卒業認定・学位授与の方針(2025年度以降入学者)

卒業認定・学位授与の方針(2025年度以降入学者)

最終更新日:2024年4月17日

公開日:2024年4月17日

ディプロマ・ポリシーとは、流通科学大学の卒業認定の方針で、卒業時にどのような能力を有しているかを表したものです。

大学院


流通科学大学は、「流通科学大学学則」に定める建学の目的に基づき、豊かな社会の実現に貢献できる意欲と能力を持ったビジネスパーソンを育成することを教育の目標とします。「ビジネスパーソン」とは、企業はもちろんのこと、自治体やその他の団体、地域などにあっても、事業としての実現性、継続性を念頭に置きながら、豊かな社会の実現に向け、具体的な行動をもって貢献できる人をいいます。

流通科学大学は、このような目標に基づき、本学の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力を、卒業認定・学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー) としてここに示し、これらの資質・能力を身につけることを到達目標として教育課程(カリキュラム) を編成します。

本学のディプロマ・ポリシーは、本学の学生が卒業時に共通に身につけておくべき資質・能力と、各学部・学科所属の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力によって構成されています。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、本学の各学部・学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、これらの資質・能力を身につけたものとみなし、学生の所属学科に応じた学士の学位を授与します。

流通科学大学の学生が卒業時に共通して身につけておくべき資質・能力

本学は次の5項目の下に示される資質・能力を身につけた人材を育成することを目標とし、本学の学生は、卒業時にこれらの資質・能力を共通して身につけていることを求められます。

(1)「ネアカ のびのび へこたれず」の精神をもった人材

  • 夢や志を持ち、明るく元気でどこに出ても物怖じすることなく、誰とでもしっかり言葉を交わすことができ、逆境でもたくましく生き抜くことができる

(2)知識を知恵に転換することができる、論理的思考力を持った人材

  • 課題発見・課題解決に必要な情報を見定め、適切な手段を用いて収集・調査、整理することができる(情報収集力)
  • 収集した個々の情報を多角的に分析し、現状を正確に把握することができる (情報分析力)
  • 現象や事実のなかに隠れている問題点やその要因を発見し、解決すべき課題を設定することができる(課題発見力)
  • さまざまな条件・制約を考慮して、解決策を吟味・選択し、課題の解決に向けた道筋や段取りを明らかにした上で、具体化することができる(構想力)

(3)創造力 (新しい視点と豊かな発想)を持った人材

  • 新しい視点と豊かな発想によって、新しい価値を生み出すことができる

(4)自主・自立の精神を持った人材

  • 物事に自ら進んで取り組むことができる
  • 自ら目標を設定し、他に依存することなくそれを成し遂げることができる
  • 自ら課題を設定し、それを解決に結びつけることができる

(5)仲間と協同して、物事を成し遂げることができる人材

  • 他者に働きかけ、協力を取りつけることができる
  • 他者との意見の違いや立場の違いを理解し、協力して物事を進めることができる
  • 自分と周囲の人々や物事との関係・現状を適切に把握し、自らの役割を的確に果たすことができる
  • 他者との間に相互に信頼し合う関係を築くことができる

これらの資質・能力に加え、本学の学生は「豊かな社会の実現に貢献できる意欲と能力を持ったビジネスパーソン」となるため、次のような基礎能力を確実に身につけておくことを求められます。

  • (1) 新聞が読め、理解できる
  • (2) パソコンの基礎的な操作ができる
  • (3) 人と円滑なコミュニケーションをとることができる
  • (4) 必要な日本語能力を身につけ、活用することができる(留学生)

商学部

商学部では、供給者と生活者の複眼的視点に立ち、マネジメントの諸問題を解決できる人材を育成します。

1 商学部 経営学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

商学部経営学科では、企業マネジメントに関する幅広い知識と専門領域で要求される知識・実践的能力を身につけることで、社会に貢献できる学生を育てます。

商学部経営学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、商学部経営学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および商学部経営学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(経営学)」の学位を授与します。

