長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦!

長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦!

公開日:2026年3月27日

長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦1

社会の現場を体感しながら、『みせの価値』『まちの価値』を学ぶ、商学部マーケティング学科・長坂泰之教授のゼミ。その一つとして、2022年度から飲食店経営に取り組んでいます。

このプロジェクトは、本学卒業生・光山和弥さん(2018年3月卒業)からの提案によってスタート。今年度も、平野商店街(神戸市兵庫区)にある光山さんが運営するカフェ空間『KIKKAKE PLACE』で、2年生のゼミ生16名がカフェ経営に挑みます。

KIKKAKE PLACEは、空き店舗をリノベーションした空間。起業を目指す人が1日単位で自由に出店できる場所で、学生たちはここで「店をつくり、売り、利益を出す」までを自ら考え、実行します。

11月22日(土)  企画プレゼン・選考会

長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦2

この日は、ゼミ生16名がKIKKAKE PLACEを訪れ、1人2プラン・全32案をプレゼンテーションしました。

1人4分の真剣勝負

1人あたりの持ち時間はわずか4分。単なる説明に終わらせず「このカフェをやってみたいと思わせられるか」「人が来るイメージを描かせられるか」が評価のポイントです。学生たちは言葉・熱意・想いを込めてプランを表現しました。

発表後に全員で投票を行い、上位3案を選抜。

選ばれたプランをもとに3つのチームが結成され、活動が本格的にスタートしました。

競合調査で「根拠ある差別化」を学ぶ

午後には、平野商店街周辺の飲食店を訪れ、ランチを兼ねた競合調査を実施。

  • 店の雰囲気
  • 価格帯
  • メニュー構成
  • SNSや販促方法

などを実際に確認しました。

さらに、ターゲット層が立ち寄りそうな施設や地域の若者の動き、立地事情も調査。「思いつき」ではなく、競合との差別化を根拠をもって考える、カフェ経営に欠かせない視点を、現地で体感する時間となりました。

本学OBオーナーからのメッセージを胸に

この日は、KIKKAKEオーナーである光山さんが、自身の経験を紹介しながら、学生に向けてメッセージを贈りました。

「価格では買えない価値を生み出すこと」のやりがい、「失敗しても、他人はすぐ忘れる」「やらなければ、出会えない経験をしてほしい」「正解を探すより、自分たちが面白いと思える挑戦をしてほしい」など、挑戦を後押しする数々の言葉を胸に、学生たちは本プロジェクトに取り組んでいきます。

12月23日(火) 中間発表

長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦3

選考会から約一か月経ったこの日、3チームはそれぞれのプランを練り上げ、『中間発表』を実施。ゼミ生同士が率直に意見を交わし、計画の甘さや改善点を丁寧に洗い出しました。

3チームの事業計画を俯瞰する

各チーム、「チャンククッキー」「パンケーキやアイス」「学校給食をテーマにしたセット」など、異なるメニューを軸に計画を展開。“誰に、どんな価値を届けるのか”という問いに向き合いながら、価格設定やターゲット、販売戦略を整理して発表しました。

ディスカッションでは、価格の妥当性、商品構成の現実性、ターゲットの明確化、立地条件を踏まえた集客方法など、具体的な課題が次々と挙がりました。

長坂教授からは「立地を踏まえた打ち手まで落とし込む必要がある」「ターゲットが曖昧なままでは尖った商品はつくれない」といった、実践的なアドバイスがあり、学生たちは自分たちの計画を見つめ直しました。

長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦4
長坂ゼミ2年生が“本気のカフェ経営”に挑戦5

長坂ゼミのカフェ経営プロジェクトは、成功だけでなく“失敗も含めて学べる”実践の場。今回の中間発表は、計画を磨き上げる大事なステップとなりました。

今後は、SNSでの事前告知や当日のチラシ配布など、集客にも本格的に取り組んでいきます。

2月~3月にかけて3チームは出店

チームは、2月28日(土)にパンケーキのお店「Café BW」、3月14日(土)にチャンククッキーの店「チャンキー」、そして、3月21日(土)に給食メニューの「おもいでや」をそれぞれ出店します。

