「なぜ朝食を食べない?」北村ゼミが大学生の朝食習慣をデザイン
公開日:2026年10月29日
9月15日(火)、人間社会学部人間健康学科・北村裕美教授のゼミが、株式会社日本アクセスとの産学連携プロジェクトをスタートしました。
本プロジェクトでは、農林水産省も課題として掲げる「朝食欠食」に着目。
今回、北村ゼミは「大学生の朝食欠食」をテーマに、大学生が朝食を食べない理由や背景を調査・分析し、食品業界がこの社会課題に対してどのようなアプローチができるのかを考えていきます。
最終成果として、大学生の朝食喫食率の向上に向けた具体的な提案を目指します。
大学生は、なぜ朝食を食べない? まずは自分たちの実態を知る
本プロジェクトの特徴は、「ゼミ生自身」が研究対象となる点。
キックオフでは、株式会社日本アクセスのご担当者から食品流通の仕組みについて説明を受けた後、ゼミ生が事前に実施したアンケートの結果を共有しました。
調査は学生食堂「RYUKA DINING」で朝食を利用する学生を対象に行われました。調査では、朝食を食べる頻度や理由を尋ねることで、学生の朝食欠食における認識と現実にギャップがある可能性が見えてきました。
「朝食を食べる理由」(複数回答)では、「おなかが空くから」が43人(79.6%)、「食べないと健康に悪いから」が32人(59.3%)で上位でした。
一方、「朝食を食べない理由」(複数回答)では、「時間がない」が37人(68.5%)と最も多く、「朝起きるのが遅い」(23人・42.6%)が続きました。朝起きて家を出るまでの過ごし方の改善がアプローチのカギになりそうです。
身近な「なぜ?」を掘り下げ、企業と考える朝食欠食の原因
続くディスカッションでは、アンケート結果に基づき、株式会社日本アクセスの皆さまと意見を交わしました。
「普段は朝食を食べるのか」「どのようなものを食べているのか」といった身近な話からスタートした議論は、次第に「なぜ朝食を食べないのか」という原因の掘り下げへ。
ここで重視されたのが、表面的な理由だけで判断せず、調査やデータをもとに原因を探ること。
例えば、「朝は時間がない」という回答に対しても、単に「時間不足」と捉えず、生活リズムや朝食に対する意識といった根本的な原因を多角的に分析。
当事者としての実感を出発点にしながらも、思い込みに捉われず、調査や分析を通して「なぜ食べないのか」という本当の理由を探っていきます。
自分たちだからこそ見えるリアルを提案へ
今後は、「なぜ朝食を食べないのか」をタイプ別に整理し、より詳しく探るための調査を進めていきます。自分たち自身の目線からリアルな日常を捉え、実際に役立つアイデアへと形にしていきます。
来年2月の最終発表に向けて、株式会社日本アクセスの社員の皆さまと議論を重ねながら、大学生が無理なく続けられる「新しい朝食スタイル」をデザインしていきます。
今後の予定
- 9月末〜11月末 原因整理・定量調査実施・集計・分析
- 12月 分析から得られた気づきの整理・施策仮説立案
- 2027年1月 発表ストーリーおよび資料作成
- 2027年2月15日(月) 最終発表












