2年前から家島の活性化に取り組む辻本ゼミ。今秋はゼミ生全員で交流イベントを開催
公開日:2025年12月10日

人間社会学部心理社会学科・辻本乃理子准教授のゼミでは、2023年度から『家島活性化プロジェクト』に取り組んでおり、学年ごとにさまざまな活動を行っています。
4年生は、昨年度改修に取り組んだ空き家を『家島BASE』と名付けて整備やルール作りに、3年生はその『家島BASE』を拠点に家島の魅力発見と情報発信に、それぞれ精力的に取り組んでいます。
ゼミ生全員が参加して「家島交流カフェ」を開催
11月23日(日)には、2~4年生のゼミ生12名が、家島BASEにて地域活性化の一環として「家島交流カフェ」を開催しました。今回の企画は、学年をまたぎゼミ生全員が揃って取り組む初の活動。参加したゼミ生たちにとっても特別な機会となりました。
事前準備から当日の運営まで、学生主体で実施
交流会の開催にあたり、事前にチラシの配布やポスティング、掲示板への掲示など、地域への広報活動にも積極的に取り組んだゼミ生たち。当日も、真浦港の周辺でチラシを配布し、多くの住民の方々に足を運んでいただくことができました。
大学生の学びを活かした企画と住民から学ぶ企画が共存


会場では、スマートフォンの使い方を気軽に学べる「お気軽スマホ教室」や、写真撮影のコツを紹介する「簡単カメラ講座」など、大学生ならではの得意分野を生かした企画も。一方、「教えて!家島のあれこれ」では、ゼミ生たちが住民の方々から家島の魅力やおすすめスポットを教えていただいたり。なかでも、来年1月に予定している家島でのフィールドワークに向けておすすめのスポットを相談する場面では、地元ならではの情報を教えていただくなど、双方向の交流が生まれていました。
家島の現状を共有。地域の未来を考えるきっかけに
交流のなかで、住民の方から寄せられたのが「昔と比べてずいぶん人が減ってしまった」「どのようにすれば島に活気が戻るのか」といった声。こうした率直な意見に触れることができ、ゼミ生たちにとっては、改めて地域の課題を“自分ごと”として考える貴重な機会となりました。
神戸新聞の取材も
当日は神戸新聞の取材も入っていて、活動の意義や家島での学びについて語ったゼミ生たち。その様子は、12月10日(水)の紙面に掲載される予定です。














