2年前から家島の活性化に取り組む辻本ゼミ。今秋はゼミ生全員で交流イベントを開催

2年前から家島の活性化に取り組む辻本ゼミ。今秋はゼミ生全員で交流イベントを開催

公開日:2026年3月2日

家島活性化プロジェクト1

人間社会学部 心理社会学科辻本乃理子准教授のゼミでは、2023年度から『家島活性化プロジェクト』に取り組んでおり、学年ごとにさまざまな活動を行っています。

4年生は、昨年度改修に取り組んだ空き家を『家島BASE』と名付けて整備やルール作りに、3年生はその『家島BASE』を拠点に家島の魅力発見と情報発信に、それぞれ精力的に取り組んでいます。

11月23日(日) ゼミ生全員が参加して「家島交流カフェ」を開催

家島活性化プロジェクト4

11月23日(日)には、2~4年生のゼミ生12名が、家島BASEにて地域活性化の一環として「家島交流カフェ」を開催しました。今回の企画は、学年をまたぎゼミ生全員が揃って取り組む初の活動。参加したゼミ生たちにとっても特別な機会となりました。

事前準備から当日の運営まで、学生主体で実施

交流会の開催にあたり、事前にチラシの配布やポスティング、掲示板への掲示など、地域への広報活動にも積極的に取り組んだゼミ生たち。当日も、真浦港の周辺でチラシを配布し、多くの住民の方々に足を運んでいただくことができました。

大学生の学びを活かした企画と住民から学ぶ企画が共存

家島活性化プロジェクト2
家島活性化プロジェクト3

会場では、スマートフォンの使い方を気軽に学べる「お気軽スマホ教室」や、写真撮影のコツを紹介する「簡単カメラ講座」など、大学生ならではの得意分野を生かした企画も。一方、「教えて!家島のあれこれ」では、ゼミ生たちが住民の方々から家島の魅力やおすすめスポットを教えていただいたり。なかでも、来年1月に予定している家島でのフィールドワークに向けておすすめのスポットを相談する場面では、地元ならではの情報を教えていただくなど、双方向の交流が生まれていました。

家島の現状を共有。地域の未来を考えるきっかけに

交流のなかで、住民の方から寄せられたのが「昔と比べてずいぶん人が減ってしまった」「どのようにすれば島に活気が戻るのか」といった声。こうした率直な意見に触れることができ、ゼミ生たちにとっては、改めて地域の課題を“自分ごと”として考える貴重な機会となりました。

神戸新聞の取材も

当日は神戸新聞の取材も入っていて、活動の意義や家島での学びについて語ったゼミ生たち。その様子は、12月10日(水)の紙面に掲載される予定です。

2月21日(土)「家島交流イベント」を開催

家島交流イベント1

2月21日(土)、姫路市立家島交流センターにて、辻本ゼミの2~4年生の協力により交流イベント「なつかし写真交流会 家島の思い出を語ろう!」 を開催しました。家島の“今と昔”をつなぐ場として企画された本イベントでは、学生が会場に展示した写真に加え、島民の皆さまにも思い出の写真をご持参いただき、写真を囲みながら当時の暮らしや地域のエピソードを語り合いました。

写真が語る、家島の暮らしと受け継がれる知恵

交流のきっかけづくりとして、ヒアリングシートを準備。アイスブレイクの後、島の方々に写真にまつわる記憶や暮らしぶりを丁寧に伺いました。
「当時は当たり前だったけれど、今思えば大切な暮らしの知恵」
「次の世代に受け継ぎたい地域の良さ」
といったテーマをもとに会話が広がり、学生は地域に根づく生活文化や価値を現場で学ぶ時間となりました。

島民の方々からは、「学生と交流できてよかった」「来年もまた来てほしい」と温かな声が寄せられ、地域と学生の関係がより強く結ばれたイベントとなりました。

事前の広報活動も学生主体で実施

今回のイベントに向けて、学生たちはチラシを作成。3年生は2月15日、2年生は2月18日に家島の各戸へポスティングを行い、直接参加を呼びかけました。11月の交流カフェで得た経験を生かし、今回は多くの島民の方が参加。学生の広報活動が功を奏し、会場には世代を超えた交流の輪が広がりました。

家島交流イベント2

各学年が活動成果を発表

イベント当日は、各学年が1年間の成果を報告しました。
4年生は、「家島における学生による地域活性化」をテーマに卒業論文として発表(東條 峻岳さん 商学部経営学科4年)。高齢化や人口減少、空き家問題、フェリーの赤字といった島の将来に関わる課題について、島民へのヒアリングをもとに現状を分析。地域の抱える課題と向き合いながら、独自の考察をまとめました。
空き家を単なる宿泊施設としてではなく、地域との結束点となる“交流の拠点”として活用する重要性を提案。人と人をつなぐ機能をもつ場所として位置づけることで、地域活性化につながると発表しました。

家島交流イベント3
家島交流イベント4

3年生は、4月に開催された「家島交流フェス」から始まる1年間の活動を振り返りました。
この一年を通して、島を歩き、人に会い、フィールドワークを行う中で、これまで見過ごしていた風景や、小さな変化、島の“息づかい”のようなものに気づく場面が増えていったことを語りました。
特に、オープンストリートマップの作成では、ただ場所を記録するだけにとどまらず、島を歩く中で少しずつ風景の見え方が変わっていくような感覚があったようです。 作業を重ねるほどに、島の持つ奥行きや細やかな魅力に気づくきっかけが広がっていった様子がうかがえました。

2年生は、これまでの活動を振り返りながら、見えてきた課題やその改善に向けた提案、そして今後家島で取り組みたい内容について発表しました。特に、11月に開催した交流カフェで課題として挙がった「集客」の問題については、開催時期や広報のタイミングを見直す必要性や、「家島Base」の認知度をさらに高める工夫、新たな魅力を生み出すためのアイデアなど、いくつかの改善の方向性を示しました。また、発表の中には人力車の導入といったユニークな案もあり、会場では島民の方々の笑いがこぼれる場面も見られるなど、温かな雰囲気に包まれた発表となりました。

今回のプロジェクトを通して得た学び

今回のプロジェクトにおいて、2年生リーダーの小西梅次郎さん(商学部経営学科2年)は次のように語っています。
「これまでは友人同士のやり取りが中心でしたが、初めて学外の企業の方と連絡を取りながら進めました。とても良い経験になりました。」
学外の方と協働しながら企画を進める経験は、学生にとって実践的な学びの機会となりました。

これからの家島との歩み

島民向けのイベント企画に加え、島外の人々に向けた新しい試みも視野に入れており、学生が主体となる交流カフェの継続開催や、「家島Base」の魅力をさらに広げていくための工夫など、さまざまな方向性が示されました。こうしたアイデアを実践していくことで、家島との関わりをより深めていきたいという意欲が感じられる内容となりました。

家島交流イベント5
4年生の活動はこちら
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