「偶然の出来事を計画に作り出し、チャンスに変える」ための卒業生・4年生と1年生のキャリア開発ワークショップを開催
公開日:2025年12月11日

12月3日(水)、初年次科目『自己発見とキャリア開発』で、卒業生・4年生とのワークショップを実施。就職活動を終えた4年生12名と、社会で活躍する卒業生11名が、1年生に向けて自身の経験を語りました。
“なりたい自分”を考える手がかりに
本学では、学生が自分の可能性を見つけ、社会で活躍するための力を育む『夢の種プロジェクト』を展開しています。なかでも、初年次科目『自己発見とキャリア開発』は、将来の自分を「探す」ための基盤となる重要な科目です。
今回の授業では、自分自身の「ロールモデル」となるよう、1年生は、卒業生や4年生のこれまでのキャリアと今後のキャリアビジョンに触れました。
卒業生・4年生が自身の大学生活やキャリアを共有
まず、観光・IT・鉄道・金融・小売・行政など、幅広い業界の入社1~3年目の卒業生が。続いて、4年生が登壇しました。
卒業生と4年生は、簡単な自己紹介の後、大学時代を中心にこれまでの人生やキャリアを振り返りながら、スライドを使い
- 新しいことに興味を持ったり、一つのことに関心を注ぎ続けた経験
- 困難に直面しても粘り強く続けた経験
- 状況に応じて方向転換した経験
- ポジティブな視点の見出し方やマインドセットやマインドチェンジの方法について
- 未知のことに挑戦した経験について
1年生たちに話しました。
この5項目は、クランボルツのキャリア理論「プランド・ハップンスタンス理論」※に基づいています。


先輩たちの経験からヒントを得る
質疑応答の時間には「大学生活でやっておけば良かったと思うことは?」「生まれ変わっても今と同じ人生を歩みたいか?」など、1年生はさまざまな質問を投げかけました。それに対し、卒業生や4年生は、一つひとつ真摯に回答。「大学生活はあっという間。だからこそ、今のうちに何でもチャレンジしてみてほしい」とエールを送りました。
- クランボルツ「プランド・ハップンスタンス理論」
クランボルツが提唱したキャリア理論。この理論では「キャリアの8割は偶然の出来事によって決まる」と考えられている。よって、偶然を待つのではなく、偶然をチャンスに変える行動力と柔軟な思考力が重要である。クランボルツは、「予期せぬ出来事に前向きな姿勢を持つ人ほど、新しい可能性を掴める」と指摘する。









