験を通して、「一番になること」だけが価値ではなく、誰かを支え、その人を輝かせることにも大きな意味があると気づいた経験を発表。その経験を通して、周囲を支えられるリーダーを目指したいという思いを語り、高く評価されました。

受賞後のインタビューでは、「賞を目指していたのではなく、自分が伝えたいことを素直に話した結果が受賞につながり、とてもうれしいです」と笑顔でコメント。また、「伝えたい内容とPowerPointをどう結び付けるかが一番難しかったです。聞き手に興味を持ってもらえるよう、アニメーションや写真を工夫しながら何度も練習しました」と、プレゼンテーション制作を振り返りました。
最後には、「プレゼンテーションが好きなので、2027年1月に開催予定の日本語プレゼンテーションコンテスト(リサーチ部門)にも挑戦したいです」と、次の目標への意欲も語ってくれました。
“違い”を考えることが、多文化理解につながる
留学生が日本で感じた違和感や発見を日本語で伝えることは、日本語力を磨くだけではなく、日本文化を見つめ直し、多文化への理解を深める機会にもなります。また、その視点は日本人学生や教職員にとっても新たな気づきとなり、お互いの文化を理解し合うきっかけとなりました。
日本語力を競うだけでなく、日本での経験を見つめ直し、自分自身の成長や価値観の変化を言葉にする機会となった今回のコンテスト。2027年1月には「リサーチ部門」での開催も予定しており、留学生たちがどのような視点で社会を見つめ、発信するのかにも期待が寄せられます。

受賞内容
| 受賞 | 発表テーマ | 氏名 |
|---|---|---|
| 最優秀賞 | もし一生輝けなくても | チャン ティ ミー ハインさん(2年生) |
| 優秀賞 | 「できない」から「できる」へ | ハスニン マンズルさん(1年生) |
| 特別賞 |
消えゆく「ありがとうございました」 ―日本の大学で私が感じた言葉の冷たさ― |
ヴァリック モリエロさん(3年生) |
| 奨励賞 | 「大丈夫」 日本語の万能な言葉 | ホアン ティ ホンさん(2年生) |
| 限界を超えた先にある運 | グエン タイン フォン ヴィーさん(3年生) | |
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言葉でつながる思いやりの心 使うために作られたのに、なぜ避けられるのか? |
チョージン ハンさん(3年生) | |
| 留学生活で気づいた日常の変化 | ド ティ キエウ マイさん(3年生) | |
| 審査員賞 | 日本での生活を楽しめるために工夫している方法 | リン ケン コさん(1年生) |
| ベトナムと日本の焼肉文化の違い | グエン トゥイ リンさん(3年生) | |
| 魚と私 | サイエム エムディ エリアスジャーマンさん(2年生) | |
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ベトナム文化クラブの活動を通して発見したこと ―日本での経験を通じて― |
グエン ティ ゴック ズさん(2年生) |








