例年とは違う大変さも、参加者の笑顔で達成感に!『冬野菜収穫体験 in 稲美町』開催
公開日:2020年11月12日
11月8日(日)、毎年恒例となった稲美町での『冬野菜収穫体験』を開催しました。
これは、本学が稲美町(兵庫県加古郡)からの依頼で、2011年より行っている稲美町観光まちづくり事業の一環。移住・定住促進のため、町内外の方に稲美町の魅力を感じてもらうイベントで、稲美町役場と協働しながら、人間社会学部人間社会学科・森藤ちひろ教授のゼミの学生たちが企画・運営を行っています。
今年は、コロナ禍の影響に鑑み、例年より規模を縮小しての開催となりましたが、お子さまからご年配の方まで、町内外問わず多くの方が参加。雲ひとつない秋晴れのなか、学生のサポートを受けながら、ブロッコリーやカリフラワー、さつまいもなどの冬野菜の収穫を楽しみました。小さな体で、大きなさつまいもと一生懸命格闘するかわいい姿も。収穫体験後は、そんな子どもたちに、学生から手作りのメダルをプレゼントしました。
収穫体験の次は、場所を移して野菜を使った『絵ハガキづくり』に挑戦。参加者たちは収穫したのと同じブロッコリーの茎や葉、サツマイモをはじめ、ピーマンや小松菜の茎、落花生などをスタンプ代わりに、色鉛筆やクレヨンも駆使しながら、オリジナルの絵ハガキを作成。年齢を問わす楽しめるということもあり、参加された方々は時間を忘れて楽しんでいました。
コロナ禍で、一時は開催が危ぶまれた当イベント。稲美町の方々と何度も検討を重ね、ゼミでも話し合いながら、制限の多い状況下でも楽しんでいただけるイベントにすべく準備してきました。
無事イベントを終え、リーダーの三柴綾恵さん(商学部マーケティング学科3年)は、「ひとつのイベントを企画から運営までさせていただいて、リーダーとしてメンバーをまとめたり、稲美町の方や大学の職員の方と連絡を取り合ったり、手一杯になってしまったときもありましたが、2年生の力も借りながら、何とか無事に終えることができてよかったです。ただ、リーダーとして、メンバー全員のモチベーションをあげることができたかどうか。そこは今後の課題かなと思います」と、今回の取り組みを振り返りました。
思うようにいかないこと、例年とは違った大変さもたくさんありましたが、喜んでくれている参加者の方々の姿に、学生たちの表情は達成感に満ちていました。
『稲美町PR動画』稲美町×流通科学大学学生
動画を作成した副ゼミ長 金﨑里歩さん・人間社会学部人間社会学科3年
この動画は、学生全員で撮影した画像や動画を組み合わせて制作しました。イベントに参加いただいた方々の表情がとても楽しそうで、動画を作成しているとき、当日のことを何度も思い出し、嬉しくなりました。参加いただいた方はもちろん、動画を見てくださった方にも、稲美町の魅力が伝わればうれしいです。
後日、参加していただいたお子さまより、お礼のお手紙が届きました。
このようなお手紙をいただいたのは初めてで、学生たちも大変喜び、今後の活動への励みとなりました。