道前ゼミがBRANCH神戸学園都市のハロウィンイベントを企画&ウエディングも実施

道前ゼミがBRANCH神戸学園都市のハロウィンイベントを企画&ウエディングも実施

公開日:2025年6月30日

道前ゼミ×BRANCH神戸学園都市共創活動

人間社会学部観光学科・道前美佐緒准教授のゼミでは、『婚姻』をキーワードに、民俗学的な視点で人々の暮らしや社会を豊かにするための研究活動を行っています。

BRANCH神戸学園都市との社会共創活動『BRANCHビジネスアカデミー』の一環として、昨年度は、『いい夫婦の日イベント』を企画。同施設内にて、公募したカップルの挙式・披露宴をプロデュースしました。2025年度は、同施設主催のハロウィンイベントの企画立案と『森の広場』の装飾に挑戦。そして、この『森の広場』を舞台に、『HALLOWEEN WEDDING』をプロデュースします。

5月12日(月) キックオフミーティング

倒産事例に見入るゼミ生たち

4月からスタートした本プロジェクト。5月12日(月)には、3年生のゼミ生11名がBRANCH神戸学園都市を訪れ、イベント企画に向けたレクチャーを受けました。

個々で『ハロウィン』の祝祭文化などについて研究してきたゼミ生たち。この日は、次のステップとして、同施設のテナント会会長・船越秀樹氏から『商業空間のディスプレイ』について学びました。

質問に答えるゼミ生

ディスプレイについて学ぶゼミ生

VMD(ヴィジュアル マーチャンダイジング)についての説明にはじまり、カラーの大切さ、チラシやポスター制作のポイント、商業空間のディスプレイ手法や視覚効果など、事例を挙げながら解説。知っているようで知らないこと、無意識に見ているものなど、ゼミ生たちにも気づきが多くあったようで、ときに驚きの声を上げながら、熱心に船越氏の話に耳を傾け、メモを取っていました。

和やかな雰囲気のセミナー

装飾品を手にとるゼミ生

最後に、ハロウィンディスプレイの企画のため、実際の装飾品を見学。どういった素材が使われているのか、またどのように作成しているかなどについても学びました。

ここから、この日の学びはもちろん、ゼミ活動の軸でもある“民俗学的な視点”から、『“ハロウィン”という祝祭の文化を伝える』企画を考えていくゼミ生たち。次回の『BRANCHビジネスアカデミー』では、広場の装飾・広報・結婚式それぞれの企画を提案する予定です。

6月9日(月) 企画提案

企画提案

6月9日(月)、BRANCH神戸学園都市テナント会の会長・船越氏を大学にお招きし、「ハロウィンイベント」の企画提案を行いました。

今回の取り組みは、前回レクチャーを受けた「イベント企画」の実践編。テーマは“ハロウィンという祝祭の文化を地域に伝える”ことです。

「家族で楽しむハロウィン」を提案の軸に

提案の冒頭では、学生たちが掲げた2つの企画目的を共有。

ひとつは「BRANCHを、家族の思い出をつくる場所にすること」。そしてもうひとつは、「日本のハロウィン”を問い直すこと」でした。

そこから導き出された企画コンセプトが、「家族で楽しむハロウィン」です。

コンセプトを説明

装飾のテーマは、“文化継承”と”家族”

  • クライミングウォール|アイルランド×日本の文化を装飾に

森の広場にある「クライミングウォール」では、ハロウィン発祥の地・アイルランドの文化に注目。

実はアイルランドでは、カボチャではなく「カブ」をくり抜いたランタンが使われていたことや、アイルランドに縁のある作家・小泉八雲を例に日本との文化的つながりも紹介し、装飾の背景として提案しました。

  • 森のステージ|日本らしさを添えた“おうち風”空間

続いて、森のステージの装飾案では、現在の日本のハロウィンがアメリカのスタイルに偏っていることをふまえ、「日本らしい家」をイメージした温もりのある装飾を考案。

子どもと一緒に作れる飾りのアイデアも盛り込み、“家族で過ごすハロウィン”を体現する空間を目指しました。

怪談装飾の提案

ステージ装飾の提案

  • 屋内階段|メキシコの「死者の日」で彩る

唯一の屋内空間となる階段エリアでは、メキシコの「死者の日(ディア・デ・ムエルトス)」をテーマにした装飾を提案。

色とりどりの“パペルピカド”やマリーゴールド、ガイコツの装飾など、鮮やかな色彩で空間を演出するアイデアが披露されました。

日本でのハロウィンの代名詞となるお菓子を提案!

提案の中には、アイルランドで親しまれる伝統菓子「バームブラック」の紹介も。

菓子の中に入っているアイテムで運勢を占うという“食の遊び心”を取り入れ、日本のひなあられや柏餅のように「ハロウィンといえばコレ!」という定番を目指し、BRANCH内の洋菓子店と連携しての商品化を提案しました。

バームブラックを紹介

道前ゼミといえば、“ウエディングプロデュース”!

最後に、道前ゼミの学生たちが得意とする企画力・提案力を集結させたウェディングプロデュース企画「HALLOWEEN WEDDING」について、現在考案を進めているポスターや会場装飾の報告を行いました。

HALLOWEEN WEDDINGについて説明

資料に見入る船越夫妻

来る10月、森のステージを舞台に、一般公募のカップルを対象にした挙式演出を予定しています。

「できない理由」ではなく「できる方法」を考える

学生たちの提案に対し、船越氏は「この短期間でここまで考えてくれたことに驚いた」とコメント。

「せっかくの提案だから、できる限り実現したい」と力強い後押しをいただきました。

提案についてディスカッション

その後は、雨天時への配慮や予算内での実現可能性についてのディスカッションも実施。

最後に、「できない理由ではなく、できる方法を考える姿勢を大切に」という言葉を学生たちに贈ってくださいました。

この日のフィードバックをもとに、ゼミ生たちは今後、提案をさらに具体化。

今回のイベントを「Halloweenの原点~ゴーストリー・アイルランド~」と名付けたゼミ生たち。地域とともに、文化を楽しみ・創り出す。道前ゼミの挑戦が始まりました。

道前美佐緒ゼミについて

流通科学大学 人間社会学部観光学科の道前美佐緒ゼミは、「婚姻」をキーワードに、民俗学的な視点で人々の暮らしや社会を豊かにするための研究活動に取り組んでいます。

道前美佐緒先生が率いる、業界のプロを育成する流科大独自のキャリアアップセミナー(ブライダル)には多くのゼミ生が参加し、本物の結婚式をプロデュース。数々の感動を創り上げてきた企画力・提案力が強みのゼミです。

婚姻を軸に、新たな文化体験を創出し地域を盛り上げる――。

道前ゼミの活動に、どうぞご期待ください。

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