現代経済コース/地域まちづくりコース

現代経済コース/地域まちづくりコース

最終更新日:2025年5月12日

公開日:2023年6月14日

現代経済コース

どうすれば幸せに暮らせる社会をつくれるか。

経済学は、人々が幸せに暮らせる生産・流通・消費・廃棄の在り方を考えます。グローバル化と技術進歩の中、自然と社会を壊さない暮らし方が求められています。経済学の知恵を身につけ、この課題に挑戦する人材を育成します。

ダイナミック・プライシングとは

時間・曜日・季節で価格が変わるのはなぜ?

商品やサービスには、時間・曜日・季節によって価格が異なるものがあります。例えば旅館では、需要の大きい行楽シーズンには宿泊料を引き上げ、そうでないときには引き下げます。それぞれの時間・曜日・季節での収入の安定、利潤の増加を狙うのです。このような価格の付け方はダイナミック・プライシングと呼ばれます。情報通信技術の発展で、より細かく需要と供給の動きを把握できるようになりました。これからはさらに多くの商品・サービスで、価格設定が多様なものになると予想されます。

現代経済コース

3年 中島 蓮斗さん
兵庫県立高砂高等学校出身

経済学に興味があったものの、明確な夢はなく、「さまざまな知識を得て視野を広げるなかで、夢を見つけたい」という思いで入学しました。このコースでは「マクロ経済学」や「ミクロ経済学」といった経済学の授業だけでなく「都市・地域計画」などまちづくりに関する授業も履修することができます。幅広く学んでいく中で「地方公務員として市役所で働き、地域貢献をする」という夢もできました。まちづくりを通して、日本の経済発展を支えていく。そんなことができればいいなと思っています。

印象に残った授業

マクロ経済学

世界各国における多種多様な経済活動をGDPなどの指標で分析し、知識を深めていきます。

ピックアップ授業

ミクロ経済学

ミクロ経済学

消費者・政府の行動について学ぶ

世の中には、多くのサービスがあります。生産者は何を追求して生産活動を行い、私たち消費者はどのような行動を取ってモノ・サービスを買い、政府はどのような場合に私たちの暮らしや経済活動に介入するのでしょうか。ミクロ経済学では、消費者・生産者・政府の動きを理論から学び、世の中の経済活動を分析します。

金融論

金融論

金融の仕組みや知識を身につける

金融は「経済の血液」とも呼ばれ、お金がうまく流れることで経済活動が活性化します。授業では金融についての解説や金融機関や金融市場の役割、経済を安定化させるための金融政策の基礎を学修。お金の流れや社会や経済、私たちの生活への影響などに対する理解が深まっていきます。

地域まちづくりコース

どうすれば、住みやすく活力のあるわがまちにできるか。

私たちのまちは、そこに暮らす人々、コミュニティ、企業、行政などが関わり合って成り立っています。経済学をベースに地域社会の複雑な問題を理解し、地域の人々の利益となる解を導き、提案することができる人材を育成します。

まちの再活性化とは

学園都市駅の夜が明るくなったのはなぜ?

神戸市は「リノベーション・神戸」事業を進めています。40年以上前から開発が進んだ神戸市の郊外ニュータウン群(学園都市駅が開業したのは1985年)、それらを再活性化する試みです。人口減少を乗り越えるため、住民の意見を取り入れながら、新しい魅力を創り出そうとしています。終点西神中央駅周辺には、新しい図書館やホールができました。学園都市駅でも、まちをより明るく安全にするため、街灯の増設、LED化などの整備が進みました。まちの課題は? 解決策は? まちづくりについて学び、まちを元気にするアイデアを考えてみませんか?

地域まちづくりコース

3年 大西 一輝さん
明石市立明石商業高等学校出身

「警察官になって地域の人々の暮らしを守りたい」というのが、私の昔からの夢でした。このコースを選んだのは、警察官として働く前に、地域に関する政策やまちづくりについて知っておきたいと考えたからです。授業では、まちづくりに取り組む民間企業の方のお話や、地域における環境政策の比較、民法、ネット社会に潜むトラブルについてなど、幅広く学んでいます。警察官に限らず、さまざまな方がさまざまな方法で地域を守っているということを知ることができたのも、このコースを選んで良かったと思う理由です。

印象に残った授業

地域環境政策

各地域の環境保全に関する政策を学び、海外とも比較。まちづくりのヒントにします。

ピックアップ授業

地域まちづくり概論

地域まちづくり概論

さまざまな視点から、まちづくりをひもとく

少子高齢化や行政の財政難により、人の暮らしを支える社会経済の仕組みが大きく変化しています。その背景と、行政、市民、企業の視点から「地域まちづくり」の現状と課題を認識し「都市・地域再生」「公共交通」「観光」「防災」「公共経営」「エリアマネジメント」などの事例を交えながら学修していきます。

地域情報処理

地域情報処理

利活用が期待される
GIS(地理情報システム)を修得

地域内では、道路や建物、ヒトやモノなどの要素が複雑に絡み合っています。これらを仮想空間内でデータ化し、地図として統合的・効率的に分析するシステムである「GIS」について学びます。座学で基礎理解をしながら、本格的な業務用GISを使った実際の地域の分析、データ構築や分析・考察などを演習していきます。

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