昨年に続き、今年は長坂ゼミが東山商店街の夏祭り『湊川夜市』を盛り上げる!

昨年に続き、今年は長坂ゼミが東山商店街の夏祭り『湊川夜市』を盛り上げる!

公開日:2024年9月17日

『湊川夜市』企画・運営

商学部マーケティング学科・長坂泰之教授のゼミに所属する3年生15名が、“神戸の台所”と称される東山商店街を舞台に、夏祭り『湊川夜市』への出店の企画・運営に取り組みます。

『湊川夜市』とは、毎年8月最終週の土曜日に開催される東山商店街最大のイベント。コロナ禍前までは、商店街の店主および地域の方々が中心となって運営してきました。しかし、コロナ禍で数年間中止を余儀なくされるなかで運営側の高齢化が進んだことから、これを転機ととらえ、大学生などの若者の積極的な参画を企図。その思いを受け、昨年度は本学の『キャリアアップセミナー』を活用し、参加学生たちが4年ぶりの夏祭りを盛り上げました。

そして、東山商店街の役員の方と相談し、今年度は“ゼミ活動”として、長坂ゼミの学生たちが、『湊川夜市』への出店の企画・運営に取り組むことになりました。

4月22日(月) キックオフセミナー

キックオフセミナーの様子

初回となった4月22日(月)は、東山商店街を訪れ、キックオフセミナーを実施。今回の取り組みの目的などについて共有を行いました。

また、東山商店街の井之上副理事長から、商店街の現状や『湊川夜市』の概要・注意事項、昨年度の取り組みに対する商店街・地域の方々からの声、評価の高かった企画などについて説明。また、今回の活動場所やスペース、必要な什器の貸出など、昨年から大きく変わった要素についても話されました。

セミナーの様子

説明を受けた後はチーム決め。ゼミ生のなかには、昨年の参加メンバーが3名いたため、全員が同じチームにならないように振り分け、チームを決めていきました。その後は、チームごとに企画のアイデア出し。「できる・できない」は別に、それぞれが「やりたい」「おもしろそう」と思った企画を出し合い、飲食とゲームに振り分けていきました。

参加学生の様子

真剣に聞く学生たち

参加学生の様子

真剣に聞く学生たち

最後は、各チームでどのようなアイデアが出たのかを発表。東山商店街の方からアドバイスをいただきながら、各チーム『飲食』と『ゲーム』それぞれ4候補まで絞り込みました。

ここからは、実際に「できる」企画を絞り込んでいき、事業計画を策定。その後、試作や試技を行った後、8月24日(土)の『湊川夜市』に臨みます。

7月1日(月) ロールプレイングの実施

『湊川夜市』ロールプレイングの様子

『湊川夜市』開催まで2カ月を切った7月1日(月)。ゼミ生たちは、現地でロールプレイングを実施しました。

この日はまず現場の確認を行いました。当日を想定し、ガムテープを貼ってすべての位置を確定したら、写真撮影。当日は、この写真を元に必要なものを配置していきます。続いてイベント用品の確認と試技を行いました。

現場確認の様子

ガムテープ貼り

夜市当日は溢れんばかりの参加が見込まれることから、学生はどうやって行列をコントロールするかについて、試行錯誤を繰り返していました。また、当日の“イベント”で行うのは『スーパーボールすくい』と『射的』。各チームに分かれて、スーパーボール用のプールや射的台の設置位置を確認するとともに、プールに水を入れてポイでボールをすくったり、実際に射的をしてみたり。問題なく遊べるか、各チームで試技も行いました。

プールへ水入れ

射的台の確認

当日の想定客数、1人あたりが要する時間などを考えたり、お客さまの流れや行列をさばくイメージなどを持ちながら臨んでいたゼミ生たち。ロールプレイングを通して改善点や注意点などを確認・共有しました。

