辻本ゼミの学生が空き家改修に挑戦中! 目指すは家島の魅力発信も兼ねたセミナーハウス
公開日:2024年9月27日
人間社会学部心理社会学科・辻本乃理子准教授のゼミでは、昨年度から『家島活性化プロジェクト』に取り組んでいます。
5月19日(日) 空き家改修作業①
今年度は、空き家の改修に取り組んでいるゼミ生たち。5月19日(日)には、有志の学生1名を加えた7名が現地を訪れ、いえしま案内人・中西和也氏の指導のもと、改修作業を行いました。
家島に到着後、中西氏が改修された施設で今回の概要について説明を受けた学生たち。中西氏からは「皆がいつきても寝泊りできて、大学生がセミナーハウスとして活用できる施設」がコンセプトであること、学生たちには「改修だけでなく、家島の魅力発信も兼ねて、『家島にきたくなる理由』をみつけてほしい」ことなどが伝えられました。
その後、空き家に移動。まずは、以前の住民の家具や荷物などの整理からスタートしました。今後も使えるもの、使えないもの、に選別して2階から1階へ。家のなかにあるさまざまなものを選別していくなかで、前に住んでいた人の歴史などを皆で話し合う場面も見られました。
そうして2階が整理できたところで、この日は終了。中西氏より「これでも荷物は少ないほう。まだまだ1階の整理が続くが、次の改修で寝泊まりできるレベルにはしたい」と話されました。
9月2日(月) 空き家改修作業②
5月に空き家の改修作業に入って以降、何度が家島を訪れながら作業を続けてきた辻本ゼミの学生たち。9月2日(月)には、現地に宿泊し、2日間かけて活動を行いました。
5月に比べ、家のなかの荷物はほぼなくなり、随分と片付いた様子。この日は、食器などの整理や家財道具の運び出し、また大きな家具はのこぎりを使って解体するなど、ゼミ生たちは協力しながら作業に汗を流しました。
また、今回の活動では、改修作業だけでなく、今後必要な備品なども検討。そのために、ゼミ生たちは、高台の空き民家を改修した家島初の1棟貸し宿泊施設『家島ハレテラス』に宿泊。ここで、現在改修中の民家に活用できそうなポイントについて考えました。
今後は、改修中の空き民家を、誰が使うのか、そこで何を行うのか、改修後のルールなどについても検討していく予定。ゼミ生たちとともに活動を行っている、いえしま案内人・中西氏は「大学生が手掛けるということで、今後は大学生が利用するスペースになれば」と期待されていました。