心理コース/社会文化コース

心理コース/社会文化コース

最終更新日:2025年5月1日

公開日:2023年6月14日

心理コース

どうすれば人の気持ちに寄り添うサービスや支援ができるか。

人の心理や行動を科学的に理解し、ビジネスや生活のさまざまな場面で適切に対応できる知識と能力を獲得します。心理学的アプローチで課題解決に取り組み、サービス、行政、福祉など幅広い業界で活躍することができる人材を育成します

人の心と社会の関わり

他者からどう思われているのか気になるのはなぜ?

皆さんは自分が他の人からどう思われているのか気になったことはないでしょうか?なぜそれが気になるのでしょうか。一つの答えは仲間外れを防ぐためです。社会の中で他者と共に生きることには、困ったときに助けてもらえるなど多くのメリットがあります。ですが、他者から悪い評価が下されると社会から仲間外れにされ、そのメリットを失う可能性が高まります。それを防ぐには他者からの評価を気にかけ、必要なときには評価を回復させることが重要です。こうした理由から、私たちには他者からの評価を気にする心が備わったと考えられています。

心理コース

3年 中西 紬さん
私立芦屋学園高等学校出身

高校時代、スクールカウンセラーさんに親身に話を聞いてもらった経験から、心理学を学びたいと思うようになりました。このコースでは、心理学の知識だけでなく、カウンセリング手法なども演習でしっかりと学べるので、とても実践的。ゼミで放課後等デイサービスを訪れた際に「子どもたちとこんなにすんなりと打ち解けられるのは珍しい!」と褒めていただけたのも、これまでの学びを生かせたからだと思います。将来は、子どもだけでなく、人と関わり、人を支える職業に就きたいと考えています。

印象に残った授業

心理学演習(ワークライフバランス)

主に働く人や就活生への支援を念頭に、話の聴き方をロールプレイ等を通して体験的に学びます。

ピックアップ授業

カウンセリング

カウンセリング

こころの悩みに対する支援法を学ぶ

こころの悩みを抱えている人を支援する理論と方法を学びます。カウンセリングの基礎的な知識を学び、皆さんが日々関わる家族や友人が悩んでいる時に活用できる知識とスキルを学修していただきます。例えば、悩んでいる時の私たちの心の状態はどのようになっているのか、援助的に話を聞くにはどのような方法があるのかなどについて学んでいきます。

社会心理学

社会心理学

社会の中で生きる人の心を理解する

社会心理学は、人の心や行動と、人の集まりである社会との関わりを解き明かそうとする実証的な学問です。授業では主に、社会で起こる出来事や他者について人が判断する時の心の特徴や、他者と関わること・集団となることが人に与える影響について、それを扱った実験とともに紹介します。それらを学び、社会に生きる人の心を理解することを目指します。

社会文化コース

どうすれば人々が幸せになる社会と文化をつくることができるか。

社会や文化の仕組みや働きを理解し、問題を発見し、その解決によって、人や社会の幸せの実現を目指します。日々変化する生活スタイルに応えるサービスやビジネスを創出することができる人材を育成します。

社会の当たり前を疑う大切さ

恋愛がうまくできない自分を責めるのはなぜ?

なぜ恋愛がうまくできない自分を責めてしまうのか。それは自分の幸せの責任が自分にあると、皆さんが社会に思い込まされているからです。以前は家や村のしきたりの中で結婚が決められていました。現在は自分で自由に恋愛相手を選択できる社会です。同時に、これは自力で幸福達成できたかを問い続ける社会の到来でもあります。だから、恋愛がうまくいかないこと、誰かに相手として選ばれないことを自己責任と思い込み、常に不安を抱え続けます。恋愛だけでなく、現代社会は生きること自体がまるで業績稼ぎのように感じられる社会です。社会学はこのような社会の当たり前を見直し、疑問を投げかけていきます。

社会文化コース

3年 丸山 季秋さん
兵庫県立伊川谷高等学校出身

コロナワクチンの報道をきっかけに社会問題に興味を持ち、社会調査士になりたいと考えるようになりました。このコースの魅力は、具体的な事例に触れながら、ジェンダーやSDGsといった社会問題をより深く知ることができる点です。授業で学んださまざまな統計方法、インタビュー方法などを駆使して調査を重ね、レポートとしてまとめ上げる。それを日常的に繰り返す中で、自分で考える力、課題に向き合う力がついたように感じます。3年生の秋に内定をいただけたのも、それらのおかげかもしれません。

印象に残った授業

社会開発論

差別問題やSDGsなどの社会問題が、社会の発展とともにどう変化してきたかを考察します。

ピックアップ授業

生活文化論

生活文化論

「衣食住」の歴史と発展を考察

「着る」「食べる」「暮らす」という私たちの日々の営みは、先人たちが当時の風土や気候などさまざまな環境と対話しながら、工夫を凝らして培ってきたものです。この授業では「衣食住」を中心に日本や海外の生活形成の歴史と文化を学び、これまでの生活文化を継承しつつ、より豊かな現代生活の在り方を考察します。

ジェンダー論

ジェンダー論

性に関する思い込みから自由になる

生まれながらに人間の性別は男女の二つに分かれており、年頃になると異性に惹かれることを「自然」とする考え方が根強く存在しますが、人間の性をどうとらえるかは、社会によってさまざまな形があります。講義では、社会の仕組みに入り込んでいる性の在り方を批判的に考察し、多様な人が多様なままで生きられる社会について考えていきます。

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