共通
  • 各業界の動向や問題点を理解するための基礎知識を身につけ、これをもとに、企業マネジメントに関する問題探索、課題提案ができる。
経営戦略コース
  • 企業経営の仕組みや組織行動について、経営理論に基づき、自ら考え、理解することができる。
  • さまざまな企業や組織の現状分析から仮説、検証を通して、企業や組織のリーダーに求められる、具体的な改善策や解決策の提案ができる。
起業・事業承継コース
  • 新事業を創出するための基礎となる、マーケティング理論や経営理論を理解できる。
  • 起業や事業承継(第二創業)、社内ベンチャーなどについての夢やビジョンを、具体的な事業計画として立案することができる。
グローバル経営コース
  • 経営の仕組みや組織行動について、経営理論に基づき、自ら考え、理解できる。
  • 経営のグローバルな側面に関心を抱き、グローバルな課題に直面する組織で現状分析を通して、具体的な改善や解決の提案ができる。
会計コース
  • 簿記・会計の学問的知識を身につけ、企業の財政状態、経営成績、キャッシュフロー等に関する情報を作成、分析することができる。
  • 企業の社会的役割を理解したうえで、修得した専門知識をもとに企業が直面する問題や企業の強みを発見し、経営戦略の構築に貢献することができる。
フードビジネスコース
  • 食品の生産・流通・消費に関する問題を、経営学や食科学の理論や知識に基づき、自ら考え理解することができる。
  • 修得した知識を活用して、食に関する新しい価値づくりをビジネスを通じて実現させるための課題発見や提案ができる。

2 商学部 マーケティング学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

商学部マーケティング学科では、企業環境をマーケティングの視点で捉え、現状を改変する努力を持続することができる学生を育てます。

商学部マーケティング学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、商学部マーケティング学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および商学部マーケティング学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(マーケティング学)」の学位を授与します。

共通
  • マーケティング動向、流通業界及び関連業界の動向や問題点を理解するための基礎知識を身につけ、これをもとに、マーケティング、ブランド戦略、小売業界、流通に関する問題探索、課題提案ができる。
ブランド戦略コース
  • 企業のマーケティング活動やその仕組み、役割、ブランド構築の意味を理解し、変化する消費者を的確に捉え、これに対応することができるとして、企業や組織のリーダーに求められる、具体的な改善策や解決策の提案ができる。
流通ビジネスコース
  • 社会システムとしての流通の動態や仕組み、役割を理解し、これからの流通の姿を構想することができる。
  • 小売業の社会的意義や日本経済における重要性について深い関心や理解をもち、それをもとに社会で活躍することができる。

経済学部

経済学部では、経済学の知識を幅広く修得し、総合的考察と情報処理能力に秀でた人材を育成します。

1 経済学部 経済学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

経済学部経済学科では、経済やまちづくりの知恵を融合し企業や地域社会で活躍できる学生を育てます。

経済学部経済学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、経済学部経済学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および経済学部経済学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(経済学)」の学位を授与します。

共通
  • 人間、社会、自然に関するこれまでの学問的成果の基礎を身に着け、現代社会の諸問題を幅広い観点から考察し、課題を提案することができる。
現代経済コース
  • 世の中の動きを理解して、経済問題を中心に現代社会の諸問題に解決策を提案することができる。
地域まちづくりコース
  • 経済学を基盤にして、複雑化する地域社会で生起する問題を読み解き、解決策を提案することができる。

2 経済学部 経済情報学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

経済学部経済情報学科では、経済情報を的確に分析・活用できる学生を育てます。

経済学部経済情報学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、経済学部経済学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および経済学部経済学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(経済情報学)」の学位を授与します。

共通
  • 経済に関する十分な知識と、情報処理に関する専門的知識を身に付け、経済にまつわる情報を分析し、活用することができる。
データサイエンスコース
  • 経済学および情報学を基礎としたデータサイエンス力を活かして、経済社会のさまざまな問題に対して情報技術を用いた解決策を提案することができる。
情報システムコース
  • 経済活動における情報システムの仕組みを理解し,ITに関する専門知識,情報処理能力,問題解決のための応用力を身につけ豊かで活力ある情報化社会で活躍できる。

人間社会学部

人間社会学部では、財やサービスの流通に関わる社会の構造と変動、およびそれをもたらす人間の行為・行動を解き明かすことができる人材を育成します。

1 人間社会学部 心理社会学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

人間社会学部心理社会学科では、現実社会の様々なテーマに取り組み、よりよい人間社会を創造することができる学生を育てます。

人間社会学部心理社会学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、人間社会学部心理社会学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および人間社会学部心理社会学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(心理社会学)」の学位を授与します。

