関 陽ゼミが挑む! 多可町の『新卒採用強化』に向けた“学生目線”の広報提案

関 陽ゼミが挑む! 多可町の『新卒採用強化』に向けた“学生目線”の広報提案

公開日:2026年2月5日

兵庫県多可町との連携プロジェクト

昨年度に続き、今年度は経済学部経済情報学科・関 陽准教授のゼミが、兵庫県多可町との連携プロジェクトに取り組みます。

2年目の多可町連携プロジェクトのテーマは『採用強化』

昨年度、多可町商工会からのオファーを受け、初めての連携プロジェクトを実施。経済学部経済学科・上瀧ゼミが、若者のUターン&移住者増のための取り組みを行いました。今年度は、関 陽ゼミが『地方における新卒採用強化に向けた“学生目線”の広報提案』に挑みます。

プログラミングを学びながら、社会共創活動にも取り組む関 陽ゼミ

関 陽ゼミでは、システム開発やソフトウェア開発に必要なプログラミングについて学びながら、社会共創プログラムにも積極的に参加しています。

2022年度は神戸西警察署と連携した小学生への交通安全啓発活動に取り組んだほか、2024年度にはIT企業の新卒採用強化に向けた広報提案に挑戦し、高い評価を得ています。その経験を活かし、今回は若い労働者人口の流出に課題を抱える多可町との課題解決に挑みます。

7月18日(金) キックオフミーティング

7月18日(金)、多可町商工会の後藤綺花氏および同会工業部会部会長・後藤高広氏(株式会社エスジーユー代表取締役)が来学。ゼミ生19名とキックオフミーティングを行いました。

多可町が抱える採用活動の課題とは?

まず、商工会・後藤綺花氏から多可町という自治体に関する紹介や、人口の推移と年齢別構成について説明が。続いて後藤高広氏から多可町が現在抱える、「人口減少よる若い世代の流出による企業の人手不足問題」と、その解決に向けた商工会の取り組みについて説明されました。

カフカ株式会社との産学連携2
カフカ株式会社との産学連携2

後藤高広氏からは、多可町における企業の新卒採用状況についての説明のなかで、「今の若い世代が就職で重視する価値観が昔とは変わってきている。求人広告もうまく響いていないようで採用に結びついていない。」と、現状の具体的な課題について説明が。

ゼミ生たちに向けて「今の若い世代が応募したくなる企業はどのような姿なのか。求人やインターンシップなど、どんな企業が選ばれるのか。選ばれるために必要なPR活動を実施していきたい。ぜひ学生の皆さんの目線で、様々な提案をしてほしい」と今回の活動に対する期待が寄せられました。

全員が必ず1つは質問、のルールで活発な意見交換

最後は、質疑応答&意見交換。

全員参加型を重視している関 陽ゼミ。ゼミ生全員から、現在使用している求人媒体、実施されている採用活動、外国人の労働者獲得状況など、様々な角度から次々と挙がる質問に後藤高広氏が熱心に耳を傾け、この日の議論を深めていきました。

カフカ株式会社との産学連携2

10月17日(金) タイアップ企業とのキックオフ

7月のキックオフミーティングに続き、今回は多可町の企業4社の方々をお招きし、ゼミ生との交流会を実施しました。ゼミ生は4チームに分かれ、1チームが対面、3チームがオンラインでの参加となりました。

地域企業とのリアルな対話の場

今回の交流会では、株式会社田井鐡工、加美電機株式会社、特定非営利活動法人cambio、千住金属工業株式会社の4社の方々が来学またはオンラインで参加され、ゼミ生と直接対話する機会が設けられました。各チームは、企業の方々と挨拶・自己紹介を交わした後、会社説明を受け、採用活動に関する課題や悩みについてお話を伺いました。

企業の方々からは、「若い世代に企業の魅力が伝わりにくい」「求人情報がうまく届かない」「地域での人材確保が難しい」といった、現場ならではのリアルな声が寄せられました。

タイアップ企業とのキックオフ1
タイアップ企業とのキックオフ2

学生目線での意見交換

ゼミ生たちは、企業の方々の話に真剣に耳を傾けながら、自分たちの視点から質問や意見を積極的に発信しました。「学生が企業に魅力を感じるポイントは何か」「どんな情報発信が効果的か」といったテーマに対して、各チームがそれぞれの方法で考えを深める姿が印象的でした。

