“就職情報誌”の認知度向上へ。早川ゼミが東京商工リサーチの課題解決策を考える
公開日:2025年10月28日

ディスカッションなどを通じて、原価計算や管理会計に関わる問題を中心に学ぶ商学部経営学科・早川翔准教授のゼミ。2025年度は企業の課題解決に取り組みます。
今回、早川ゼミが取り組むのは、株式会社東京商工リサーチが発行する情報誌『ALevel(エラベル)』の認知度向上施策の提案。同誌は、「Aレベルの会社を選べる」をコンセプトにした、“優良企業のみ”の就職情報誌。信用調査のプロである同社が厳選した『Aランク企業』の採用情報が掲載されているものの、認知度に課題が。早川ゼミは、その課題を解決するための施策を考えていきます。
もくじ
4月21日(月) キックオフミーティング

4月21日(月)、株式会社東京商工リサーチ神戸支店の担当者を迎え、キックオフミーティングを実施。3年生のゼミ生14名が参加しました。
冒頭、同社の担当者から、会社の概要や業務内容、『ALevel(エラベル)』について説明。続いて、「他の就職情報サイトと比べて知名度が低い」「掲載しているのが中小企業のみのため、学生のニーズが少ない」といった現状の課題についてお話しされました。

また、最終的なゴールについても説明。そこには、今回の取り組みに対する強い思いが垣間見えました。こうした現状を踏まえ、ゼミ生たちは学生に刺さるコンテンツや同誌そのものの知名度アップにつながるアイデアを考えていきます。


またこの日は、今後の参考に、と“就職活動”に関するお話も。企業倒産の事例などを紹介しながら、『良い企業』の見分け方や企業の選び方やなどについてアドバイスを受けました。
まだ“就職活動”という言葉に実感が湧かない様子のゼミ生たち。とはいえ、あと数か月もすれば、その世界に足を踏み入れていくことになります。ここから課題解決のための施策を考えていくことは、自分自身の“就職”をよりリアルにイメージすることにもつながり、双方にとって有意義な取り組みとなりそうです。
10月6日(月) 中間発表

4月のキックオフミーティングを経て、ゼミ生たちは夏季休暇中に企業などでインターンシップに参加。10月6日(月)、その経験を振り返り、自身の進路について発表を行いました。
今回の中間発表に至るまで、ゼミでは、株式会社東京商工リサーチの担当者の方から助言をいただきながら、主に就職活動に向けた準備を進めてきました。まず、「どんな企業で働きたいか」「納得のいく結果を得るためには、どのように就職活動を進めたらよいか」 といった観点から、各自の就職活動のイメージを具体化。
さらに、キャリア支援課や『ALevel(エラベル)』 をはじめとした就職支援媒体の活用方法を学び、それぞれの特徴や役割について理解を深めました。
そのうえで、『ALevel(エラベル)』の認知度が十分でない理由を整理し、学生目線で認知度向上に向けたアイデアを検討。それと同時に、同誌を参考にして、あるいは自ら情報を収集して、インターン先の企業選定を進めました。


そして、不動産業や金融業など、それぞれの興味・関心に基づいた異なる業種の企業でインターンシップに参加したゼミ生たち。
発表では、インターンシップを通じて、新たな適性に気づいたり、関心のある分野が変化したりと、さまざまな収穫があったことを共有しました。
また、株式会社東京商工リサーチの担当者の方からは、ゼミ生の悩みに寄り添った具体的な職業アドバイスもいただくなど、視野を広げる貴重な機会となりました。
今後は、 ご担当者から定期的にフィードバックを受けながら、『ALevel』を活用して就職活動を進めるとともに、最終報告に向けて、同誌の知名度向上のためのアイデアをまとめていく予定です。