共通
  • 社会の仕組みや働き、日常生活と文化、人々の心理など、現実社会の様々なテーマに取り組み、よりよい人間社会を創造することができる。
  • 統計調査やフィールドワークなどの実証的な調査研究の方法、コミュニケーション能力を身につけ、それらを社会共創活動、ビジネス、援助に実践的に活用することができる。
社会文化コース
  • 社会構造や社会制度といった社会の仕組みや働き、地域社会における人びとの生活や文化などについて専門的な知識を有し、さまざまなことがらの社会における役割や意義を理解し、考えることができる。
  • 社会の問題や人びとの考え方を捉えることができ、社会共創・産学連携、インターンシップなどで現実社会との接点を持ち、「社会人」として活躍できる基礎的な能力を身につけ、より良い社会を実現するための新しい社会、文化を創造することができる。
心理コース
  • 人間の精神機能と心理学の研究法に関する基礎的知識を有し、さまざまな場面に直面する人間の心理と行動を科学的に分析し予測することができる。
  • コミュニケーション能力と、消費者と援助を求める人の心理と行動の知識を有し、ビジネス場面と援助場面で心理学を応用することができる。

2 人間社会学部 観光学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

人間社会学部観光学科では、観光ビシネスのスキルを備え、高い人間力を有する学生を育てます。

人間社会学部観光学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、人間社会学部観光学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および人間社会学部観光学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(観光学)」の学位を授与します。

共通
  • 観光事業の仕組みや経営構造を把握、理解する思考力、顧客満足を得るために必要なホスピタリティとコミュニケーション力、課題解決や新たな価値を自ら作り出す想像力と提案力を身につけ、観光業界で就業することができる。
観光事業コース
  • 旅行業、交通運輸業などの観光関連産業あるいは自治体や地域の観光団体での就業に必要な知識や技術を修得し、ホスピタリティ・マネジメントの能力やコミュニケ―ション能力を向上させることによって、課題を解決し、修得した知識や技術を実践することができる。
  • 旅行業、交通運輸業などの観光関連産業あるいは自治体や地域の観光団体での就業現場において自ら考える力を発揮し、観光地づくりや観光ビジネスに係わる新たな取り組みへの提案を行うことができる。
ホテル・ブライダルコース
  • ホテルやブライダル関連企業での就業に必要な知識や技術を修得し、ホスピタリティ・マネジメント能力やコミュニケ―ション能力の向上によって、課題を解決し、修得した知識や技術を実践することができる。
  • ホテルやブライダル関連企業の就業現場において自ら考える力を発揮し、ホテルやブライダル・ビジネスに係わる新たな付加価値を創出することができる。

3 人間社会学部 人間健康学科の学生が卒業時に身につけておくべき資質・能力

人間社会学部人間健康学科では、健康的で豊かな社会の実現に貢献できる学生を育てます。

人間社会学部人間健康学科の学生は、卒業時において、本学の学生が共通に身につけておくべき資質・能力に加え、以下のような、各コースに共通する資質・能力を身につけておくとともに、選択したコースに応じて、より専門的な資質・能力を身につけておくものとします。

本学は、「流通科学大学学則」に基づき、人間社会学部人間健康学科に所定の期間在学し所定の単位を取得したことをもって、本学および人間社会学部人間健康学科の学生として卒業時に身につけておくべき資質・能力を身につけたものとみなし、「学士(人間健康学)」の学位を授与します。

共通
  • ますます高齢化社会が進む現代社会において、子どもから高齢者までの広範囲にわたる健康分野に関する基礎知識を身につけ、健康関連産業やスポーツ関連産業で就業することができる。
スポーツマネジメントコース
  • 「する」「みる」「ささえる」の視点で、スポーツをキーワードとする関連事業分野、業種において企画運営に携わることができる。
  • 健康課題やスポーツ産業などの多様な社会的背景と今後の課題と対応策について、分析、評価、企画を行うことができる。
スポーツ健康コース
  • 地域貢献活動などのフィールドワークを通して身につけた、幅広い年齢層に対応できるコミュニケーション能力やリーダーシップ力、マネジメント力を発揮することができる。
  • 健康保持・増進やスポーツパフォーマンス向上などのための理論や指導法を学び、それを通じて身につけたプレゼンテーション能力に基づく効果的な指導ができる。
  • 以上の方針は、2025年度以降の入学生を対象としたものになっています。(2024年度以前の入学生については、従前の方針による)

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