第19回「神戸のまちの魅力を考える会」開催
― 商店街の歴史から、これからのまちづくりを考える ―
公開日:2026年1月5日

流通科学大学 商学部マーケティング学科・長坂泰之教授が世話人を務める第19回「神戸のまちの魅力を考える会」(主催:流通科学大学、共催:神戸市)が、12月19日(金)に開催されました。
本会は、神戸のまちや商業、地域の未来について、大学教員や地域関係者がともに学ぶ勉強会です。当日は、元町まちづくり会館での勉強会に約30名が参加し、その後、元町商店街の町中華にて忘年会を兼ねた交流会を実施しました。
商店街はどのように生まれ、発展してきたのか

第19回の勉強会では、「商店街商業組合活動のはじまり」をテーマに、大阪市立大学名誉教授であり、流通科学大学前特別教授の石原武政先生を講師にお迎えしました。
昭和初期の日本社会を背景に、百貨店の成長や不況の影響で厳しい状況に置かれた中小小売店が、個店では解決できない課題に対し、商店街全体で協力して乗り越えようとした歴史が紹介されました。
「モノを売る」から「満足を届ける」商業へ
講義では、商店街や中小小売商の発展に大きな影響を与えた中村金治郎の考え方が紹介されました。中村は、商売とは商品を売るだけでなく、「買い物の満足」や「安心」を届けることが重要であり、商店街は地域の暮らしと結びついた公共性のある場であるべきだと説きました。これらの考え方は、現代のまちづくりにも通じるものです。
現代の商店街・地域づくりへのヒント
当時の商店街の取り組みには、共同配送や地域独自の仕組みづくり、デジタル技術(DX)の活用など、現在の商店街再生にも通じる発想が数多く見られました。商店街の歴史を学ぶことが、これからの地域づくりを考えるうえでの重要なヒントになることを実感する内容となりました。
交流会で深まるつながり
勉強会後には忘年会を兼ねた交流会を開催し、参加者同士の意見交換や交流が活発に行われました。本学では今後も、地域と連携しながら、地域とともに歩む大学としての取り組みを進めてまいります。
次回、第20回神戸のまちの魅力を考える会は2026年1月6日に開催されます。