本番に向けて作り上げていく“本気のカフェ”は、どのような形を見せるのか。その挑戦に、ぜひご注目ください。

出店するカフェの情報は、Instagramで随時更新しています。
最新の投稿は下記QRコードよりご覧いただけます。

カフェ_インスタQRコード

1月31日(土) 試作会

試作会1

2月から始まる本番出店を前に、1月31日(土)には試作会を行いました。

朝9時、会場となるカフェに学生たちが集合。午前は「Chunky」、午後は「Cafe BW」と「おもいでや」が試作を進めました。焼き菓子の香りや調理の音が店内に広がり、時間帯ごとに“3つの店の空気”が生まれるなど、本番さながらの活気に満ちた一日となりました。

試作で見えた課題と本番に向けた修正

事前に各チームが自宅で試作を重ねてきたこともあり、どのチームも当日の作業はスムーズに進みましたが、実際の店舗のオーブンや道具を使うことで、温度調整など現場ならではの課題も見えてきました。器具が足りない場面では、「この道具で代用できる?」「先にこの工程を進めよう」など、その場で工夫を重ねながら試作を進める姿が印象的でした。

作業が一段落し、できあがった品を前に、それぞれが今日の作業を振り返るひとときとなりました。
「協力して動けた」「練習の成果を実感できた」といった前向きな声の一方、「提供時間を短くしたい」「作業の流れを見直したい」など、本番を見据えた改善点が見えてきました。

試作会2

長坂先生からは「いい流れで取り組めている。この調子で本番を迎えよう」と激励があり、『KIKKAKE PLACE』を運営する光山さんからも「事前告知をしっかり行い、当日は売り切る気持ちで」と実践的なアドバイスが送られ、学生たちの意識がさらに引き締まる時間となりました。

商店街でのチラシ配布にも挑戦

試作会の合間に、告知のために商店街や地域の施設へチラシ配布に取り組みました。学生たちは、出店の日時やメニューの魅力を地域の方々に伝えながら、一枚一枚丁寧に手渡したり、チラシを置かせてもらえるようお願いしたりして回りました。初めて訪れるお店に設置をお願いしたり、以前は断られた場所へあらためて相談に行ったりと、この日の経験は学生たちにとって大きな一歩となりました。

試作会3

いよいよ本番へ

“学生が本気でつくるカフェ”は、いよいよ実践の舞台へ。
以下の日程で、3チームが『KIKKAKE PLACE』に順次出店します。

2月28日(土)「Cafe BW」(パンケーキチーム)

主なメニュー
  • 星のパンケーキ
  • クローバーのパンケーキ

※テイクアウトについて
テイクアウトは、イートインメニューとは異なり、テイクアウト限定商品として「クローバーのプチパンケーキ」を販売予定です。

チラシ1

3月14日(土)「Chunky」(クッキーチーム)

主なメニュー
  • チャンククッキー

※テイクアウトについて

  • テイクアウトセット【プレーン+(チョコor抹茶)】
  • オレオ(単品)
  • スモア(単品)
  • ガトーショコラ

以上の商品を予定しています。

チラシ2

3月21日(土)「おもいでや」(給食チーム)

主なメニュー
  • 給食セット(カレーライス、牛乳、サラダ、デザート)
  • 揚げパン

※テイクアウトについて
揚げパンと牛乳セットはテイクアウト可能です。
カレー単品については現在検討中です。

チラシ1

事前予約について

3チームとも事前予約を受け付けています。
チラシに掲載しているQRコード、または3チーム合同の公式Instagramアカウント(@ryuka_cafe)のDMよりお申し込みください。

2月28日(土) カフェ経営①「Cafe BW」(パンケーキチーム)