今後は、各チームで事業収支をしっかりと練り、8月24日(土)の本番に臨みます。

8月24日(土) 湊川夜市当日

『湊川夜市』の様子

『湊川夜市』当日を迎えた8月24日(土)。東山商店街最大のイベントとあって、17時の開始前から商店街は多くの人で賑わいました。

今回、ゼミ生たちが出店するのは、『スーパーボールすくい』と『射的』。出店エリアは、商店街の入り口付近と、人通りの多い場所だったこともあり、16時からの設営に苦戦しながらも、全員で協力しながら準備を進めていました。そんなゼミ生たちの様子を横目に、『スーパーボールすくい』の前に集まりはじめた子どもたち。

準備の様子

『スーパーボールすくい』

ポイを渡す学生

誘導する学生

そして、17時を迎えるころ、アナウンスとともに夜市がスタート。その時点で、すでにスーパーボールすくいと射的には子どもたちが殺到。あっという間に人だかりと行列ができていました。時間が経てば経つほど増える人、人、人。衰えることのない人だかりと行列に、ゼミ生たちの出店エリアは大混雑状態に。その熱気で暑さが増幅するなか、ゼミ生たちは滴る汗を拭いながら子どもたちとの交流を楽しんでいました。

看板を持つ学生

楽しむお客様の様子

射的の説明をする学生

呼び込みをする学生

商店街の皆さまの温かい支えもあり、今年も大きなトラブルもなく、無事に終えることができました。怒涛の3時間半で、射的には268名、スーパーボールすくいには299名の方が来場。多くの方に喜んでいただくこともでき、ゼミ生たちもホッとした様子。清掃後には、周辺のお店にお礼の挨拶回りも行いました。

順番を待つ行列

大盛況の射的の様子

毎年、多くの人たちが集まる東山商店街での湊川夜市。その凄まじい熱気と人の多さに加え、今年の暑さに疲労もあったと思いますが、終了後のゼミ生たちの顔には達成感が滲んでいました。今回の経験を通して、それぞれが“生きた学び”を得ることができたようです。

ゼミ生たちの感想

  • 今回参加して、とても楽しく、たくさん新しい知識を学ぶことができ、お客様の笑顔に疲れも吹き飛びました。営業する立場としては、売り上げももちろんですが、お客様の喜びや幸せを優先しないといけないと思いました。また、スタッフ間での協力やチームワークの大切さも改めて感じました。このイベントを通じて、新しい発見や成長の機会を得ることができ、非常に有意義な時間になりました。
  • 今回夜市を経験して、当日はもちろん事前の挨拶の大切さを痛感しました。また、助け合うことで応援される人になり、成果を出すことができる、ということも学びました。挨拶を忘れず、助け合うことができる人が、社会でも活躍できるのだと感じました。
  • 途中からの参加になりましたが、ちょうど賑やかな時間帯だったので、イベントの楽しさを存分に味わうことができ、かわいい子どもたちと元気に楽しく過ごすことができました。また、家の近くの商店街の活性化に貢献できたこと、近所の方々との交流の機会を得られたことが、とても嬉しかったです。
  • 地域の方々と直接触れ合う機会をいただき、多くの貴重な経験をすることができました。特に、お客さまのニーズに応じたサービス提供の重要性や迅速な問題解決力を身につけることができました。また、チームワークの大切さや、参加者の笑顔を引き出すための創意工夫が求められることを実感。この経験は、今後の社会人生活においても大いに役立つと思います。
  • 東山商店街の一員として出店する、という貴重な経験ができたことを嬉しく思います。今回の経験を通して、経営の難しさを改めて実感しました。多くのお客さまにきていただけたことは良かったですが、景品がたくさん余ってしまったことは、経営としては良くない結果。余計なコストをかけてしまったと後悔しています。今回は、帰り際の子どもたちに振る舞うという結果になりましたが、これは商店街の方の温かい支えがあったからできたこと。きちんと予測して、もっと早めに対応できればよかったと思います。

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