連絡先の交換や今後の連携に向けた話も交わされ、継続的な関係づくりの第一歩となるような雰囲気が感じられました。

実社会との接点が生む学び

今回の交流会は、ゼミ生にとって「実社会の課題に触れる」貴重な機会となりました。企業の方々にとっても、学生の率直な意見や感覚に触れることで、新たな気づきがあった様子でした。

今後は、今回の対話をもとに、各チームが企業の課題に対して具体的な提案を行っていく予定です。学生の目線から地域企業の魅力を再発見し、発信していく取り組みが、少しずつ形になっていきます。

タイアップ企業とのキックオフ3

多可町訪問&企業見学へ

ゼミ生たちは今後、多可町を訪問し、経営者との意見交換会を経て、地元のいくつかの企業を実際に見学。

これから就活に臨むことになる“学生ならではの目線”で、就活中の学生に向けたPR方法や企業のPR動画の作成など、広報提案を考えていきます。

1月14日(水) 最終発表会

最終発表会1

1月14日(水)、最終発表会が行われました。これまで学生たちは、多可町の企業が抱える採用課題に真正面から向き合い、“地域で働くリアル”を学んできました。最終発表では、現場訪問やアンケート、データ分析を通して導き出した改善提案をまとめ、各企業に向けて発表しました。

チームダイヤ × 千住金属工業株式会社

働きやすさに関する数値が全国平均を上回る一方、学生にとって仕事内容や製品の役割がイメージしにくいという点を課題として抽出。

そこで、工場内の作業風景を写真や動画でわかりやすく伝える工夫や、製品が社会のどこで活かされているのかを示す情報発信の強化を提案しました。また、求人サイトに研修制度・キャリア形成の説明を追加することで、応募時の不安を取り除き、「魅力が伝わる採用情報」の構築を目指しました。

チームブルドッグ × 加美電機株式会社

同社の魅力であるワークライフバランスの良さや地域貢献性が求職者に十分届いていないことを課題と捉え、学生視点でポスターデザインの提案やホームページ改善案を作成。ポスターデザインにおいてはインパクト重視、求人情報重視、業務内容重視、及び読みやすさ重視の複数パターン提示しました。ホームページ改善案においては、求人ページへの導線強化、スマホ対応、翻訳機能の追加など、学生が閲覧しやすい環境づくりを提案しました。

最終発表会2
最終発表会3

チームニコチーズ × 株式会社田井鐵工

学生の認知度が低い点に注目し、独自にアンケート調査を実施。結果から、学生が企業情報を得る際にSNSの役割が大きいことが明確になりました。

そのため、SNSを用いた発信強化を中心に、就職説明会など対面での接点づくりを合わせて進める必要性を提案。「学生に届く広報」をデータに基づいて示した点が特徴でした。

チーム国際 × NPO法人 cambio

福祉業界に対する「大変そう」という先入観を解消するため、職場の雰囲気や働く人の姿を映像で伝える方法を提案。利用者の作業風景や仕事内容を映した動画を制作し、「“できる” を支える」という同法人の想いを視覚的に表現しました。

動画は事業所からも高く評価され、今後の広報や採用に活用できるとのコメントをいただきました。

地域とともに育まれた学生の成長

最終発表会の後半では、各事業所の皆さまや多可町商工会の方々から、今回の取り組みに対する講評をいただきました。学生たちの調査過程や提案内容に対して温かい言葉が寄せられ、地域と大学がともに学び合うプロジェクトとして大きな意義を感じられる時間となりました。

さらに、発表会の最後には、多可町商工会様よりゼミ生に対して感謝状の贈呈も行われました。 学生たちの真摯な取り組みが地域にしっかりと届いた証であり、会場には温かな拍手が広がりました。

最終発表会4
  • 多可町の町や各企業の魅力に気づかせてもらえた
  • 今後の採用活動に活かしたい
  • 今回の活動をこれからの糧にしてほしい  など

また、「いつでもウェルカム」「気軽に多可町に来てください」といった温かい言葉もいただき、これまでの活動を通して築いてきた信頼関係の深さがあらためて感じられる場面となりました。学生たちが地域と継続的に関わり続けてきたからこそ生まれたつながりであり、この関係性は、今後の学びや地域連携にも確かな広がりをもたらすものとなりました。

今回のプロジェクトを通じて、学生たちは企業訪問や調査を重ねるなかで、課題を見つける力、データを読み解く力、相手に伝えるためのコミュニケーション力を実践的に身につけました。最終発表に向けて提案を形にしていく過程では、チームで議論し合い、相手目線で考える姿勢が育まれました。

地域と関わりながら学ぶ経験は、学生にとって「働くとは何か」を考える貴重な機会となりました。

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