パンケーキチーム1

2月28日(土)、長坂ゼミによるカフェ経営プロジェクトの最初の出店として、「Cafe BW」パンケーキチームが『KIKKAKE PLACE』で営業を行いました。学生たちは、準備から接客まで一つひとつの作業を丁寧に進め、落ち着いた様子で店舗運営に取り組んでいました。

たくさんのお客様を迎えてスタート

開店直後から、商店街の皆さまをはじめ、近隣の方々、学生の家族や友人、先輩方、海外からのお客様、本学教員など、多くの方が来店。パンケーキには「ふわふわで美味しい」「アイスとの相性がよい」「星形のバターや、クリームソーダの氷が可愛い」などの声が寄せられ、味と見た目の双方で高い評価につながりました。また、調理に関する具体的なアドバイスもいただくなど、学生にとって学びの多い時間となりました。

パンケーキチーム2
パンケーキチーム3

チームワークで支える店舗運営

5名のメンバーは、リーダーを中心に生地づくり・調理・洗い場・片付け・接客を分担し、状況に応じて柔軟に役割を入れ替えながら運営を進めました。店内には心地よい音楽を流し、訪れた方がゆったり過ごせる雰囲気づくりにも心を配っていました。
朝8時の集合から準備、チラシ配布まで、学生たちは“お店づくり”の一連の流れを自ら組み立て、短時間で適切に対応していました。混雑により提供が追いつかない場面もありましたが、商店街の方へのデリバリー対応など、状況に応じた判断を行う場面も。帰り際には「毎週出店してほしい」という声もかけられました。

販売戦略としての値下げ判断

午後には売れ行き状況を確認し、長坂先生の助言を受けながら、値下げのタイミングについて検討。14時から価格を調整し、その後も状況に応じて販売価格を見直す方針としました。価格変更に合わせて学生たちが積極的に呼び込みを行ったことで注文が増加し、最終的には生地が不足するほどの反響に。お待ちいただいた方にはドリンクを提供するなど、快適に過ごしていただけるよう工夫を重ね、全商品の完売につながりました。

パンケーキチーム3

出店後の振り返り

営業終了後には、長坂先生と『KIKKAKE PLACE』光山さんを交えた振り返りを実施。学生たちは、「焦らず取り組めた」「テイクアウトの多さは予想外だった」「仲間と協力しながら乗り切れた」「値引きの判断が難しかったが、売り切れたことが嬉しかった」と一日を振り返りました。
一方で、混雑時の会計対応や提供順の整理、看板表示、焼きの失敗、調理数の把握など改善点も共有され、次回につながる気づきが多く挙がりました。
長坂先生からは「初めての経験のなかで失敗もあったが、すべて学びにつながる。お客様と経営の両方の視点が必要」との言葉、光山さんからは「教科書にはない学びが得られたはず。今後必ず役に立つ経験になる」という励ましをいただきました。
トップバッターとして臨んだ「Cafe BW」は、成果と課題の両方を得られた貴重な一日となりました。学生たちは「次の2チームに今日の経験を伝えたい」と話し、プロジェクトは次の出店へとバトンがつながれていきます。

3月14日(土) カフェ運営②(クッキーチーム)

クッキーチーム1

寒さの残る日ながら天候に恵まれた3月14日(土)、 長坂ゼミの飲食店経営プロジェクトの2チーム目として、学生6名からなるチーム「Chunky」が、1日限定カフェを運営しました。

チーム全員が主体性を発揮

提供したのは、ゼミ生自慢の6種類のチャンククッキーとガトーショコラ。10時のオープンと同時に元気よく呼び込みを開始しました。
クッキーは1枚400〜600円と決して安価ではない商品でしたが、セット価格を導入するなど、来店者が手に取りやすい工夫を行い、出だしは順調。

販売を進めるなかで味ごとの売れ行きに偏りが生じ、「追加で焼くべきか」「まずは在庫を売り切るか」といった難しい判断が迫られる場面もありました。学生同士がその場で真剣に話し合いながら決断していくという経験は、実際の店舗運営ならではです。

