商学部・後藤こず恵准教授が【神戸広告協会】11月例会で講演
公開日:2025年12月1日

11月27日(木)、三宮東急REIホテルで行われた【神戸広告協会】の11月例会において、商学部マーケティング学科・後藤こず恵准教授が「オリジナル・キャラクターのコミュニケーション効果」 をテーマに講演を行いました。
講演ではまず、企業・自治体がキャラクターを活用する背景と市場の広がりについて紹介。広告・観光・行政広報・商品プロモーションなど、幅広い領域においてキャラクターが重要な役割を担う理由を解説しました。ここでは、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も例に挙げ、イベントや広報におけるキャラクターの活用効果を具体的に提示。
続いて、キャラクターが、人の感情・態度・行動に与える影響について、研究成果と事例を交えて説明。認知 → 感情移入 → 信頼感・親近感 → 行動変容(選択/購買/推奨)という心理プロセスを軸に、表情・色・設定・ストーリー・一貫性といった要素が好意形成やファン化につながることを示しました。
さらに、オリジナルキャラクターの効果を最大化するためのポイントとして、
- 明確なメッセージ/価値観の設定
- キャラクターの世界観の言語化
- SNS・イベント・映像・商品など多チャネルでの運用
の重要性に触れ、「キャラクターは“つくって終わり”ではなく、“育て続ける”ことで強いメディア資産となる」とまとめました。

講演を通して、キャラクターの持つ心理的効果や活用のポイントがわかりやすく示され、参加者にとっても自社・地域での活用を考えるヒントとなる内容となりました。