また、お釣りや商品の受け渡し方法やオペレーションも状況に応じて改善を重ね、イートイン利用者にはガトーショコラを積極的に提案するなど、売上向上につながる動きも自然と生まれていました。

クッキーチーム2
クッキーチーム2

チームワークで過去最高水準の結果に

今回の運営では、利益率・時給換算ともに目標を上回る結果に。長坂先生からも「過去最高水準」との高い評価が寄せられました。

学生からは、以下のような振り返りがありました。

  • 朝の時間帯は売れにくいと予想していたが、積極的な声かけによりテイクアウトにつながった
  • 想定していたお子さま連れだけでなく、高齢者にも購入していただけた
  • 声かけを恐れず行ったことが販売につながった
  • 一方で、販売数の目標設定や在庫管理、イートイン席の案内などに改善の余地を感じた

また、振り返りには、KIKKAKE PLACEオーナーの光山さんも同席し、「学生の挑戦する姿勢に共感し、応援した来店者が多かったのでは」「飲食店経営は厳しく、短期間で閉店する例も多い中、実際に利益を出したことは大きな価値がある」との講評とともに、「この経験は、社会に出てからも必ず生きるものであり、同世代との差別化にもつながる」と、励ましのコメントをいただきました。

クッキーチーム4

次回出店のお知らせ

3月21日(土)には、同じく KIKKAKE PLACE にて、“給食チーム”が「おもいでや」を出店予定です。自慢の大きな揚げパンをはじめとした懐かしさを感じる給食メニューを提供します。ぜひ足をお運びください。

3月21日(土) カフェ運営③「おもいでや」

おもいでや1

長坂ゼミのカフェ経営プロジェクトの最後を飾ったのは、給食をテーマにした「おもいでや」。3月21日(土)、学生たちは、給食がもつなつかしさに着目し、世代を超えて楽しめるカフェづくりに取り組みました。

開店前には役割分担や動線を最終確認。給食というテーマに合わせて、学生の祖母が手作りした白いエプロンを身にまとい、準備を整えました。その後、リーダーの「頑張っていきましょう!」という掛け声で気持ちをひとつにし、チーム一丸となって営業に臨みました。前日からの商店街への挨拶や、当日のチラシ配布、SNS発信など、集客も学生主体で行いました。

現場で考え、改善する-売上とお客様を意識した運営

当日は地域の方や通りがかりの方、学生の家族・友人、先輩たちなどが来店し、店内は満席に。揚げパンやカレーセットには「懐かしい」「給食みたいで楽しい」といった声が寄せられ、特にきなこがたっぷりついた揚げパンが大好評でした。学生たちは状況を見ながら調理や提供方法を工夫し、看板表示を見直すなど、お客様目線で改善を重ねました。

また、材料の残数を踏まえた作戦会議を行い、単品販売や価格調整など柔軟な判断を実施。売り切りを目指した運営を通して、需要予測や在庫管理の難しさも実感しました。

来店者へのアンケートでは、店内の雰囲気、接客、味について「大満足・満足」が95%を超え、「また来たい」との声も多数寄せられました。

おもいでや2
おもいでや3

振り返りから得た気づきと、次につながる学び

営業終了後の振り返りでは、チームで役割を分担し連携できたことや、来店者への声掛けが集客につながった点など、実践を通して得られた成果が共有されました。一方で、広報のタイミングや売上目標の設定・達成の難しさといった課題も挙がり、改善点について活発な意見交換が行われました。
『KIKKAKE PLACE』光山さんからは「店内の雰囲気の良さはしっかりとお客様に伝わっていた。今回の経験を、今後や就職活動にも生かしてほしい」との言葉をいただき、長坂先生からは「限られたメンバーの中で、それぞれが役割を果たし、情報共有ができていたことは大きな強み」との総括が述べられました。こうした振り返りを通して得た気づきは、学生一人ひとりにとって実践的な学びとなりました。

おもいでや4

社会連携

社会連携

社会連携 新着記事

社会連携一覧を見る

資料請求

デジタルブック

ページトップ